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sense of lifeインタビュー

一月上旬~二月中旬、メールでのやり取りにて

- まず各メンバーの自己紹介を、よければこれまでの経歴も踏まえてお願いします。  

(森本)sense of life のギタリストの森本です。1人だけ奈良在住です。

(田中)キーボードの田中です。sense of lifeとshule And christmasっていうインストバンドで鍵盤弾かせてもらってます!クラシック畑で生まれ(2歳~)ジャズフュージョンファンク界で育ち(18歳~)今に至ります。

(だいき)ドラムのだいきです。経歴とかは特に書くことないですが sense of lifeは立ち上げメンバーで、もうひとつSLUGっていうめっちゃ音でかいバンドの特殊構成員してます。

(シンジ)sense of lifeのベーシストとなりましたシンジです。ホロというバンドでもベースを弾いています。

- 今年で結成9年目ということですが、改めてsense of life結成から現在に至るまでの流れを大まかで結構ですので教えてください。  

(森本)2015年に僕がメンバー募集サイトでメンバー募集をして、sense of lifeを結成したのがきっかけです。メンバー脱退もありましたが、今こうして正規メンバーに恵まれて感謝しています。

(田中)私がsense of lifeに加入したのは2017年なので今年で7年目になりますね。 3代目キーボディストです。大学卒業して、インストバンドがやりたいなぁと漠然と思っていたのですが、ツテも何もなかったのでメンバー募集サイトに登録して声掛けてもらいました。

(だいき) ギター森本氏がメンバー募集サイトにデモ音源あげてて、それを聴いて集まったのが2015年。そこから数回メンバーチェンジして昨年11月にシンジくんが加入して現在シーズン5です。

(シンジ)僕とsense of lifeの出会いは寺田町fireloopという大阪のライブハウスです。僕はとても人見知りなのですが、頑張って話しかけました。

- ベースのシンジさんは約一年間のサポート期間を経て昨年暮れにメンバーとして正式加入されましたが、加入する決め手は何でしたか?

(シンジ)「みんなの人柄が好きだから」これに尽きます。街の居酒屋で正式加入のお誘いを受けて、断る理由がなかったのであまり深く考えずに「よろしくお願いします」と返事をしました。

- よければ各々のメンバーの音楽遍歴、影響を受けたアーティストを教えてください。  

(森本)高校生でギターに出会い、メロコア・エモが好きで特にHOLSTEINにすごく影響を受けました。大学では、どんどんルーツを遡ってハードロックやファンク、特にブルースに影響を受けて、大学のサークルメンバーとよくセッションでソロ回しばかりしていました。ポストロックではtoeの影響がすごく大きかったですね。

(田中)中高生の頃は普通に邦ロックばかり聞いてました!特に女性ボーカルのバンドが好きでした。大学で入った軽音楽部(ジャズ研)でインストというジャンルを知り、自分の中で音楽の幅が広がったなと感じます。大学時代は上原ひろみさんやコンテンポラリージャズに傾倒していて、専攻のクラシックピアノを学ぶ傍ら、ジャズやフュージョンの魅力にどっぷりハマりましたね(笑)色んなアーティストの曲をコピーする中で、少しずつ自分が今まで好きになった音楽たちを自分なりに消化して自分にしか作れない音楽を作っていきたい!という気持ちになっていきました。sense of lifeに出会ってからは、またそれまでとは違った世界をメンバーから沢山教えてもらって、私の血となり肉となってます。

(だいき)インストという括りで言えば中学生の頃に聴いたACIDMANでインストってかっこいいなってなりました。その後、インストバンドという認識で音楽にハマったのは高校の頃に聴いたLITEからですね。影響受けたアーティストは挙げだすとキリないけどインストじゃないけどドラムの引き出し的にはLOSTAGEやsoraには結構影響受けてると思います。

