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行橋〜別府100kmウォーク

に参加してきました!

動機

5年前に佐世保島原間を繋ぐ100kmウォークを応援しに行ったことがあって、そのときに選手として参加していた友人がすごく良い顔をしてたのが忘れられなかったこと。また去年の行橋別府を歩いた友人がなんかすごい良いこと言ってた(なんだっけ)こと。地味なようで奥深そうに見えた100kmウォークに興味が出て、また競技の性質的な部分でトレイルランニングのロングレースに活きる部分がありそうな、なんだったらわたしにとって必要そうな気さえして。去年の早い段階からこの大会に出ようって決めてました。

練習

エントリーが決まって本番までに二度、長い距離を歩く練習をしました。行橋別府を歩いた友人と相談して「半分以上の距離を歩いておく」ことを決めていたって感じです。この目標設定が良かったなー。

道具選びやランニングとの違いからくる身体の反応など得るものが大きかったです。またウォーキングって心臓に余裕があるのでおしゃべりもたくさんできて、ウォーキング楽しいやん趣味になっちゃうかも!って思ったりもしました。気の迷いでしょう。

ショップイベントの練習会、朝焼けのゴール地点で路駐してた車内のカップルがいちゃいちゃしてた(こっちは汗臭いというのにそれを見ていた)ことと、友人との練習会で食べた柳川のうどんが美味しかったことが忘れられないです。

柳川の「立花うどん」
あまいお出汁とふわふわの饂飩が最高!

準備

ウェアやギア、補給についてはトレイルランニングの延長線上で決めつつ、しかしウォークだからこそ持てる余裕を活用して新しいギアのテストも兼ねてみようと。買ったばかりのヘッデンの稼働時間や化繊の保温着の性能、あとは脚攣り防止のために自作したMgローションも大会の最中に試すことが出来ました。

当日は二日目の未明から雨が降る予報。雨でブレーキがかかるようじゃ阿蘇ボルケーノトレイルで何も学んでないじゃんって話なので、ノーダメージで100kmを終えるつもりで準備をしました。おかげさまで足のマメもないし股ずれも大したことないし、雨が降って寒くなったけど風邪をひくこともなかったです。あぁでも、秘密兵器にと思って仕込んでおいた「凄十」を飲み忘れたな.....

買うと高いMgローションですが自作可能です
効果検証中なので攣りそうなひとはわたしの所へ!

スタート!

事前の練習で得た感触から20~22時間で完歩できればいいかな~くらいの感じでゆるくスタートしましたが、一緒にスタートした友人がびっくりするくらい速い!これについてったら脚がどうにかなるんやない?と思いながらも折角なので一緒に歩きます。歩いている瞬間はキロ9分後半で、5キロで52~4分とかそのくらい。最後までこれくらいです。

コースは65kmくらいまでほぼ平坦で、CP2宇佐~CP3日出の間がちょっとした峠越え。CP3を過ぎると別府の街が遠くに見えてきます。序盤終盤は市街地なので信号も多くて厄介だけど、中盤はずんずん歩ける感じ。3か所のチェックポイントと60kmあたりで寄ったコンビニで休憩をとった以外はほとんど淡々と歩き続けました。止まるとすぐに脚がかちかちになるのは練習の時に経験してたし。マラソンよりトレイルランニングより動作が単調な分、足の特定の部分に疲労や痛みが出やすいです。

スタート前の賑やかな感じ。
参加人数は3500人!

ゴール(もうw)!

結果、18時間半くらいでゴールすることができました。
良し悪しはわかりませんが目標よりも大幅に早くゴールできたし、ちゃんと頑張った結果だって思えました。

終盤に仲間と離れて1人になった時間帯が2度ありました。そのときには足関節も膝も股関節もしっかり疲労感きてるしふくらはぎもハムもおしりもぱんぱんで、もう皆とも離れちゃったし少しペースを落としたい。けど、これでペースを落としたらゴールタイムを見比べて「ユーゾー手抜きしたな」って分かるなって。なんかそれ嫌だなって、追いつきたいなって。

そう思って、手抜きしたいと思い始めた自分と、トレランのレースの最中にも必ず出てくるサボりの悪魔と勝負しました。もう一回腹圧きかせて、肩甲骨と股関節を動かして、足をしっかり回して。それができたからこそのタイムだし、前を歩いてた仲間とのタイムを詰めて、追いついてゴールできて嬉しかったです。たぶんこれですね。

ボスみたいな峠の手前で。
この仲間たちとだったから歩けたなー

まとめ

タイムだけなら今年の結果で満足です。わたしなんかより1時間も2時間も速く歩いたひとがいくらでもいるので何とも言いようがないんだけど。脚の疲労の感じとか環境や感情の変化への適応とかはトレイルランニングに通じる部分が間違いなくあるなと思えたので、もっと良い歩きが出来るようになりたいと思ったらまた参加したいです。

また、本番だけでなく練習でも一緒に歩けた仲間や友人と過ごせた時間が何にも代え難いものになりました。ウォークまじこわいって毎日のようにLINEしたし、大会に出るわけじゃないのに練習付き合ってくれたし、大会の途中でも現在地を教え合って励ましあって歩いたし、しょーもない会話、何度も出てくる古いビデオ屋の看板、唐揚げとビールの誘惑、遠くに見える別府の街、全部良かったです。

土日に歩いて水曜日にこの記事を書き上げましたが、月火水と3日経ったら締めの言葉が「全部良かったです」になりました。道中、わたしの脚はめちゃめちゃ痛かったのにです。つまりそういうことです。

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