最高のビールスパを求めて

チェコ東部の小さな街、Chodová Planáでの滞在は一泊だけなので、けっこう忙しいものになりました
醸造所の見学を終えて14時、次はこの旅程のクライマックス二つ目、ビールスパの時間です。Pravé Pivní Lázněは英語だと「The Real Beer Spa」といった意味になりますが、WEBサイトの宣伝文句によれば、チェコにいくつもあるビールスパの中でも、ここが元祖なのだとか

真偽のほどは確かめていませんが、やはりここは元祖を選んでみよう、とバスに乗ってやってきたのです

写真控えめです

なにせお風呂なので写真はあまりありません（禁止ではないはず）
カーテンで仕切られた大きな舟形の浴槽が並んでいて、もちろんビールがなみなみと…とはいってもおそらくビール100％ではなく、比率はわかりませんがお湯とビールが混ざっています（たぶん100％ビールだと体中ベトベトになるでしょう）

水面には泡と酵母カスも浮いていて思わず飲んでしまいそう
でも安心してください。湯船の横にはちゃんとビールタップとジョッキがあって飲み放題です
とはいえ、一杯をゆっくりと飲みながらリラックスするのがオススメです

茶褐色のお湯は非常になめらかで使っていて快適です（濃色のビールを使っているのでしょうか。施設内の能書きに「お風呂ビール」なんて記載もあり、飲用のとは別につくっているようです）
ちゃんとアルコール分は飛ばしてあるようで、湯気でむせるようなこともありません。なんとなくですが、肌がすべすべになったような

お風呂の後は休憩（ビール付き）

浴槽に浸かっているのは20分ほどで、その後は薄暗い部屋のベッドで休憩になります
寝ちゃっても良いでしょうが、時間はこちらも20分強。寝入ってしまうにはちょっと短いかな。もちろん、ここでもジョッキが手渡され水分補給…にはなっていませんね

休憩時間のあとはシャワーをざっと浴びて着替え、終了です
40分ほどの間につまみもなしでジョッキで2杯ですので、ビール嫌いにはちっともリラックスできないでしょうが、ビールが嫌いな人はそもそもこんな施設には来ないでしょうから、これで良いのでしょう

気になるお値段は

完全個室ではないので、隣近所の話し声はけっこう聞こえます（そんなにうるさくはありませんでした）が、おそらく聞こえていたのはロシア語。チェックインのときに一緒に荷物預けを断られていたひとたちでしょうか

時間を多少ずらして予約を取っているようで、出入りや移動時、あるいは更衣室でも、たくさんの人と一緒になることはありませんでした。このあたり、混んでいる季節にもそうなのかはわかりません

あ、お値段気になりますね。2015年当時、このホテルのダブルルーム一泊（朝食付き）が1550CZK（この記事を書いている2022年3月22日現在で8,275円）、ビールスパ二人分が1320CZKでした（同 7,048円）。シーズンによって違いもあるでしょうから、行けるようになったらWEBサイトを確認ください。予約も簡単です（チェコ語、英語、ドイツ語、ロシア語対応）https://www.chodovar.cz/

朝は曇り空でしたが、スパを終えてみると青空が拡がっていました。しばし散歩をしてから、次は洞窟の中のレストランへ行きます

データ

旅の日程：2015年4月28日〜5月6日（7泊9日）
旅の行き先：チェコ共和国（プラハ、プルゼニ、ホドヴァー）
撮影した機材：Olympus E-M5 markII, 12-40mm/F2.8, SONY RX100 M3, TX-300V
今回のお店：Pravé Pivní Lázně（ https://www.chodovar.cz/）