原液の音楽4選

 芸人さんがスマホ会社のキャンペーンの一環?で好きな曲を5つ紹介していたので、僕もしようと思う(最後の1曲が決まらなかったので4曲に変更)。
 音楽に詳しいわけではないので多少の誤りは許してくれると助かります。


 1.デイ・ドリーム・ビリーバー(THE TIMERS)


 ザ・モンキーズというアメリカのバンドの曲、Daydream Believerのカバー曲。数年前までセブンイレブンのCMに使われていた。
 メロディはシンプルだけど完成度が高くて何回も聴けるし、歌詞はストーリー性と最後の捻りが素晴らしい。
 ボーカルの忌野清志郎さんの歌はかっこいいわけでもオシャレなわけでもないんだけど、柔らかさと優しさがあって不思議と馴染んでくる。
 もともと母親が好きで、車の中でよく流していたから僕も好きになった。ドラムで演奏したこともある。
 大好きな彼女が死んじゃった話なんだけど、マザコンの僕は母親が死んだ後の自分を重ねながら聴いて泣いてた。いまはある意味でもう死んじゃったから弔うような気持ちで聴いてるかも。




 2.躁鬱電池メンタル(神聖かまってちゃん)

 
 進撃の巨人のOP・EDで有名(?)な神聖かまってちゃんの曲。
 荒いギターとドラムが、これだけならありふれた激しいだけのメロディになるんだろうけど、バイオリンの規則正しいリズムと合わさって、オシャレさを感じさせつつ奇妙なまとまりを生み出す。歌詞は示唆に富みつつも「コンタクト」「団地」のような生々しいワードセンスで人を惹きつける。
 ボーカルの「の子」さんの、上手いとか下手とかとは違う次元にある、叫びのような歌い方は賛否両論あるかもしれない。けど、この曲にとっては、はっきり言って完璧。
 Twitterの相互フォロワーに教えてもらった曲。
 あんまりにもパワーのある曲だからつらいときに聴くとやけくそ感みたいなのを出させてくれる。

 



 3.Smells Like Teen Spirits(Nirvana)


 90年代アメリカを席巻したグランジの代表者、Nirvanaの最も有名な曲。
 スリーピースながらも重厚で、シンプルなのに気持ち良すぎるメロディは一度聴いたら忘れられない。歌詞は適当に決められたらしいけど僕的にはすごい共感できた。「It’s fun to lose and to pretend(負けるのも嘘をつくのもいいよ)」←たくさん負けてきたし平気なフリしていろいろ得をした。「A mulatto an albino(混血児、先天的異常体質)」←唯一の友人(元)がミックスだったし、僕は発達障害者。「I’m worse at what I do best And for this gift I feel blessed(どうやってもダメだ、このギフトに祝福されちまったんだ) 」←これは発達障害の良いところと悪いところをオシャレに示唆している。
 また、ダウナーに始まって怒っているようなサビを迎える構成が躁鬱のようで特徴的。
 ボーカルのカート・コバーンのザラザラするような歌声と投げやりな歌い方は病める人々の誘蛾灯。
 ↑と同じ相互フォロワーに教えてもらった曲。
 もう1年半くらい聴いてるけど飽きない。元気を出すときはWANIMAでも猫の動画でもなくこれ。

 



 

 4.キルミーエンジェル(東京恋慕)


 YouTube登録者数、約2300人のインディーズバンド、東京恋慕の曲。
 がっつりロックで疾走感のあるメロディに、これまた疾走感のある歌詞が乗る。歌詞に疾走感?と思うかもしれないけど、ストーリー性があって、そのストーリーの展開が急だと疾走感が出てくる。意味がないことに意味がある、つまり一見すると意味がないワードが多いのと、繰り返すワードが多いのも疾走感の理由だろうか。
 「セックスフレンド」のような下品なワードがロックに乗って連続した後に「君の寂しさの穴を埋めてくれる人はいるのかな」と、しんみりするメロディ・歌詞のサビを迎えると、その緩急・下品さと詩的さにお互いのよさが際立って奇妙にまとまる。おしるこに塩を入れる感じで。
 ボーカルのドクガエルさんの、ピンク色のエナジードリンクみたいな人工甘味料的な甘い歌声と退廃的な歌い方とが合わさって、聴いたことのないロックを作っている。
 別の曲をサブスクのおすすめで知ってから知った。
 これのよさはもう聴かないとわからない。これのジャケット?のTシャツ買った。もう売ってないよ残念だね。

この記事が参加している募集

自己紹介

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?