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できるのにやらない子のために

子育てをしていると、もうできる力を身に着けたのにやりたがらない子どもに、いら立ち「やりなさい」と怒れてくることがあります。そして、怒ったことに後悔をします。そんなときは、考え方を変えてみてほしいと思います。

キーワードは三寒四温

冬から春になるとき、気温は右肩上がりにまっすぐ上がっていくものではありません。急に暑くなり数日後にはまた寒くなるを繰り返しながら季節は進んでいきます。3日くらい寒い日が続き、4日くらい暖かい日が続く、三寒四温を繰り返し春になっていきます。シーズン初の20℃に暑く感じたものの、2度目、3度目になると、もうそれほど暑く感じなくなります。人は三寒四温を繰り返す中で順応していきます。

子どもの成長は三寒四温

子どもが・・・
自分で歯磨きができるようになったのにしない。
自分でトイレに行けるようになったのに行かない。
自分でご飯を食べられるようになったのに一人では食べない。
園や学校に行けたはずなのに行けなくなった。

歯磨きやトイレなど、一度できると、親はできるもんだと期待が膨らみます。次もできるはず、もっとできるはずと、三寒四温で暑さに体が順応するように「できてあたりまえ」になっていきます。しかし、子どもは、できるようになったから、次からは全てしたいとは思いません。がんばってできただけで、簡単にはまだできないのです。親にやってもらいたいときもあるのです。3回休んで、4回がんばるくらいの感じです。子どもによっては6回休んで、1回やることもあるかもしれません。子どもの成長は三寒四温と思い、見守る余裕が必要です。もし、子どもに怒りをぶつければ、子どもは不安になり、甘えたくなります。そうなれば親にやってもらいたいという思いが強まり悪循環です。できないときに怒るのではなく、だまってやってあげればいいのです。そして「今度、自分でやれるといいね」と伝えればいいのです。そして、できたときに認め、褒めれば、うれしくなった子どもは、自分でやる回数を増やしていきます。

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