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成長が早い役者と遅い役者の違い 〜〇〇を心掛けることで演技の上達は格段に変わります〜

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どうも、木全俊太です。

いつも記事を読んで下さってありがとうございます。

今回は

『成長が早い役者と遅い役者の違い』

というテーマでお送りしたいと思います。

僕は以前芸能事務所で

マネージャーをしていたことがあって

今回の記事でも、その頃の経験から

皆さんにお伝えしたいことを

シェアさせて頂けたらと思います。

はい、というわけで今回は

『成長が早い役者と遅い役者の違い』

というテーマでお話しさせて頂けたらと思うのですが

早速、結論から言えたらと思うんですけど

それは

頑張らざるを得ない状況に自分から飛び込めるかどうかです。

人間って本当に環境や状況の奴隷なんです。

どんなにやる気がある人でもですね

自分が置かれてる環境や状況がよろしくないと

モチベーションって保てないものなんですよね。

例えば

ある芸能事務所に入っている人がいたとして

その人にどんなにやる気があっても

案件が全然来ない事務所だったりとかすると

そのやる気を向けられる対象が乏しくて

まぁこんなもんか…と

モチベーションも下がっていってしまいかねません。

他にも例えば

演技力が大事とは分かってはいるけど

演技ワークショップや演技レッスンを定期的に

受けていないというのも

あんまりよろしくないですよね。

例えば、ワークショップにしたって

役者として別に受けなくていいものなら

受けたくないと思うんですよ、正直。

なんだかんだプレッシャーもかかるものだし

お金もかかることだし

いくら役者やってるとはいえ

課題ですごいセリフ長い課題が出たら

誰しも「うっ…」ってなるじゃないですか?

その点、ワークショップ受けなければ

別にすぐに覚えなきゃいけないセリフもないわけなので

気持ちとしてはずっと楽ですよね。

でもなんだかんだ成長するのは

自分からそうやって

負荷のかかるのを承知で

ワークショップやレッスン

定期的に受けてる方だったりするんですよね。

人ってそもそも

そんなに意志が強くなくて

楽な方に流れてしまうものです。

これは仕方ないですよね。

だからこそ敢えて

やらなければならない状況に身を置くことが

自分を急成長させる一番の特効薬になるんです。

ロールプレイングゲームとかでも

いろいろそのキャラに経験させることで

レベルが上がっていくのと同じで

演技力にしたって

何か具体的にアクションに移さないと

上がっていかないものです。

でも人によっては

どんな小さなものでも

とにかく現場にたくさん参加すれば

レッスンやワークショップ、参加する必要ないでしょ?

と思う方もいるかもしれませんが

現場っていうのは

学びを得に行く場ではなく

あくまで普段の成果を

結果で出しに行く場です。

お金を払ってそれをしに行くのではなくて

お金をもらって

その現場で役者としての仕事をするわけなので

現場で自分を成長させようという考え方は

ちょっと間違ってると思います。

余談ですが

僕、学生の頃レストランのキッチンの

アルバイトをしたことあるんですけど

そこの料理長みたいな人がですね

マジで怖い人でですね

僕らアルバイトがもたもたした手際で調理してると

「ここは料理教室じゃねえんだぞ!!」と

ブチギレられたことありますね(笑)

でもまぁお金をもらう以上

ベテランか新人かなんて関係ないので

これは芸能界に限った話ではありません。

なのでその道でプロになろうと思ったら

本番以外の時間の過ごし方が大事です。

というかそこでこそ差が付きます。

プレッシャーや負荷がかかるようなことは

誰だって避けたいですけど

そういう普段から逃げ癖が付いていると

いつまでたっても成長できないですし

仮に幸運にも

現場行けるようになったとしてもですね

現場ではレッスンだったり、ワークショップみたいに

失敗してもOK、自由に挑戦してOK

みたいな環境じゃないので

想像以上の緊張とプレッシャーで

押しつぶされてしまいかねません。

だからこそ

普段から人前で演じる機会を設けて

本番でも緊張せずに演じられるようにするんです。

あと人によっては

でもワークショップも本番とも言えるから

まだ演技力に自信がないうちは参加するべきじゃないじゃ…?

