9月17日の金曜日から26日の日曜日まで10周年記念カステラのイラストを担当させていただいたカステラ専門店「DE CARNERO CASTE」さんの東京店で展示を開催中です。まずは展示情報を。

2021/9/17(金) - 26(日)　
killdisco exhibition「gather around the table」
at DE CARNERO CASTE東京店
https://decarnerocaste.net/tokyo
松陰神社前駅から徒歩1分
11:00〜18:00 (水曜定休日)

今回の展示は10周年のカステラ缶のイラストを担当させていただいたことがきっかけなのでテーブルを囲み楽しく食事をしたり会話をしたりといったようなことをテーマにした作品が中心になっています。

というのが大まかなテーマなのですがもう少し突っ込んだところで感染者数も日に日に増えていく中でそもそも展示やイベントなどを開催する意味みたいなところもありつつ色々と考えたことや日頃から考えていたコミュニティについてであったり会話をすることの重要性みたいなことを展示全体のテーマにしています。

状況的には人が集まるようなことをやらないほうがという意見があることはとても大事だしすごく真っ当なことだと思いますがただそういった状況でも生活は続いていくわけで暮らしの中でなにかに触れたいと思った時に触れることができる場所を残しておくことの大事さであったり人と会話をしようと思った時に会話が出来るという場を作っておきたいという気持ちで展示を開催しています。ただ当然その場所を残しておく為であったりそこでなにかアクションをとった時にそれぞれのみなさんの近い未来になにか不安が残るよなことが無いように対策はしっかりしましょうねという。

今回の展示ではハンナアーレントの人間の条件の中に出てくる「公的領域」という表現を起点にして作品を制作しています。

世界の中に共生するというのは、本質的には、ちょうど、テーブルがその周りに坐っている人びとの真中に位置しているように、事物の世界がそれを共有している人びとの真中にあるということを意味する。

人が集まることや同じ食卓を囲み会話をすることですら少し後ろめたく感じてしまう今の状況の中で今までは当たり前にできていたそういったことの重要性を再認識してそれをしようと思えばすることの出来る場所を作っていくということを意識して制作しました。そういったことを起点にしていたので今回はテーブルを挟んで向かい合って座っているような構図の作品をたくさん展示しています。

会場ではお茶やカステラ、ケーキなどもいただけるので作品を見ながら少しお茶をしたり会話を楽しんだりしていただけると嬉しいですして展示を見たあとにそこで感じたことを誰かに話をしてもらえたりするととても嬉しいです。いろいろと大変な状況ですがその中で少しいい気持ちになってもらえてなにかそこから次のバトンが繋がっていくような場所になるといいなと思っていますので諸々無理はなさらずタイミングで遊びにきていただければ。

2021/9/17(金) - 26(日)　
killdisco exhibition「gather around the table」
at DE CARNERO CASTE東京店
https://decarnerocaste.net/tokyo
松陰神社前駅から徒歩1分
11:00〜18:00 (水曜定休日)