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しがない元フリーライターです。詩、エッセイ、など言葉を綴ることがすき。誰かの心をちょび…

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しがない元フリーライターです。詩、エッセイ、など言葉を綴ることがすき。誰かの心をちょびっと動かす文章を書き続けられたら幸せです☺️

マガジン

  • エッセイ

  • 愛のおと 詩集

    詩集を作ります。 収録作品です。

  • 裏アカだよ。

    まとまりのないこと、言葉にしたいけどうまくできないこと、メンヘラなこと、とにかくキラキラのうしろにあるもの。買われる予定はありません。

  • 子宮で恋をしたことがあるか。

    過去、一番心を震わせた恋を記録してみました。無益だし、自己満でもあります。自分はあの時のことをどう語るのか、知りたくなって書きました。 ※この物語はフィクションですが、私目線での話しかありません。多少の脚色もあるかと思います。

  • 愛のおと エッセイ集

最近の記事

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神はいない。

どえらいことを言ってしまった。 おそらく日本人の1/5は敵に回した。 世界なら、ほとんどの人。 私は高校生の時から、今に至るまで「神」はいないと思っている。 私の父はエジプト人だ。 当然父はイスラム教だし、生まれた時からその教えを受けてきた。 しかし小学生の時に両親が離婚してからは、私は母と住んでいたので 完全に無宗教の日本人として生活してきた。 1ヶ月に1度、父と会う日以外は。 イスラム教の子供は自動的にイスラム教になる。 らしい。 とにかく物心ついた

    • 日記

      先月、出産した。 子供はずっと欲しかった。 というか、産まれてくる魂が待ってくれてるのを感じていた。 21歳くらいの頃、旦那さんと出会う遥か前からいつか女の子が来てくれるって確信してた。 だけど、同時にずっと不安もあった。 子供が苦手かもしれない。 そんな風に見えないと思うし、見えないようにも振る舞える。 けど根本的なところで、どこか居心地の悪さを感じる。 愛せなかったらどうしよう。足りなければ? 傷つけてしまったら? こんな気持ちを持ってることが、子供にバレてしまうんじゃな

      • みんなみんな許されて生きている

        みんなみんな許されて生きている 誰が決めるの?今日も明日も同じって 誰が決めるの?私のあした ただ揺れて、流れて、辿り着いたところで息をして 選んでいるようで選んではいないし 苦しいようで苦しくないし 幸せなら不安を捏造するし 不安なら悲しいことにするし 案外ニンゲンって適当だよね そんなもんだから、どうせ動かされるなら いいじゃんって思いたいよね いいじゃん、楽しいじゃん、私の人生

        • 獣になりたい。

          私は時々、自分には大事なものが欠けてるんじゃないかという考えに囚われることがある。 友人や家族が想像もしてない恐ろしい私が、確実に存在している。 とても冷徹に世界を見ていたり、美しいものに腹が立ったり。 ふとした拍子に、そんな私の中の悪魔が暴れ出してしまうんじゃないか。 そんな恐怖に長い間囚われている。 だからいつも、正解を探してきたんだ。 こんな状況の時はこう振る舞う。こう言われたらこう返す。 私の頭の中は、いつも未来のリハーサルでいっぱいだ。 リハーサルの

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        神はいない。

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          50本
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        記事

          日記的なあれこれ

          最近、私は自分に対して不服だ。 できていることも多いのだけど、なんかもっとうまくやれそうな気がして離れない。 自粛中、家に籠もっていて気づいたのは、私は引きこもりが苦ではないということ。 シェアハウスというのもあるかも知れない。 人と話したくなったら友達に電話すればいいし、暇な時はずっとドラマや映画を見ている。 1日に2本以上映画をみる日も多々あった。 だけど、それだと頭が働かない。 感じたことを処理したり、未来について妄想したり、自分は何をするのかや今日どう過

          日記的なあれこれ

          かなしい。分かってる。低気圧で気分が落ちてるからだって。 でも、かなしい。 掃除機で身体中のかなしいを集めたみたいにかなしい。 たぶんぜんぶ出さなきゃ終われない。

          かなしい。分かってる。低気圧で気分が落ちてるからだって。 でも、かなしい。 掃除機で身体中のかなしいを集めたみたいにかなしい。 たぶんぜんぶ出さなきゃ終われない。

          愛おしいほど憎らしい

          家族や、それくらいまで仲良くなると 何故か腹が立つ瞬間がある。 なにか具体的なことがあるわけじゃないのに なんかムカつく。 それはたぶん いとおしくなればなるほど。 愛=憎しみ 自分の思いどおりにならない苛立ちか 他の人よりもハードルが上がってしまうのが原因か なぜか それはなんとなく知っていた なんとなくわかっていたけど 誰かを愛するのが怖い 嫌ってしまうかも 腹が立つかも 憎らしく思ってしまうかも 虐待をする親のことを 私は責められる人であれるだろうか 愛おしいすぎて憎い

