飲酒の習慣とクスリの効果の関係とは?|クスリのアウトプット#31
きむっちです。
飲酒することでクスリの作用はどうしても変わります。
前回の記事(#27)ではアルコール飲酒に伴うクスリの作用について解説しましたが、血管での吸収がどうなるのかについては伝えていませんでした。
今回の記事では飲酒の度合いに伴うクスリの影響について解説していきます。
この記事を読んでいただくことでクスリの影響について知ることができますよ。
【この記事を読んでいただく前に】
この記事を読んでいただく前に
前回の記事(#27)の記事を読んでいただくことで
クスリと代謝の関係を知ることができますよ。
ドリンク剤などとも相互作用する
意外に思われるかもしれないですが、
ドリンク剤にもわずかにアルコールが含まれています。
つまり、アルコール度数が低い飲料でも影響を受ける可能性があるのです。
アルコールを飲んだ場合の相互作用
ここからはアルコールを飲んだ場合の相互作用について
3つのパターンについて解説します。
【クスリをアルコールで飲んだ場合】
クスリとアルコールを一緒に飲んだ場合、肝臓はアルコールを優先的に分解しようとします。
これに伴い、クスリが分解されなくなり、通常よりも高い濃度で血液中に入ることで強い作用を起こしてしまう恐れがあるのです。
【深酒の場合】
深酒の場合、肝臓の酵素 シトクロムP450 が増え、体のアルコール代謝が高まりお酒に強くなります。
肝臓の能力が高いことからクスリの成分が分解されやすくなるので、結果的にクスリの成分量が少なくなってしまうのです。
【肝臓がダメージを受けている場合】
アルコールを飲みすぎて肝臓がダメージを受けている場合、お酒を長いこと飲んでいる場合、アルコール性肝変から肝硬変になってしまっていることも。
そうなるとクスリの成分を分解する能力が半分以下になってしまいます。
それに伴い、クスリの効き目が強くなってしまうのです。
最後に
アルコールを飲むだけで大きく作用すると考えると、なるべくアルコール自体の摂取を控えた方がよいように感じました。
実際にはクスリによって相互作用が違う可能性があるので、医師もしくは薬剤師に相談してアルコールの摂取量などを相談してみてはいかがでしょうか。
次回のお知らせ
次回は納豆やチーズを食べたときのクスリの相互作用について解説していきます。
健康的な印象の食べ物でもクスリとの相互作用が起こると思うと意外なもんです。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。
図解で説明されているから、さらに理解しやすくなります。
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