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異常な故郷の風習:東京に出て初めて気づいた地域の奇妙な伝統

「生まれ育った地域の常識が異常な場合、違う地域に引っ越さないとわからない。

実家を離れてみて、わかることがあります。」

自分が住んでいる地域に、異常な風習があったとしても、そういうものだと気づかないことがあります。

例えば、高松市に「いわざらこざら乙女の像」があります。

この像の由来は、ある少女を堤防の人柱として埋めたという話からきています。

そして、少女を埋めた話を歌にして、地域の小学生が歌う習慣があります。

実際に私のお客さんは、小学生の頃この歌を歌っていました。

当時は、歌詞の異常さに気がつかなかったそうです。

「いわざらこざら」とは、
人柱にされた少女が
・いわなきゃよかった
・こなきゃよかった
と言う後悔の言葉です。

元々、高松の地域で堤防を作ろうとした時に、何年もうまくいかなかったそうです。

そんな時に
朝一番に通る「ちきり」(機織りの道具)をもった女の子を人柱にしたら、堤防がうまくできる
とお告げがあったそうです。

そして、堤防を作っていた人夫たちが、朝一番に通った少女に、ちきりを持っているか尋ねたところ、持っていると答えたために、人柱にされてしまいました。

ちきりを持っていると答えなければよかった

そして、ここに来なければよかった

こんな恐ろしい歌を、子供に歌わせるというのは、かなり異常です。

ところが、その地域にいると、この歌の異常さに気づきません。

お客さんは、東京に出てから、この歌の異常さに気づいたそうです。

そもそも、お告げで人柱をよこせなんて、神様は絶対に言うはずがありません。明らかに、神様の名を語る化け物の仕業です。

少女を人柱にしたことが、よほど後ろめたいのか、いわざらこざら神社もあります。

百歩譲って、少女を弔うために神社を作ったとしても、その歌を子供に歌わせるのは、異常です。

他にも、それぞれの家に池があって鯉を食べると言う地域があります。

鯉は、精力がつくと言われていますが、その分きちんと弔わないと呪いとなって人に返ってきます。

そのため、その地域の人たちは、特殊な鯉の呪いが、かかっています。

霊の浄化の仕事をしていると、こういった地域の異常な風習について、お聞きすることがあります。

しかし、その話をしている本人は、最初それほどおかしなことではないと思って話しています。

詳しく話していると、その異常さを認識するようです。

大抵の場合、その異常な風習から悪影響を受けています。

こういった具体的な話をしても、その地域に暮らしていると、異常さに気がつきません。

おそらくは、洗脳されたような状態になっているのだと思います。

それが、他の地域に移り住むことで、洗脳がとけて、異常さに気がつくようです。

私が知らないだけで、地方にはまだまだ変な風習が残っていると思います。その影響で病気になることも珍しくありません。

写真は、御在所岳。景色がとても綺麗でした。

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