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心のリハビリ。映画編〜


強いね、
と言われがちです。


強いとか弱いとか簡単には言えないけれど、

強い人間なんていない、

いるのは、
ただ強くあろうと必死で生きている人間、、、

それだけです。
ただ必死で生きています。

自分の弱さを全てさらけ出せる強さは、
わたしには、ありません。

どちらが良いとか悪いとかではなく、
弱音を吐くことが、
どんどん苦手になっています。

弱音を吐いても解決しないし、
心配させたくないし、
理解してもらうのは難しい。

逆に、
から元気で平気なフリをするのは、慣れています。


それでも、
あの日からずっと今まで

楽しかったことも、好きだったことも、最高の想い出すらも、

すべてが、わからなくなりました。

何をしても、
朧気でよくわからない。

悲しいとか虚しいとか、
苦しい気持ちだけは、色濃く消えることはないのに、、、

楽しさは見失ったまま、、、

そんな毎日だったので、


かなしいことや、苦しいことは、
できる限り、心の引き出しにしまってきました。

そうしないと、
きっと日々を生きることも難しかったからです。
自分がなすべきことも、出来なかった気がします。

そうするしか出来なかったから
仕方がないけれど、

気が付いたら、
心の引き出しは、
かなしみや、苦しみでパンパンに潰れそうになってました。

少しでも、心のすきまを取り戻そうと、

リハビリを、始めることにしました。

まずは映像をみること。

一年近く、
映像をみるのが怖くて、
必要以外は避けていたのですが、
観ることにチャレンジすることにしました。

前は、映画も海外ドラマも好きでした。
自分を取り戻すためにも、観れるようになりたかった。


最初に観たのは、

『ラーヤと龍の王国』

内容には触れませんが、
凄く素敵なお話でした。

それなのに、
何をみても花との想い出ばかりが浮かんでしまって、
何回も涙があふれました。

でも、最後までみれたことが、
うれしかったです。


次に観たのが、

『狂猿』

カリスマデスマッチファイター、
葛西純選手のドキュメンタリーでした。

正直、デスマッチは刺激的過ぎるのではないかと心配でしたが、

傷だらけの葛西選手と、
ぼろぼろの自分がオーバーラップしてしまい、

凄く勇気づけられました。


その次に観たのは、
澤宗紀が

木村さんに見せたい!って言って誘ってくれた

『アメリカンユートピア』

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この映画も、凄く良かった。
久しぶりに、ポジティブな空気を吸うことができた。

正直、いつも胸が苦しくて、
呼吸がちゃんとできていない感じがずっと続いてました。

今生きている場所、
今生きていること、

無意識に嫌悪していたのかもしれません。

それでも、
映画をみっつも観ることができました。

心のすきまが少し、できた気がしました。

わたしにとっては、
大きな一歩です。


今のわたしには、
怖いものや、場所がまだまだたくさんあります。

大きな病院、警察署、火葬場、救急車などのサイレン、あの街、人混み、外出、心ない言葉や、希死念慮、感情的な人、知らない人など、、、


すべてが乗り越えられるわけではないけれど、

それでも、
好きだったことを
また好きになれたら良いし、

怖いものは少なくなったら良いし、

なにより、
自分らしく生きることをあきらめたくはありません。

大好きだった海外ドラマにチャレンジした話は、
また次回にしたいと思います。


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