          愛おしいほど憎らしい

          雲結び

          哀色が溢れる これで良いのかのかこれで良かったのか そんなことはもう泡になって ただ、今君がいることが ただ、今僕がいることが 雲を結べるほどの奇跡だと 信じてくれますか? たとえば今ここにリンゴがあるとして たとえば君がそれを落としたとして 君が世界を変える瞬間を この目で見ることができるなら これ以上ないくらいの本望です 小さなことがどこかで大きく跳ねて この世界に何か生み出すとしたら 僕は君の存在するための 全ての道具を集めよう 哀色が溢れる これで良いのか

          雲結び

          私の心のどこかで、泣き声がする 誰が泣いてるのかも、なぜ泣いてるのかもわからない けど、たしかに聞こえる ぽつりと溢れる なぜ? なぜ私は泣いてるの? どこかにしまったいつかの気持ちが、 風にさらわれて戻ってきたみたいに 正体の分からない泣き声が 溢れてやまない

          私の心のどこかで、泣き声がする 誰が泣いてるのかも、なぜ泣いてるのかもわからない けど、たしかに聞こえる ぽつりと溢れる なぜ? なぜ私は泣いてるの? どこかにしまったいつかの気持ちが、 風にさらわれて戻ってきたみたいに 正体の分からない泣き声が 溢れてやまない

          「稼ぎたい」かもしれない。

          突然、「稼ぎたい」と思った。 きっかけはTwitterでCHANELのリップの広告を見たこと。 今まで、お金が欲しいと思ったことがあまりない。 ここで言うお金は、生活に必要なお金ではなく、無くても困らない娯楽品に使うお金のことだ。 必要最低限でいいと思ってきたし、ギリギリの綱渡り生活がもう体に染み付いている。 なのに。 勉強や投資ではなく、自分が贅沢をするためにお金が欲しいと思った。 私は今、人生で1番口座にお金がある。 リゾートバイトをしてまとめて稼いだもの

          「稼ぎたい」かもしれない。

          「絵が描ける人」になりたかった。

          ずっと、「絵が描ける人」になりたかった。 ここで言う「絵が描ける人」というのは、アート作品でもイラストでも、とにかく自分の表現を持っている人のことだ。 自分らしい、オリジナルの手法や絵柄を持っている人。 私は常々、そういう「自分にしかない表現」みたいなのに憧れていた。 中学では2年ほど美術部に所属していた。 そんなに本気でいたわけじゃない。 でも、ただ景色を写生するだけでなくそこに「自分」を盛り込める人はなんだか天才的で個性的で羨ましかった。 私にはなかったから

          「絵が描ける人」になりたかった。

          私は知っている

          私は知っている ただ、思うままに生きれば全て叶うことを 私は知っている 私と、私以外には境界線なんてないことを 私は知っている 私には、意味があることを 私は知っている この世界で遊ぶ方法を 私は知っている この世界で、この場所で、人間として生きている物体が 必ずしも私の本質ではないことを 私は知っている ぜんぶ忘れたふりをして楽しんでいることを 私は知っている 全てを それでも、私には知らないことがある 知らないという喜びを 知らないという

          私は知っている

          心臓がギュンとなる。

          心臓がギュンとなる。 誰かの作品をみた時、綺麗な景色をみた時。 心臓がギュンとなる。 理屈はわからないし、きっかけもないけど たぶん、わたしにわからせてくれている。 これだよ、これ好きでしょって。 そのサインを、見逃さないようにしたい。 そのサインを、感じ取っていたい。 わかんないけど、わかんないけど、なんかたぶんこれ。 そういう直感はだいたいあってる。

          心臓がギュンとなる。

          「私」は正確には「私」ではない。

          突然だけど、「時間」はあると思いますか? 私は、こう思う。 時間は流れていない。 ただ、点と点として存在しその瞬間瞬間を飛んでいる。 だから今、未来を経験することもできるし過去を呼び起こすこともできる。 そもそも、未来も過去もない。 その地点から見て、前にあるか後ろにあるかの違いでしかない。 横にあるか、もしくは縦にあるか、かもしれない。 『今』という地点を今経験しているだけで、過去と連続して繋がっているわけではない。 こういう考え方をなんて言うんだったか、忘れたけどこれを

          「私」は正確には「私」ではない。

          23歳の徒然

          今日また、歳をとった。 誕生日には、いつも文章を書く。 特にテーマは決めてないけど、ここ数年、毎年書いてる。 そういえば去年は何を書いたかと思って探してみたら、非公開のままにしていた。 恥ずかしかったのか、なんなのか。 22歳の私はもういないので、日の目に触れさせてあげよう。 ちなみに、一昨年のもあった。 http://kimonoeru.hatenablog.com/entry/2017/11/21/161102 なんかこうしてみると、恥ずかしいね。 過去の自分の文章

          23歳の徒然

          たんじょうび(22歳)

          あのねぇ、ほんとに嬉しいの。 また1年、生きられたことが。 今年はねぇ、激動だった。 物理的にあっちこっち飛んでった1年。 長かったようで、あっという間にすぎてったなぁ。 自分の中で、本当に大事にしたいものについて深く深く考えた。 自分の気持ちを、なによりも大事にした。 そしたらちょっとずつしこりが取れて さらさらと流れるようになった 心の声を、聞けるようになった ほんとにたくさん悩んで怖がって泣いた でもだからこそ、手に入れられたものがたくさんある。

          たんじょうび(22歳)