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マイサイズのお仕立てを振り返ってみた①

こんにちは、広島県三原市の着物屋 永藤嫁のちかです
この記事は以前のブログで書いた私のお仕立て遍歴を引用して再編集したものです

記事のはじまりは2014年ですから、今年で10年になりますね
今現在、多少身幅は増えましたが、大体このサイズであれば問題なく着れております

とりあえず、私の着物遍歴をさかのぼって引用してみます

体型の悩み
洋ナシ体型なので上半身にボリュームが欲しいと思っているところ
年を追うごとに下がっていくお腹とお尻のお肉←悩

着るシーン
家事着として、仕事着として
汚れても洗える事、立ち座りでもお尻をカバー出来る丈夫さ(超重要)

着付面から
・衿先が腰回りにあたらないと、動きづらい
・腰紐位置がその日の体調で変わる
・着物着た時の裾丈がブーツ、草履、天候で変わる
・衿の出し方、抜き方は柄半衿、白半衿、その日の気分で変わる
・あんまり補正しない
・肩線は肩より後、衣紋の抜きは冬→詰める、夏→抜く

寸法面から
・10年スパンで着るつもりの着物ばかりなのでサイズは余裕をもたせたい
・既製品襦袢を数持って使うので袖、肩幅寸法はファジーにして着付と裏ワザでカバー

自分の着物姿でここだけは気になる!って事
・おはしょり短いと座った時、下腹で跳ね返るので長めが好き
・前から見た時上前のおくみが腰の一番出たところまであるのが好き
・衿は左右対称で帯の上がすっきりしているのが好き

着物屋ヨメのゆらり生活日誌2014年7月より

とまあこんな感じの着方をしていた30代
一番最初に仕立てたのは保多織の単衣でした
2009.4月に仕立てたのでこの時点でもう5年着てたんですね・笑

2014年7月 保多織 単衣


その時に出した寸法がコチラ↓

身長158cm 洋ナシ体型
身幅(100cmいくかいかないかと答えておく)
背身丈 420
前幅  65
後幅  80
衿下 210
裄  175
袖巾 88
肩巾 89
衿肩明25
くりこし8分
抱き巾指定ナシ
(尺・寸・分表記)
※cm表記の計算は
上記数字×0.378≒●●cm

着物屋ヨメのゆらり生活日誌2014年7月より

当時は
・仕立ての事ちんぷんかんぷん
・着物はたまーに着てたけどそこまで頻繁じゃなく裾や腰紐の位置まで意識してない
・着付もその時々で出来あがりが違う
・はじめての木綿着物でどれぐらい縮むのか見当がつかない
という頃でしたので広めに作りました

ついでに、わけもわからないまま着物の衿といえば広衿だろ?
と思い広衿にしていましたが、
着ていくうちに自分は面倒くさがりなので
木綿着物はバチ衿の方が着やすいということに気がついて
以降の木綿着物の仕立てはバチ衿にしております
この保多織は結局最後まで広衿仕立てのまま着ていたのですが、木綿の中でもちょっと特殊な織りなので広衿でも全然問題なく着ていました。むしろ、衿裏分厚みが出て胸の薄い人は広衿もありなのでは…と思うように

結局、自分の体形と好みの着方と合うかどうかなんでしょうね。
このあと10年以上着ていました(よーもったわ・笑)

続きます


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