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「応援」は、する人もされる人も人生を変える力を持っている

ご縁を頂き、一般社団法人「全日本応援協会(AJO)」のnoteを監修することになりました。


全日本応援協会は、私たちの思いがきっかけとなり2018年に立ち上げました。日本で初めて「応援」に特化した協会です。

なぜ私たちが応援文化を日本に根付かせたいのか。それは「応援」の価値や可能性を信じているからです。

応援が届くと、応援された相手は笑顔をくれます。その笑顔は、応援した人の活力になります。笑顔の人が増えれば、精神的にも健康な人が増えます。健康に前向きな人が増えれば、心の病気を持つ人が少なくなるかもしれない。

私たちは日本の明るい未来をつくるため、生涯”応援”を軸に生きる、”応援”を自身の使命とし、日本に「応援文化」を根付かせることで「少しでも人々の役に立ちたい」との思いをもって、活動を続けています。

応援された人は、また別の人を応援してくれるかもしれません。応援される喜びを知っている人は、応援が力になることを知っています。だからこそ、誰かを応援できる。

もし、応援の連鎖が当たり前の世の中になったら、どんな未来になるでしょうか。応援をきっかけに心が元気になり、思考が前向きになる。思考が前向きになると、「私もやってみたい!」行動が変わる。行動が変わると、未来が変わる。

私たちは、応援の連鎖が世の中を明るくする可能性があると信じています。応援の連鎖は日本を明るくするための、とてつもない可能性を秘めているんです。

全日本応援協会は活動を通じて多くの方と一緒に応援の輪を広げ、日本中に「応援スパイラル」を巻き起こします。

「何かに挑戦したいけど一歩を踏み出すのが不安だ」

このnoteを読んでくださっているあなたが一歩を踏み出すまで、私たちは応援し続けます。

AJOのnoteより

クミッチェルこと代表理事の朝妻久実さんと知り合ったのは1か月ほど前。東京で行われたイベントでした。フリーアナウンサーとして活動するクミッチェルは司会を担当、「アナウンサーなのにやたらテンションが高いなー。セントフォースとは真逆のアナウンサーだなー」と思った私。

歓談の場で「わたし、朝チアっていう活動をしているんですよ」と話すクミッチェル。

「あれ、結構前、なんなら10年くらい前に新聞記事で読んだことありますね」と返す私。

「それ、きっと初代部長の記事だと思います」と続けるクミッチェル。

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AJOにかかわるにあたり、協会の活動のベースである「全日本女子チア部☆AJO」について、改めてリサーチをしました。

初代部長の齊藤彩さんのブログを読めるだけ読み、ロケットニュースの記事も掘り起こし探し、活動の様子を自分なりに咀嚼しました。

新宿西口。場所はよくわかります。なんせパレットビルの居酒屋で2006年までバイトをしていましたから。あの場所は夜になるとアコギを担いで歌ったり、路上パフォーマンスをしたりする人が多かったんです。

東京の中でも特にビジネスパーソンが多く集まる新宿。特に西口は東口と違ってオフィスビルが多いのでスーツ姿の人たちが自社のオフィスに向かおうと、足早に歩いています。

20代半ばの私は、朝までバイトをした後、たまにバイト仲間と24時間営業しているファミレスや居酒屋に行き、2時間近く飲んだ後、通勤に向かう人たちと真逆の方向を千鳥足で歩いて返っていました。懐かしい思い出。

この記事を読んで、ちょっと感極まりました。

13年前、2010年。クミッチェルの朝チアデビューの記事。

ここから「クミッチェル」の歴史が始まったんだなーと。いまでこそ10名以上の部員とともに活動をしているチア部ですが、この頃は齊藤さんとクミッチェルのふたりだけ。しかも、齊藤さんはこの1年前からたったひとりで活動をしていたんです。

性質上、日本人には「なんだかよくわからないものにはかかわりたくない」という根性があります。特に東京は「なんだかよくわからないものだらけ」な街。チアリーダーの格好をした女性が音楽に合わせてひとりで勝手に新宿西口で踊っている。まさに「なんだかよくわからないもの」です。