っていう方もいるかもしれませんけど

もちろん気持ちとしては

本番のつもりで臨むべきですけど

とはいえ、現場ではないので

失敗は許されないみたいに

過度に心配する必要はありません。

講師の監督からしても

ワークショップは自由に挑戦していい場だと

心得て下さっているものなので

何も本番さながらのものを

求めているわけではありません。

オーディションや現場と違って

同じシーン演じられる回数も多いですしね。

良い芝居披露できる自信が持てなくて

参加躊躇してしまう気持ちもすっごく分かるんですけど

でも参加しない限りは

その講師の監督に

自分という役者の存在を知ってもらう機会も

得れないわけなので

そこはぜひ自分を奮い立たせて

参加してみることを選んだ方が

自分にとって前進になると思います。

それじゃあここからは芝居についての話にも

少し踏み込んでお話できたらと思うんですが

まず大前提お伝えしたいことは

芝居に対する捉え方が変われば芝居は劇的に変わる

ということについてです。

これは以前ある監督さんから教わったことなんですが

演技ってもちろんスポーツと一緒で

ある程度経験を積んでいかないと

見えてこない境地ってあると思います。

でも、とにかく経験を積んでいけば

必ず右肩上がりに上達していくかっていうと

そうじゃないんですよね。

一回一回のレッスンやワークショップで

今日はこういうことを意識してやってみようとか

今日はこういう捉え方で芝居試してみようとか

そうやって毎回毎回目標というか

自分の中でテーマを設けて芝居に取り組むことで

上達度って全然変わってくるんです。

中には

相手役もいるレッスンやワークショップで

そんないろいろ試していいものなの?って

思う方もいらっしゃると思います。

ですが、レッスンやワークショップでこそ

いろいろ試していった方がいいと思います。

なぜなら本番やオーディションは

芝居できる回数だったり

いろいろ制約がありますから

なかなか試したいことを

自由に試せるわけではありません。

だからこそレッスンやワークショップで

いろいろ試した方がいいと思います。

話を戻して

芝居の捉え方が変われば芝居は劇的に変わる

ということについてなんですが

そうやって都度都度意識的に

レッスンやワークショップで演技してると

自分の中で

「あ、こういう風に演じればいいのか!」って

理屈だけじゃなくて、自分の感覚としても

実感できる、発見できる瞬間が訪れるものです。

それはとにかく量をこなせば

得られる感覚っていうよりは

都度都度工夫して、試行錯誤して、取り組むからこそ

非常に早く達することができる境地だと思います。

そういう自分なりの

確かな感覚のようなものが確立できると

その後の芝居が一気にやりやすくなるという感覚

それなりに経験積んでいる役者さんなら

味わったことあるんじゃないかなと思います。

ただ難しいのが

同じ感覚がどんな場面でも通用するかというと

そういうわけじゃなくて

作品のジャンルによってもちょっと違ってくるし

映像か舞台かによっても

細かいところは変わってきます。

だから役者としての仕事の幅を

広げていきたいと思ったら

映像や舞台どちらかに絞らずに

ジャンルにしても

いろんなジャンルの作品に挑戦して

役者としての対応力を高めていくのが

いいと思います。

それともう一つ

役者としての対応力を高めるために

普段のレッスンやワークショップで意識すべきこととしては

敢えてやりにくい芝居をやってみるということです。

やっぱり演じる時ってどうしても

普段の自分のキャラと近いキャラクターで

演じてしまいがちだと思います。

だからこそレッスンやワークショップみたいに

何かしら試せる機会で

普段の自分とはかけ離れたキャラクターを

敢えて演じてみること

これをやってみることをおすすめします。

オーディションではいろんなキャラの役の募集が

あると思いますが

普段からレッスンやワークショップで

いろんなキャラクターを演じる心がけをしていれば

たとえ普段の自分とかけ離れたキャラクターの

役の募集が来た時でも

対応できるだけの自分になっていると思います。

そうやって普段から敢えて自分に

一種のストレスをかけることが

急成長していくには必要だと思います。

逆に役者として一番避けるべきは

〝慣れ〟かもしれません。

自分のお芝居をアップデートすることを怠って

今までの自分のスタイルというか

演技論だけでずっと活動していくと

キャリア的にはベテランとも言える役者さんなのに

監督が求める芝居のスタイルと

その方に染み付いた芝居のスタイルが

噛み合わなくて

芝居のスタイルを柔軟に変えられるだけの

対応力がないばっかりに

NGを連発してしまうというケースも

決して珍しいことじゃありません。

だから自分が身につけた一つの感覚に

頼り切るんじゃなくて

引き出しを増やしていく努力が

やっぱり活動の幅を広げていくために

必要なんだと思います。

どの業界でも言えることかもしれませんが

役者も一生勉強ですよね。

そんなわけで、まとめると

些細なことでも全然いいと思うので

毎回小さな新しい試みに挑戦してみて下さい。

そうすれば何となくの意識で

お芝居に取り組んでいる人よりも

遥かに成長できると思います。

そんなわけで

成長する役者とそうじゃない役者の違いということで

僭越ながらお話しさせていただいたんですが

皆さんもぜひ

敢えて頑張らないといけないような

そういう状況や環境に自分を置いてみるという心掛けを

レッスンやワークショップに芝居する時は

毎回自分なりの新しい試み、試行錯誤を都度してみるという心掛けを

ぜひやってみて下さい。

その時は大変ですけど

きっと後で振り返った時

「あ、やって良かったな」って思えるものです。

最後にある合言葉みたいなことを

お伝えしたいんですけど

「迷ったら大変な方を選ぶ」

これを意識して下さい。

何かどうしようか迷うことがあったらですね

この「迷ったら大変な方を選ぶ」っていう言葉を

思い出してもらってですね

敢えて、大変な道を選んでみて下さい。

その道を行けば、後で振り返った時に

ビックリするぐらいに成長した自分になっているはずです。


というわけで

今回はこの辺にしようと思います。

これを読んで下さってる皆さんが

役者としてさらに活躍していってもらえることを

祈っています。

最後にお知らせです。

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役者さん向けオンラインサロンをやっております。

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様々なサポートをしておりますので

そちらご興味あれば

下記のリンクからご参加下さいませ。

記事を最後まで読んで下さり

どうもありがとうございました!

木全俊太

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