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環境でクスリの吸収が変わる?|クスリのアウトプット#21

きむっちです。

内服したクスリの多くは、胃で溶解されて、小腸で吸収されます。

実は胃の中の状態によってクスリの吸収が変わるんですよ。

この記事では胃の状態によって起こる影響について解説していきます。

この記事を読んでいただくことで、空腹の有無によるクスリの影響を知ることができますよ。

【この記事を読んでいただく前に】

この記事を読んでいただく前に
前回の記事(#20)を読んでいただくとさらに面白く読めますよ。


胃の満腹度による影響

胃が空っぽのときには、胃内のクスリはすぐに腸に吸収されます。

一方で、食事後には胃の中に食べ物とクスリがあるので、クスリの吸収・排出が遅くなります。

そのため、食事前後ではクスリの吸収が大きく変わるのです。

【食後の時間に伴っても影響が違う】

ここで、食事から2時間くらい経ったあとには胃が少しずつ空腹の状態になります。

そのため、食後からの経過時間によってもクスリの作用が変わるのです。

【小腸の状態によっても変わる】

ここまでは胃に焦点を当てて書いてきましたが、
小腸の状態によっても変わります。

食物繊維の量、下剤の使用などによっても影響を受けます。

また、手術したかどうかなど、様々な影響を受けます。

最後に

食事や他のクスリによって
クスリの吸収度合いが違うと思うと、
クスリの飲み方だけでも深いと感じるところです。

このような影響があるから、
内服薬では食前・食事中・食後が決められているんですよ。

もっと詳しく知りたい方は下の書籍からご覧くださいませ。

次回のお知らせ

次回はクスリの作用で大切になる酵素反応について解説していきます。

酵素反応は触媒反応のひとつなんですよ。

なお、#22はやや専門的なので、省略します。

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最後までお読みいただきありがとうございます。

もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。

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<きむっちの自己紹介の記事はこちら>



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