インタビュー記事で齊藤さんご本人も語っていましたが、「自分らしい方法で誰かの役に立ちたい」という思いがチア部の活動の原点です。元々、広告プランナーだった齊藤さんは「ダメ社員」の烙印を押されてしまった。でも、そんな自分でも誰かの役に立つ方法を見つけたい。そのから生まれたアイデアが「朝チア」だった。

今でこそ、2代目部長のクミッチェルが社団まで作り、日本に応援文化を根付かせるというミッションを掲げて活動の幅を広げています。でも、その活動はたったひとりの女性の強烈なエネルギーがもたらしたものです。

以前も紹介しましたが、まさにこの動画そのものです。

齊藤さんはまさにひとりで踊り始めて、最初のフォロワーとしてクミッチェルが加わった。ひとりがふたりになると、見栄えは全く変わります。「なんだかよくわからないもの」から「ちょっとかわったふしぎなもの」になります。

ここからふたりは4年近く、活動を続けていきます。ふたりでの活動が終わりを迎えたのは2015年の1月です。

読んで、また感極まってしまいました。

雪ですよ。雪が降っている中での、ふたりでの最後のチアリーディング。なんというドラマティックな展開。2009年にひとりで活動を始めたチア部に、なんと3社のテレビ取材が入っている。

齊藤さんというひとりの旗振り役に、最強のフォロワーとなるクミッチェルが加わり、多くの人を巻き込んでいったチア部。まさにTEDのプレゼンを地でいっているのです。

繰り返し書いていますが、私はフォロワーとしてのアンテナは相当高いと自負しています。しかし、クミッチェルのフォロワー力は私の数千倍はあるでしょう。それが彼女と接しているときに感じるオーラなんだな、と。

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僕は伝え手・発信者として、様々な人を応援し続けています。

自分が探してきたネタで、視聴者やリスナーが「へー、世の中には面白い事をしているヒト・モノがあるんだな」と感じてくれればと思い、取材・リサーチ・インタビュー・執筆を通じて発信を続けています。

クミッチェルと出会って思いだしたことがあります。

僕は30代前半まで、「誰かを応援する」という概念を持っていませんでした。

若かったのもあります。でも、「人のためより、自分のため」という考えのほうが無意識に強かった。昔のクミッチェルもそうだったはずです。「なんで自分ばっかりこんな目に…」。彼女の著書を読んで、それが強烈に伝わってきました。

でも、僕は30代後半になって、世の中を少しでも良くしようとしている人たちと出会うようになって、思考がガラリと変わりました。

「面白い番組を作る」から「面白い番組を作った先にいる視聴者やリスナーに気付きを提供する」

すると、なんとなくですが、仕事がちょっとずつうまく回るようになっていったんです。それまでの「人の悪いところばかり指摘する」クソみたいな性格から「人の良いところを見つけて伸ばす」に変わっていった。

クミッチェルは朝チアの活動を通じて、応援という活動を通じて、自らの人生を切り拓いていきました。通勤途中のビジネスパーソンを、一緒に応援をしている齊藤さんを応援することで、クミッチェル自身にもたくさんの応援者が現れました。僕もそのひとりです。その数はどんどん増え続けています。

僕がこの記事で伝えたいことは、たったひとつです。「人生がうまくいっていないな」「思うようにいかないな」と感じている人は、まずは誰かを応援してみてください。家族でも、同僚でも、友人でも、もちろん恋人でも。

「なんでだよ。そんなの面倒くさいよ」と思う人もいるでしょう。でも、騙されたと思ってやってみてください。どんな形でも良いんです。「応援しているよ」と言葉にするだけでもいい。

僕はメディアという手段を使って、多くの人を応援し続けていますけど、それ以外の手段もできるはずと模索の日々です。先日主催したトークイベントも「応援」が原動力になりました。

「応援」の力は社会を変えます。自分をも変えます。しかも、良い方向に。

重ねて書きます。騙されたと思って、まずは誰かを応援してみてください。

僕は、福岡で朝チアができるように動きます。

協力者求ム。





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また、2023年5月分から投げ銭記事にしました。私が好きな缶コーヒー1本をあげてもいいよという心優しい方の投げ銭もお待ちしております!

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