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雨が降るとだいこんやぐらの大根は??

天気予報通り、午前中雨が降り始め、一旦やんだもののまた降っています。
今夜はさらに強くなる予報です。

午前中のパラパラ雨で少し太陽も見えるタイミングで大根櫓を見に行ってきました。


すでに、すっぽりとシートに覆われて、雨に濡れないよう対処済みでした。こうして大根が濡れないようにして、雨が上がるのを待ちます。

雨が上がった後には風が吹きますので、すぐにシートを降ろし、その風にあてて、大根表皮についた湿気を飛ばします。


こうした自然環境の中で、生産者さんが昼夜問わず、だいこんやぐらの世話をすることで天日干し大根は出来上がります。

こうしただいこんのお世話のことを「だいこんの子守り」と呼ぶことがあります。

我が子のように、四六時中大根のお世話をするからです。


干し大根というと機械乾燥を思い浮かべている方ももしかしたらいらっしゃるかもしれませんが、このように天日で約2週間ほどかけて乾燥されます。
その間中、だいこんの子守りが欠かせません。

ちなみに、機械で乾燥した大根は試験した結果、乾燥しただけで本来の旨味が感じられませんでした。やはり天日乾燥が良いのだと実感しました。



しかしながら、このように手間暇がかかるため、年々生産者の減少、そして、栽培面積の減少が続いております。

かといって、干し大根を栽培するためには様々な機械が必要であるし、天候を予想しながらの作業であったり、四六時中大根の子守りが必要だったりで新規で始められる方はいません。


私達は生産さんが手間ひまかけて、愛情たっぷりで育てられただいこんを受け取り、漬け込み、熟成発酵をさせて、商品を待ってくれている消費者の方々にお届けするという仕事をさせていただいています。

こうした仕事がいつまでもできるよう私も今、できることを小さいことから始めていきます。


引き続き、宮崎県産天日干し沢庵をご愛顧いただけますようよろしくお願いいたします。


明日は晴れますように。





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