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プロ野球、ドラフト会議エレジー

今年も、プロ野球のドラフト会議が行われた。
大金が動くイベント。
その、大金ゆえに?プロ野球選手になりたいと、日々バットを昼間にも夜間にも?ぶんぶん振り回す野球部くんたち。
しかし、その思いが報われるのは、ごくごく一部。
ちなみに、育成選手は、入団時に8桁もらえるわけではないみたい。

ドラフト漏れで涙流せる野球部君は、まだ「幸せ」な方。
野球学校に入って、3年間スタンドでメガホンをフルスイングして終わった野球部くんたちは、涙も出ない。
そんな野球部くんだって、そこらの公立校に行けば、1年からエースで4番になるような人なのでは。
でも、周囲にたぶらかされて、道を誤り?野球学校に入ったところで、大多数は背番号が一度でももらえればましといううつつ。
もらえない人は、スタンドでメガホンをフルスイングが精いっぱい。
たまに高校時スタンドでメガホンでも、大学や社会人で、プロのスカウトの目に留まる人はいるようだが。・・・・
でも、ごくごく一部。
実際は、社会人野球のチームで、セミプロ扱いされるだけでも、ラッキー。

で、マスゴミのネタになることもない野球部くんは・・・
野球学校の寮で、厳しく条件の悪い生活を強いられ、おまけに3年間、野球学校に家族はウン百万巻き上げられ、思いっきり親不孝するわけだ。
また、食事も、食え食えやるのはいいとしても、大体揚げ物なので、身体にいいわけはない。
将来の、よくて逆流性食道炎、へたしなくて胃がん患者養成所でもある。
多分経費節減で、揚げる油も、低品質なものを使いまわしているのだろうし。
なのに寮費は安くて月3万、大体月5万・・・
国民宿舎のほうがましな程度の建物に、ね~
ぶち込まれて、ガッコによっては、勉強してたら怒られるそうな。
そりゃあ、見知らぬじいさまの頭を金属バットでフルスイングするようにもなる。

華やかな?ドラフト会議の向こう側には、浮かばれない野球部くんがいっぱいいいる。
もっといえば、プロ野球のドラフト会議は、養分と化した野球部君や、その家族の血涙で、成り立つ側面がある。
大金はたいて、筋肉お化けになるだけで終わる大半の野球部くんに、時々憐憫を覚える。
彼らの前で、千葉ロッテの和田康士郎選手の話は、やっぱりタブー?
野球学校どころか野球部にも入らず、才能見染められて、いきなり?クラブチームに入れられ、次いで独立リーグ、そしてNPB・・・



現在は無名の、いちネット作家に過ぎませんが、 書き続けるためにどうか ご支援をどうか よろしくお願いいたします。 a.kimitoki2023@gmail.com