(シンジ)幼少期はピアノを習わせてもらっていたにもかかわらず、ほとんど練習せずにゲームやアニメに没頭する子供でした。 15歳で初めてギターを触り、17歳頃から地元の練習スタジオに通い始めます。そこのスタッフにいた素敵なベーシストの兄ちゃんを見て「やっぱ僕もベースにしよう」とあっさり転向したのがきっかけです。バンドにのめり込むまではアニメ主題歌と同年代での流行りの歌くらいしか聴いてませんでした。新世紀エヴァンゲリオンを繰り返し観てたのは我が名の宿命です。

- なるほど。前ベーシストがハードコア畑出身だったということで以前の楽曲は激しさや直情的なアプローチが顕著に出ていた感がありましたが、現在は流麗さはそのままに以前よりもジャズやフュージョン、ポップスなどの洗練された要素が増し展開の起伏や良い意味での余白が楽曲の幅を更に押し広げていると感じます。森本君とだいき君のエモ/オルタナロックからの影響を基本のベースにしながらも、やはり結果としてKeyのしほちゃんの加入が大きかったですか?

(だいき)それはその通りでしほちゃんの加入はすごく大きかったです。森本さんも僕も昔はほんとに勢いだけでやってましたからね。しほちゃんが加入して積極的に曲作りするようになってから、かなりお互いの好きなものについてやフレーズや音について考えるようになったし、お互いの楽器のことも少しずつわかってきたかな?みんな割と雑食なのでメンバーから出てきたものは面白がってなんでもやってみるみたいな感じだったのでその結果でもありますね。

- 普段曲作りはどのようにされていますか?  

(森本)keyのしほちゃんがデモ曲を作ってきて、それに各々が肉付けしていくという形がメインです。最近は制作期間も空いており、しんじくんも加入して今後どうなっていくのか楽しみです。

(田中)普段から思いついたピアノフレーズをこまめに録音しておいて、よし曲作るぞ!となってからそれらを引っ張り出してきてあれやこれやと組み合わせ、一旦ピアノだけで大枠を固めてから最終的にはGarageBandでドラム、ベース、ギターの順番で打ち込みしていってdemo音源を完成させます。それをメンバーに投げて、あとは煮るなり焼くなりお好きにお願いします!といった感じです。

(だいき) だいたいは誰かがデモ持ってきてそれをリスペクトしつつ肉付けしていくって感じですかね。シンジくんが加入記念に1曲作ってくれたやつがめちゃくちゃわかりみ深くてイケてるので早く披露したいし、これからこの4人になってどんな音楽が生み出せるのか楽しみ。

(シンジ) ベースのフレーズに関してはパソコンの音楽編集ソフトで完結させる派なので、音楽に限ってはメンバー内で1番デジタル人間だと自負しています。僕は曲を作るのも好きなので、今後はsense of lifeの曲も書いていくつもりです。

- 全員が作曲が出来ることで音楽性の幅が更に広がっていくことに今後の期待が持てますね。ちなみに作曲した人がその楽曲のアプローチの仕方や方向性を決めてるのですか?もしくはスタジオで全員で制作しながら決めているのでしょうか?

(だいき) 基本ある程度は作曲者の意向やイメージありきで進めますが、曲に対してのそれぞれ考えてきたアプローチが採用されることも多いですね。曲によってどっちもという具合で。

(しんじ)僕は自身の拘りも伝えますが、まずはデモ音源を聴いてもらって「これを超えるかっこいいもの作ってきて!」って依頼するスタンスが1番好きです。自分では思いつかないものが飛んでくるのがわくわくします。ただ、各メンバー得意不得意はあると思うので今後やり方を変えていく可能性はあります。

- 分かりました。では活動していくにあたってバンドの運営方針や活動内容など、気を付けている点やメンバー間で意識していることはありますか?

