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ある程度の総合力がないと結婚は無理な時代

勉強をしなさい
勉強をしていい高校
勉強をしていい大学
勉強をしていい会社に入ること
いい会社に入れば一生安泰よ

80年代ごろの教育ママが息子に言っていたらしいセリフだそうです。
受験戦争なんて言葉が幅を利かせておりまして、学歴・学力至上主義みたいなものがあったんですねえ。

会社に入ってからのことが書かれていませんが、いい会社に入ればゴールみたいなものでして、そこから先は終身雇用・年功序列でどんどんお給料も上がっていく時代でもありました。

そして結婚についても書かれていませんが、これは単純に書く必要がなかったのでしょう。
だって学歴があっていい会社に入っているだけで楽々結婚ができた時代だったのですから特段気にすることもなかったのでしょう
一生安泰の言葉の中に結婚が当然のように組み込まれていたわけですね。

男は勉強をしていい大学、いい会社に入るだけで、世間的に見た場合の勝ちが確定していた時期がありました。
勉強だけできればよかったというわけです。

ルックス  2
学力学歴  9
年収    7
性格    2
恋愛経験  1

こんなとんがった能力値でも楽々結婚できたのです。
どこからともなく縁談が舞い込みまして、「〇〇大学を出た人だから」「●●勤めだから」という理由であっさり結婚が決まりました。

今の60歳以上の人々を見ると、そんな人がいたりしませんか?

しかし時代は変わりまして、現在は勉強がだけできるだけでは結婚できなくなっております。
学力・学歴だけではなく、それ以外のステータスが要求されるようになったからです。

ある程度の総合力が求められるようになったと感じます。
現在では先ほどのとんがったステータスの人よりも

ルックス  5
学力学歴  4
年収    4
性格    5
恋愛経験  4

のほうが現在の婚活では強いのです。
その証拠に、現在の結婚で重要視される要素で上位に来るのは『居心地の良さ』『愛情』『金銭感覚』といったもの。
逆に『学歴』は重要視される要素では上位にはランクインせず、むしろ下位に位置づけられることもあります。
『居心地の良さ』というのはふんわりした表現ですが、日常生活での、察する力や行動力、先を読む力などを総合したものがこれになるのではと思います。尖ったステータスよりも総合力で結婚生活を維持できる人が求められているのではないでしょうか。

もちろん今でも学歴が高く、いい会社に勤務していれば婚活での人気も高くなります。
しかし、コミュニケーション能力や積極性が備わっていないとそれは宝の持ち腐れとなってしまうでしょう。
つまり、80年代のように勉強だけ、仕事だけをしているだけでは結婚できません。

異性を紹介してくれる友人知人といった交友関係や人脈、それに異性を紹介してもいいかなと思えるようなルックスや清潔感が必要になってきます。
一点突破型はダメダメで、ある程度の総合力がないと難しい時代となったのです。