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意外と多い頭頚部がん

他のがんは、比較的減少傾向にある割に頭頚部がんは増えている?

日本頭頚部癌学会のページを見てみると
一方で、先進国(アメリカ、イギリス、イタリア、フランス)では年々減少日本は、罹患率、死亡率ともに増加、年約21,000人が罹患、7,000人が死亡

*口腔咽頭がん 8.6人/10万人 

*中咽頭がん  頭頸部がんの10% 好発年齢 50〜60歳代の男性

*喉頭がん   2.8人/10万人 喫煙習慣が男性に多い

*舌がん    口腔内に発生する癌の約90% 若い人や女性にも発症

 どの癌であっても、構音や嚥下に問題は生じる可能性は高い。


これらの手術は大学やがんセンター、総合病院などで行われている

しかし、近年は急性期病院という場所は治療が終われば退院となることがほとんど。

脳血管疾患や整形術後などであれば、回復期病院に転院することもあると思われる。

しかし!!

頭頚部がんの方は、ほとんどの方が、いやほぼほぼ、みなさん歩けるのです。                        

てことはそのまま自宅退院も多い。

では、構音障害や嚥下障害はどうするの?

大学や総合病院でSTの外来受けられる?

多分ですが、入院で手一杯のところも多いかと思います。

実際、わたし自身も急性期で勤務中に外来が午前に入っていた日は、入院の方を回り切れなかったり、2単位したいところが1単位とかありました。

でも、入院の人は今が大事なので、外来を受けないこと、受けられないことは仕方ないような気もします。

なので、地域の歯科で頭頚部がんのリハができたら良いのではと思うのです。

大学病院の口腔外科の先生に聞くと、大学の外来フォローはするけれど、リハの外来オーダーをすることは多くはなさそう。

患者さんも、大学に毎回いくよりも、近くの歯医者で(近くなくても、待ち時間が少しは短いであろう)町の歯医者さんでリハができた方が通院もしやすいだろうと思う。

ここにも、歯科でSTが働く意味がありました。

STじゃなくてもいいです。

まずは頭頚部がん術後の方の構音障害や嚥下障害のフォローができる場所が増えると良いと思います。



☆学生しながら、歯科で働くSTについて研究中なので、全文読める投げ銭を設定してます☆

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