(森本)バンド結成してから、早いものでもうすぐ10年という月日が流れており、家庭と子供を持つようになり、また会社のポジションも変わってくるなかで、個人的にはそれらのバランスを維持する事に気を遣います。バンドの動きは止めたくないので、そのバランスを維持しながら、今後も続けていく事を大事にしていきたいです。

(田中)自分の生活とのバランスを大切にすることと、メンバーの感性を否定せず、できる限り尊重し各々がチャレンジし続けることですかね。

(だいき)昔からひとつ変わらないのは私生活が第一ってところかな。森本さんは結婚して子供もいるし、みんなバンド以外にももちろん仕事あったり他の活動あったりなんで、バランスをうまくとれるように意識してます。ただバンドで目標とかやりたいこと実現するために1点だけ、「少しだけ無理して頑張る」は自分の中でテーマですね。他にできることはないか、取りこぼしてないかみたいなのは常に意識してます。意識しないと出来ないタイプなので。

(シンジ)周りの音楽シーンを意識することは大切ですが、まずは自分達の制作・発表のサイクルを整えることに努めたいです。あとこれは自分ルールですが、ライフワークとしてのバンド活動は自分で決めた締切厳守で物事を進めないと何も達成出来ず何者にも成れないまま終わってしまうので、そこら辺は自らを律するように心掛けています。結局のところ、音楽以前の基本的な姿勢が大事です。

- なるほど。全員がフルタイムで働いているので仕事とバンド活動のバランスを取るのはなかなか難しいと思われますが、同様の社会人バンドが周りにも沢山いる中で音源制作とライブ活動の比重はどちらに重きを置いていますか?その時の気分と状況に応じて?

(だいき)タイミングだと思いますけど2023年はライブ現場経験を積むことに重きを置いてましたね。それをふまえて今後製作もしっかりやりたい。僕は運営関係のものづくりは好きなんで思いついたら勝手にやっちゃうんですけど曲づくりは苦手なんですよね。とはいえバンドマンなんでそこはちゃんと熱入れてこれから頑張りたい。

(しんじ)僕は制作が好きです。隙間時間に一人でできるしレコーディングはやればやるだけ演奏が上手くなるので。今もsense of life以外に2つのプロジェクトで曲作りしてる真っ只中です。ただ、現場でしか得られない養分はありますしsense of life内での切り込み隊長役は買って出て張り切ってます。

- ありがとうございます。では次に昨年リリースされたバンドとしての初のフルアルバムについて、制作で苦労した点や印象的なエピソードはありますか?あれば教えてください。  

(森本)コロナ禍とベース脱退です。 コロナ禍に入る前、バンドとしてはライブをもっとしていきたいという流れにあった中で、その活動が制限されるコロナの波にぶちあたって、行き場のない思いを抱きました。その中でこの時間を制作期間にあて、いざフルアルバムをレコーディングしようとした矢先にベースが脱退する事となりました。けれど、サポートベーシストに恵まれ、前に進めることができて感謝です。楽曲的としては、以前よりも楽曲色がバラエティに富んでおり、なかなか形にならず、苦労したのを覚えています。

(田中) コロナ禍で何か出来ることは無いかと模索して、自分で打ち込みdemo音源を作れるようになってから初の音源化だったので、個人的に思い入れが深いです。アルバムの8曲中半分は主に私が全体の作曲を担当したので、自分の頭の中で鳴っていた音楽がメンバーを通して形になっていくのがとてつもなく嬉しかったです。敬愛するサポートベーシストたちを初め、sense of lifeのメンバーには感謝しかありません。

(だいき) なによりもベーシスト不在問題ですね。レコーディング直前に前ベースが脱退してしまったのでここは本当に参加してくれたミュージシャンにおんぶにだっこでした!まじでありがとう!あとは、コロナ禍になって1人1曲持ってくる!ていうテーマがあったのでそれぞれがデモ作った曲が入ってます。リフとか一部分の構成、キメとか作るのは今までもやってたけどしっかり1曲全編考えるってのはやってなかったので個人的に苦労しました。ここも肉付けをメンバーにめっちゃ頑張ってもらってほんとおんぶにだっこ!ありがたい。色んな曲ある割にまとまりみたいなのはあって、結局このメンバーでやればsense of lifeの音楽になるんやなって思いました。

