クスリの効果も「気のせい」?|クスリのアウトプット#11
きむっちです。
今まで「クスリを飲めば症状がよくなる」と考えたことがありませんか。
クスリを飲んで治っていると信じているのは、案外「気のせい」ということもあるんですよ。
どうしてクスリの効果が「気のせい」と言われるのか、気になりませんか。
この記事では
病気が「病は気から」と言われるのと同じように
クスリの効果も気のせいと言われる由縁について解説していきます。
この記事を読むことで、クスリの効果について違う視点で考えることができるようになります。
偽薬とは?
意外かもしれないですが、薬効成分(有効成分)を含まない錠剤などを「クスリ」だとして投与した場合でも症状が良くなることがあります。
このように有効成分を含まないクスリのことをプラセボ(偽薬)と呼びます。
偽薬によってクスリの効果が発揮される場合、「プラセボ効果」といいます。
どうしてプラセボ効果が起こるの?
「どうしてプラセボ効果が起こるの?」と思われた方がいるかもしれませんね。
【「病は気から」とは?】
まず、「病は気から」と言われる由縁として
次のようなことが深くかかわっているからです。
● 疾患の治癒
● クスリの効き方
● 「痛み」などの個人差
つまり、診断しても簡単にわからないということです。
【プラセボ効果が起こる理由】
プラセボ効果について
はっきりした原因は特定されていないのですが、
次のようなことが挙げられています。
● 暗示効果
● 条件付け
● 自然治癒力
つまり、有効成分の効果だけで単純にクスリの作用が測れないということです。
プラセボ効果の確認方法
ここまで読んでいただくと、
「プラセボ効果を評価する方法はないものなの?」と考えた方がいるかもしれません。
ここでは簡単にプラセボ効果の測定方法について解説していきます。
プラセボ効果を確認するために、患者だけでなく医師にもわからないようにクスリの処方が行われます。
医師にプラセボ(偽薬)と伝えてしまうと、患者に伝えてしまうことがあるからです。
「病は気から」という言葉からもご察しの通り、相手に伝えてしまうと効果が確認できなくなります。
このような試験を行うことで
「被験薬」と「偽薬」の効果を検証します。
被験薬において明らかに有効性が確認された場合に、
初めて有効成分の効果が証明されるのです。
最後に
今回の記事で何度か書きましたが、
ほとんどの病気は「病は気から」によって引き起こされる症状です。
そのため、クスリの効果があるのかどうかを検証するのは簡単ではありません。
健康を維持するためにも、日常生活での食生活、睡眠や家族との交流が大切だということがわかっていただけたのではないでしょうか。
クスリの効果だけに目を当てるのではなく、
日頃の生活習慣を見直すことを大切にしていきましょう!
次回のお知らせ
次回は市場に出たクスリの安全性確認について解説していきます。
クスリの効果はすぐに判断できるものではありません。
#9と#10の記事でも紹介したように、短期間での効果と長期間での効果が判断できないからです。
詳しくは次回の記事で解説します。
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最後までお読みいただきありがとうございます。
もっと詳しく知りたい方はこちらの本を参考にしてみてください。
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