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PARIS 75006 パリの近況 2021年7月:サンジェルマン・デ・プレ

サンジェルマン・デ・プレはパリで1番好きな場所のひとつ

馴染み深いせいもあるけれど、いろいろな思い出が詰まっている。

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大通り沿いには、女友達と何時間も話し込んでいたカフェ、夫がまだ恋人だった頃によく待ち合わせしたカフェバー、そして、まだ息子が小さかった頃、一緒に散歩しがてら買い出しをしたお肉屋さんや八百屋さん。

暮らしていたわけではないけれど、年に数回、夫の実家で過ごす以外に、夫の出張が長引く時、学校のヴァカンスと重なっていたりするとアパルトマンを借りて合流した。

そう、実家だと自由時間が修学旅行並みになるから、そうでない上パリはやっぱり必要…と、悪態をついていたら、ロックダウン、そして、お年寄りへの感染懸念で全く足を運べなくなった。そうなってみて、やはり、実家は煙たいけれどそれなりの居心地の良さがあると再発見したり。

昨秋からは飲食店も全部閉めなくてはいけなくなり、18時以降は夜間外出禁止になって、この辺も、見たこともない静けさというよりは廃墟のようになっていたたまれなかった。

だから、再び店が全部開いて、ネオンに明かりがついて、ヘミングウェイの小説のタイトルみたい。カオスと呼びたいような喧騒さえも、愛しい。

店内解禁になっても、道路は封鎖されてるからテラス天国

不思議だったのは、あちこちでチェーンやロープが貼られて通行禁止になっていること。

パリはどんどん車が入れなくなっていて、歩行者中止になっているとは聞いていたけれど、これはあまりにもやりすぎじゃないかと思って角を曲がったら…

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鋪道だけじゃなく、車道にテーブルがしつらえられてまるでフェリアのニームみたい。

ロゼの瓶片手に踊っていつ人こそいないものの、活気熱気で溢れていた。課題難題はいっぱいあるけれど、とりあえず、1日の終わりには余計な事は考えない。

あぁ、美味しかった。


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