(シンジ)他の3人については、ベーシストを探すこと以上の苦労はないんじゃないかなと思います(笑) 今作は僕を含めて4人のベーシストが参加しています。それぞれサポートプレイヤーとして正式メンバーを立てる演奏が印象的だったので、僕は「サポートプレイヤーではなく正式ベーシストが考えそうなアプローチ」というコンセプトを掲げてレコーディングに臨みました。結果、正式ベーシストになりました。

- コロナ禍で逆に個々人、そしてバンドで楽曲制作に集中できたのがメリットだったようにお見受けしますが、コロナ禍で活動休止したり解散したバンドが多くあった中でバンドとしてのモチベーションはどのように保っていましたか?それこそベーシストの脱退という一大事があった中で。

(だいき) 3人になった当初は逆に燃えてましたね(笑)絶対いい曲にしてやるとか絶対うまくなってやるとか。その後活動していくとありがたいことに良いサポートベーシストのみんなに恵まれました!そこからいいバンドにもたくさん出会ったし、ベーシストとしてしんじくんが正式加入もしてくれて、モチベーションは確かに難しい部分もあったけどこれに関しては「いい出会いが多かったこと」につきます。

- アルバムリリース、レコ発自主企画を経てバンドとして意識面や演奏面などで何か変わった部分、成長した部分はありますか?  

(森本)音楽を演奏する楽しさを自己完結だけではなく、メンバーやお客さんと共有できたら良いなと思うようになりました。

(田中)「お客さんと共にライブを作っていきたい」「自分たちの音楽が聴いてくれる人の生活に寄り添うものであって欲しい」という気持ちがより一層強く芽生えましたね。

(だいき)レコ発に向けてライブ本数増やしてかなり現場経験を積むってことに意識向けてました。演奏に向かう考え方とかはかなり話し合ったしこれからももっと詰めていかないとなと思ってます。明らかに変わったと思うのはメンバー間の音の出入りや棲み分け、音作りですね。今まではバンド知識も経験もなく各々がやりたいことを勢いでやってたので、ようやくそういうことを考えられるフェーズになったなと。

(シンジ)レコ発自主企画のライブはホールの熱量とお客さんのレスポンスが良い感じで、sense of lifeとしては新鮮な経験が出来たのではと思います。やはりライブは見てくれている人がいてこそなので、自分がメンバー全員を引っ張ってステージとホールを繋いでいこうという気持ちは日々強くなってます。少し話は逸れますが、レコ発企画に出演してくれたTesta、Rhim.、QOOPIEはみんなとても格好良いインストバンドなので、知らない人達は是非一度聴いてみてほしいです。

- 個人的に昨年10月のレコ発企画での演奏を見させてもらいましたが、バンドの熱量とそれに呼応する沢山のお客さんとの一体感が感じられる素晴らしいものでした。そういったライブを作り上げることが出来たのは自分たちの演奏や姿勢を冷静に客観視できるようになってきたという自負心があったからでしょうか?

(だいき)10月のレコ発はほんとに楽しかった!あれは出てくれたTesta、Rhim.、QOOPIEがめちゃくちゃ良いライブして空気作ってくれたってのもでかいですね。あとそこに至るまでに出会った人と、出会って刺激受けたバンドがたくさんいたことも。そんであの日はなにより現場に足を運んでくれたお客さんが全力でその日を楽しむスキルがあったことじゃないですかね。僕らはほんとにみんなに助けられてやってます。そういう出会いがあったからこそこれからもっと楽しくするために自分たちのことを客観的に省みるみたいなのは最近より強く意識しているなと思います。

