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新鮮なことば

新鮮なことばを食べたい

生まれたてで、シャキシャキとしてみずみずしい

ごくんと喉がなるような、そんなことば

頭の中でこねくり回したものは、だんだん古く、硬くなる

それは時に深みのある渋くて味の濃いことばになるけれど

そういうものばかり食べるのもなんだか飽きてくる

私くらいの若造がそういう味のあることばをこねるのは100年早い

無鉄砲で形なんかわからずに勢いにまかせて生み出すようなことばを

今の私にしかだせない味と食感で届けたい

美味しいかどうかはわからない

でもそれでいい

若いってだけで、苦くても許されるなんてなんてお得なんだろう

頭に浮かんだ瞬間に指が動くくらい

どんな料理かもわからずに作るくらいがちょうどいい

どんな味のことばなのか

さぁ、召し上がれ。

言葉を綴ることで生きていきたいと思っています。 サポートしていただいた分は、お出かけしたり本を読んで感性を広げるのに使います。 私の言葉が誰かに届きますように。