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KIMONOanne. Vol.5 取材こぼればなし〜桐生旅は第1土曜日を狙え!〜


皆さま!「KIMONOanne. Vol.5」が発売されております! もうご覧いただけてますでしょうか?

表紙の仲里依紗サマの美しいこと! 巻頭特集では「大奥」の帝とも「離婚しようよ」の巫女さんとも違う、キモノアンならではのコーディネートが堪能できます。

さて、ワタクシも企画4本の編集&ライティングと、企画1本まるまる着付けを担当させてもらったりと、キモノアン史上でいちばんたくさんお仕事させていただきました。もうこれは棺桶に入れるレベルで大事な1冊ですw。

さて、そんな中から「いざ、着物旅」特集の取材こぼればなし的なものをお届けしたいなと思っておりまして……まずは桐生から。

桐生に初めて行ったのはたしか2021年の12月。バッグブランドをしているお友だちの商談について行ったのが最初でした。

それまで「桐生織」というワードは脳に一応あったのですが、そこまで掘り下げることもなく、現在は洋服生地産地としての方が有名という認識でした。

ただ、初めて小売ではない生地屋さんに入ったり、からっ風の中渡良瀬川を渡ったり、ご飯食べようとしてもどこも定休日で食いっぱぐれたり、その中で唯一やっていたコーヒー屋さんに助けられたりして、もう1回リベンジしなくては!と思っていたのです。

それで企画出しのときに改めて調べてみたら、OLNさんやトリプルオゥさんも桐生ではないですか!と気づき、しかも映え建築もいっぱいある〜ということで、提案に至ったのでした。

記事には載っていない、個人的な桐生おすすめスポット

さて、取材自体は1日にまとめていたいたのですが、詰め込みすぎて撮りきれない場合が万が一あるかもしれない…そしてせっかくだからもう少し行きたいところがある!ということで、宿を確保。ギリギリ日暮れ前にすべての撮影を終え(頼もしいフォトグラファーさんのおかげ)、汗だくの身体をシャワーで洗い流してから、向かったのはもちろんビールが飲めるところ!

FARCRY BREWING

こちらは桐生おシャン界隈では有名なお店。2階はインテリアショップになっているそうで「先に上の階を見ますか?」と聞かれたものの、ビールが最優先です(結局見てない)。CBDの入ったビールが売り切れだったのは残念ですが、クラフトジンも飲めて大満足。

クラフトビ!ア!
1人で食べるには多いサラダ
鹿に見られながら2杯目

そして宿に戻るのですが、今回泊まることにしたのが「ビジネスホテル西桐生」という、いかにもイナタそうなビジホ。なぜこちらにしたかというと、ビジネスホテルなのに和室があるっていうんですよ。和室だったら着物に着替えやすいから、桐生着物旅の基点によいのではないかと思ったんですよ。でもチェックインのときに疲れすぎていて、脳からそのことがすっかり抜けていて、普通に洋室に通されてシャワーも浴びちゃった……!

そんなわけでどうしても和室が気になったため、翌朝のチェックアウト時に和室も見せてもらいました。1室だけ鏡台がある部屋があったので、着物を着るならそこがいいかもしれません。

キャワいい看板猫ちゃん

さて早起きして向かうのは、桐生天満宮。第1土曜日は天満宮の骨董市、その付近でも「買場紗綾市」というマルシェ的なものも開催されており、桐生の街が活気づく日です。

前日は車でピューっと行ったため、歩くとこんなに遠いのか…と思いつつ、歩きの距離感が分かったほうが原稿にも役立つだろうと、テクテク(荷物だけはどこかに預ければよかったと後悔…先に立たず)。

盛況でした
雑、ではある

天満宮の骨董市はけっこうたくさん出店があり、着物も全部100円みたいなところから、銘仙やアンティーク系があったり、なかなか楽しい感じでした。

そこで私が買ったのは夏の帯と、おじさんが染めたっていう帯揚げ、そしてヘチマ! ヘチマの帯枕って1回は憧れるじゃないですか。でもヘチマってどこで売ってるの?と思っていたら、ここにありました。来年の夏用に帯枕をつくってみようと思います。

つまみじゃないよ
帯と帯揚げ

そして記事内でも紹介しているベーカリーカフェレンガで朝食をとって、買場紗綾市を眺めてから、(年に1回は行ったことのない動物園に行くという)ライフワークのため動物園へ。

天満宮から1キロはなさそうだということで、また歩き始めてしまったのですが、動物園って!山に!あるんじゃん!ということをすっかり忘れていました。グネグネ道を登る登る登る……。やっと着いたと思ったらまさかの隣の遊園地だったりしつつ、やっと動物園に到着、ありがたいことに入場無料です。

広場に面したライオン舎
たれぱんだではありません

コンパクトながらライオンが間近に見られたり、レッサーパンダ推しらしく冷房完備の立派なレッサーパンダハウスがあるなど、いい感じの動物園でございました。

山を下りつつ少し散策しようと思うも、とにかく荷物が重い……。そりゃそうです、前日にも帯を買っているし、パソコンも資料も入っていますから……。でも誌面でも少しだけ紹介している「#funknownkiryu」という取り組みをもう少し体感したかったため、青丸の旗を探します。長屋を再生したショップに旗を見つけ、小上がりコーナーで休憩。

第1土曜にこの旗を掲げているお店はイケてる率高し
長屋を改装したおシャンな複合ショップ

桐生の情報誌などが置いてあり、原稿の参考に読んだりしながら、お昼ごはんはどうしようと考えてみるも、あんまり思い浮かばず……。最終的にはまだ歩くのかってぐらい歩き倒して鰻屋に入ったのですが、実は桐生は鰻も有名みたいで大当たりでした。

実はこの旅で長年の相棒であるりきし君(人形)が行方不明になってしまい、今年いちばん哀しい出来事なのですが、それを差し置いても桐生はとても良い街でした!

唯一気になることといえば、どんな素敵な建物よりも目立つこちらのポスターでしょうか……好きだけどね。

すべての印象を持っていってしまうインパクト!

そんなわけで、大阪編、博多編に続くのか……乞うご期待!


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