(しんじ)僕はライブで楽しくなっちゃうと全然冷静になれないです。

- ありがとうございます。ところで関西で活動するインストバンドとして、現在の関西ポストロックシーンについてシーンの動向や変化をどう見ているか、個人的な見方で結構ですので教えてください。  

(森本)インストといっても多種多様で、結構交れていないバンドがまだまだいると思うので交わっていけたらと思います。

(田中)そろそろ歌のない音楽が流行ってもいい頃だと思う。

(だいき)ポストロックという区切りにするとうちもポストロック??て感じなんであれですけど。特に大阪のインストシーンに関していえば、実はバンド数は結構いるんですけど各々ばらばらにイベント出てるのでシーンとして確立されてないなという印象。ブッキング側もイベントのフックとしてインスト1バンド入れるとかである意味使いやすいみたいな場合もあるんかなと。でもあんまりどっちにも意味はないというか(否定はしていませんすみません)バンドやってると"わかる人にわかればいい"みたいな気持ちってみんなどこかしら持ってるんちゃうかなって思うけど、特にインディーインストシーンはその結果ある種の諦めと共に発信や主張が弱くて、結果としてその"わかる人"にすら全然届いてないんじゃないかなっていう印象はあります。インストっていってもその中にもジャンルあるし一緒にやっていくバンドって難しいんですけど、2023年走り回ったおかげでかなり横のつながりみたいなのは強化されたと思っていて、今年そこからどうムーブメントにしていくかってのが課題ですね。

(シンジ)僕らの年代ですら何故かギリ若手に分類されそうな時があるので、10代後半〜20代前半の若手がもっと増えたら楽しいだろうなと思ってます。今の若い楽器プレイヤーは本当に演奏が上手なので、こっちのシーンで一発かませばすぐに名前上がりそうですよね。

- ポストロックというと大阪では僕らより上の世代のfolioやmiddle9、京都ではjizueやpasteur等、それこそ中にはメジャーフィールドで活躍しているバンドもいますが、今現在関西でポストロックという分野に絞って言えば新世代の名前をなかなか聞かないのが正直なところ。実際は新たに活動しているバンドもいるだろうし需要はあるはずなのに、だいき君も言うようにシーンがはっきりと確立されていないが故になかなかジャンルで一堂に会する機会がなく、存在が見つけられていないのではとすら思います。しかしながらsolの精力的な活動のおかげでシーン復活の機運は少しずつ高まっているのでと思うのですがいかがでしょうか?その感覚はありますか?

(だいき)それに関してはまだまだですね。まだなにもしてないですからね。でもたくさんライブしてきて、そこが盛り上がる可能性あるくらいにめちゃくちゃ音楽好きな人がいっぱおるってことはわかりました。僕らがこれから何をやっていけるか、どう面白くしていけるかはこれからの動向をチェックしてもらえると嬉しいです!そんで実際に現場でお会いできると尚のこと嬉しいです!

(しんじ)僕はシーンについてはよくわかってないし感覚もないんですが、自分達を応援してくれる人が増えればその周りは自然と活性化するので、己を高めていくしかないと思います。みんなで幸せになれたらいいです。

- 国内国外問わず、最近注目しているアーティストやバンドはいますか?  

(森本)最近注目しているのはBUXUSです。単純にギタースタイルが好きなのと、ソエジマトシキさんと楽曲制作しており、この人と交わるんやという面白さも好きです。

(田中)自分が音楽活動をする中で出会ってきた全てのバンド、ミュージシャンたちを注目してます。

(だいき) 2023年体感した関西バンドでいうならFNCTR(京都)はまじではんぱじゃないですね。あの事件みたいなライブで着実にお客さんにくらわせてると思うし、これからどうなっていくのか単純に気になる。あとは昨年レコ発に出てくれたバンドはみんな追いかけてほしいと思う。Rhim.やQOOPIEや他にもOavetteとか名古屋インストシーンは今かなり熱いなと。Testaは大阪の変態兄貴でこれからも仲良くひりひりした関係でいたいですね(笑)

