私の急所を突く Kちゃん①

普段はほとんど見ないのに、今朝、ラインのタイムラインを気まぐれに覗いてみると、昔の友人Kちゃんが油絵?をアップしていて、それは個展で展示するための作品らしかった。

私はショックというか、朝からガツンと衝撃をくらった。
まだ絵を続けてるんだ...

〈Kちゃんとのエピソード〉
Kちゃんとは10年ぐらい前、美大予備校の狭いアトリエで一緒に絵を描き、恋愛や仕事の話し、当然、絵にまつわる話や相談事など、とても密にいろんな話をして共に成長した。予備校を卒業して、結局二人とも仕事に就いたけど、付き合いは続いた。

連絡をしあう間隔が延びつつある中で、彼女から久々にメッセージが届いた。

***

初めて身内が亡くなられ、葬儀などの一連の流れを具体的に知らないので、教えて欲しいとのことだった。
私はすでに父を亡くしていたので、すぐにその時の流れを事前に母にも確認し、伝えようとしたけが、彼女の出身地が東北ということもあり、その場所でのしきたりみたいなものもあるかもしれないので、あくまで参考に、ということで私の経験を伝えた。

その後、ひと通り終えたはずだと思うのだが、彼女から一向に連絡は無かった。
私はスムーズを終えたかどうか、むしろ私の話が邪魔になることはなかっただろうか、と気にかかっていた。でも連絡は無かった。
それが当たり前に「終えました」ということなのかもしれないけど、私は
ひと言報告が欲しかった。彼女をねぎらいもしたかったし、様子も知りたかった。とにかく無事に終えたかどうか、彼女の言葉で聞きたかった。

でも無かった。このまま連絡は無いだろうと感じた時、その理由を考えてみた。一時でも腹を割って、密な付き合いをした私の分析からすると、ちょっと天然気味な彼女のことだから、そもそも報告する発想が無い、ということに行き着いた。
もちろん、絶対そうだとも思ってないが、そう思うと腑に落ちる。

                              つづく...

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