愛情とは名ばかりだ。
友人の話を聞いて再度そう思う。
1度貰った“愛情”は、それが深ければ深いほど無くなった時の喪失感は大きい。
友愛、恋愛、家族愛。そのどれもが当てはまる。
だからこそ、名ばかりだと感じる。
みんな愛だ何だと言って「好き」だとか「大切にしている」だとか口にする。でもそんなものは、たった少しのきっかけで壊れることもある。
たいていの場合は積み重ねだ。けれど、それならば“嫌だ”と思ったことを伝えて話し合うべきなのだ。……

愛とは、何を指すものでもない。
人との繋がりの中、相互に想い合うことで生まれる「ナニカ」ではあるのだ。ただ、それは「ナニカ」なのであって、「ナニカ」を指すものでは無い。
ただそこにある感情、行動、態度。それだけ。
それを指すものになった途端、愛は定義されたものになってしまう。
愛は、定義に囚われることなく相互の“想い合い”の中で生まれるナニカであるべきだ、とそう主張したい。

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