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【SES営業の疑問】Angularってどの立ち位置なの?サポート終わったの?

2023現在、JavascriptのFWは2大巨塔となりましたが、
以前は3大FWとして、一世を風靡したAngularさん。
現在営業していても出てくるケースはありますが、以前のような猛威を振るう事もなく、どちらかというと

Angular.jsじゃなぁ〜

と思われがちですが、本当にそうなんでしょうか。
今日はAngularを紐解きながら答えを出してみたいと思います。


■前提
■なぜReactとvue.jsに差をつけられたか
■現在あるAngular案件の特徴
■結論


■前提


まずGoogle先生で調べると、『AngularとAngularJSの違い』など出てきます。
そうなんです。

僕らが使用している『Angular.js』は2種類

あるんです!!!
検索してもらうと案件概要や紹介文に【Angular2】など記載があると思います。
まず覚えるべきなのが

Angularのバージョン1(系)とバージョン2(系)以降は全くの別物

で、Webで調べると出てくるやつはSES業界だとこうなります。

・AngularJS→Angular.js1系
・Anuglar→Angular.js2系以降

ちなみにサポートが終了したのはAngularJS(Angular.js1系)です。
ちなみにちなみに今はver.15で、2023/5に16が出るそうです。



■なぜReactとvue.jsに差をつけられたか


google trendで比較してみた

今Reactやvue.jsの3系のスペシャリストはSES業界でも100万を超えるような案件が増えてきました。ただ、Angular.jsがそこまで出る案件は滅多にありません。なぜか。
あくまで持論ですので、参考程度に。

理由①
機関系含む業務系システムなどバージョンアップに鈍感な開発が多い
Angular.jsが使われるケースは元々バックエンドの方だった方でもイメージがつきやすいところがあったそうです。
元々jQueryやバックエンドの言語で画面作る程度のデザインに凝らない案件で使用されることが多く、そういった現場だとバージョンアップに疎く、Angular.js2系への以降もスムーズに進まないなどがありました。

理由②
エンジニアからの人気がReact/vue.jsに持っていかれた=採用が難しい
SaaSのスタートアップやイケイケな会社ではAngular.jsよりも他2つのFWが使われることが多く、今からやるならAngular.jsちゃうやろとなってしまった。
逆に採用が難しいけど、他の2つよりも金額は低いので、低コストで採用ができる強みはあるかも。。。

理由③
Angular.js2以降使うくらいなら別のFW使っちゃえ
当時Angular.js1系はReact/vue.jsとは違う良いところを持っていました。
が、2系からは他のFWと変わらないものになってしまったのです。
そっちのFWが主流になって、後追いで頑張ったけど結局追いつけなかったような感じです。



■現在あるAngular案件の特徴


ここまで散々ディスってきてますが、実際にどんな案件でいくらくらいで動いているのか10件ほど見てみましょう。

公共系WEBシステム開発 70万
自動車業界向けシステムのフロント開発 65万〜
某証券会社向けシステム案件 56万
自動実験装置向けロボットシステムUI開発 100万
運輸系イレギュラー発生時の保証システム構築 80万
空自後方支援プロジェクト<陸自> 60万
大手通信 店頭販売端末開発案件 65万
既存物流システムの改修 75万
特許庁_審判刷新システム構築に伴うWEBアプリ開発 60~80万
航空業界向け_システム老朽化対応 85万

まじで硬そうな案件しか出てこないし、80万以上が全然出てこないんす。
僕も調べてちょっと引きました、、、100万の案件出してくれてるパートナーさん本当にありがとうございます。


■結論


ほぼほぼオワコンと言えるでしょう。
ただ、逆転の発想だと、勝利の方程式は出来上がります。

Angularもバージョンアップを繰り返しており、使われる現場はまだまだある。

エンジニアから人気ないので、経験者の場合は換えが効かないと重宝される

vue.jsとかにも変えられずいなくなると困ると金額UP

言語やFWの行く末なんかわからないので、上記を考える方を否定しない営業になれるといいですね!


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