(シンジ)最近ではないですが、Tomy Wealthというソロ音楽家(ドラマー、トラックメイカー、作曲家)の方にはここ数年で1番の衝撃を受けました。あんなに熱く美しく泥臭く音がとってもでっかいドラマーは見たことないです。音楽家として大先輩なので、いつか対バン出来るように僕も頑張っていきたいです。知らない人は一度ライブを観に行ってみてください。

- 今後の展望、予定を教えてください。

(森本)楽曲色のバラエティを増やして、色んなジャンル・場所でも聴いて貰える音楽にしていきたいです。

(田中)でかいフェスと学祭に出たい!

(だいき)バンドとしてはまず4人のスタイルをしっかり築いていい音楽作る!そんで大阪でシーンを作るってことはかなり熱入れてやりたい。たまにあるインストイベントも今はまだインストバンドならオッケーでジャンル問わず全部呼ばれるって感じですけど、それも今後しっかりジャンルとか色とかが見えるイベントができるくらいバンド数も増えてほしいし、特に学生とか若手にインストかっこいいと思わせて数年先の盛り上がり作りたいですね。と、ごちゃごちゃゆーてるけどとにかく楽しいことがしたい!それに尽きる。そんで来年10周年なんでイベントやりたいな。

(シンジ)個人的には、バンドの作品をどんどん作ってみんなにお届けしたいです。

- 最後にメッセージ等あればお願いします。

(森本)今後ともsense of lifeを宜しくお願いします!!

(田中) sense of lifeを貴方の推しにしてください!!よろしくお願いします!!!

(だいき)聴いてくれる人、ライブ来てくれる人あってのバンドなんで是非現場来てください!そんで良いと思ったら自信持って良いと周りに吹聴してください!みんなでシーン盛り上げましょう!

(シンジ) 文章を書くのは好きですが人と対面で話すのは少し苦手なので、ライブハウスで会った時に話し下手だったら暖かく見守ってやってください。今後ともsense of lifeをよろしくお願いします。

- ありがとうございました。

インタビューを終えて:今年一発目のインタビュー企画は大阪で活動するポストロックバンド、sense of lifeにさせていただきました。今回は大半の質問に対しメンバー全員が答えてくださり、各々の思いや考え、自身のバンドに対する熱量の高さを伺い知ることができました。個人的には活動初期からライブを見ていたバンドの一つでもあり、活動の過程や今日に至るまでの紆余曲折を間近で見聞きしていた身としては、昨年リリースされたアルバムはそれまでの10年近くの歴史の集大成として万感の思いで受け止め、非常に感慨深いものを感じました。それぞれの生活を維持しつつバンドを継続させるというそう容易くないことをベースに、コロナ禍とメンバーの脱退というピンチを逆にチャンスに変え、そしてそれらを経て更に強まった各々の熱意とバンドとしての結束感、新たなメンバーの加入という全てのピースが今揃ったことで、sense of lifeというバンドが今非常にバンドとして前向きで良好な熱量の高い状態にあるということが今回のインタビューを読んでいただけるとよく分かると思います。まだまだ未成熟であるからこそ発展と未知の可能性を秘めた大阪のポストロックシーンを牽引し、そしてそこに留まらず関西、いや全国のシーンに今後一石を投じてくれるであろうsense of life、この機会にぜひ注目していただきライブハウスで実際にその演奏を目撃し、彼らが作り出す一体感と高揚感、カタルシスをぜひ体感していただければ幸いです。

※次回ライブはこちら。

2024/5/12(日)
NTGSS × sense of life
「cycle views」
Start/11:45
@心斎橋CLAPPER

【チケット無料】※要2ドリンク ¥1,200
【日曜日の昼イベント】
【インストバンドツーマン】
【360°フロアライブ】

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