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人生を救ってくれた親友の話

僕には人生を救ってくれた親友がいる。

彼の名前は涼太郎。
僕と同い年で今年26歳。
起業をしたのも同じ歳で、会社も6年目。

そんな彼が昨日、誕生日を迎えた。

今までの彼への感謝を込めて、noteを書いてみた。

彼には大きな恩が2つある。

3000万円の資金調達の恩人

一つ目は会社の資金調達の後押しをしてくれたことだ。

僕は当時、会社の資金のため3000万円を1ヶ月で集めるという無理ゲーをしていた。

タイムリミットが迫った2018年の12月24日。
半分の1500万円は集め終わっていたものの「残り半分、ギリギリ間に合うかな、、」と不安でした。
その日も、いつものように出資の相談をしに投資家さんの元へ。

その日は僕以外に何人かの起業家もおり、その中に僕の友達でFULMA代表の齋藤涼太郎がいました。(動画編集のオンライン育成講座を展開)
僕のプレゼン後、唐突に投資家さんが涼太郎に質問しました。

「涼太郎くん、君が投資する側だったら木村くんに投資するかい?」

涼太郎は少し考えてから言いました。

「木村は波もあって不安定な部分は確かにあります。ただ、今までの行動を見てきて、信頼できるやつだと思っています。なので僕は、今自分の貯金が少なくても、彼になら投資したいと思います。お金が戻ってこなくてもいいです」

友達からそんな事を言ってもらえると思っていなかった僕は、プレゼンの席で男泣き。

それを聞いた投資家さんは、
「よし、木村くん。あなたに1500万出資します。まだ経営者として君が良いかはわからないけれど、友達にここまで信頼されているのであれば、私もあなたを信頼できる」

こうしてクリスマスに僕は、友達からの最高の言葉と合計3000万円の資金を得ることができました。

彼の言葉がなかったら、会社はスタートできなかっただろう。
本当に感謝している。

どん底のうつ状態でもご飯に誘ってくれた

資金調達をしてから、僕はめちゃくちゃ働いた。
寝る間も惜しんで、プレッシャーの中、働き続けた。
そうしたら「うつ」になった。

僕と涼太郎は「毎月1回一緒に温泉に行く」というルーティンがある。
温泉の前にご飯に行くのだが、うつ状態の僕はご飯が喉を通らなかった。

日高屋の味噌ラーメンを前に、もやしを一本掴んでは、下ろす。
それを30分くらい繰り返していた。

「ラーメン、食べないの?笑」
そんな時でも涼太郎は笑って話を聞いてくれた。

涼太郎はすでに食べ終わっている笑

実はその時、彼も会社が潰れそうなほどきつい時期を過ごしていたのだが、僕には全くそのそぶりを見せることはなかった。

「あの時ばかりは俺が相談しようと思ってたのに、ゆうすけから黒いオーラが出てるんだもん笑」

後日その話を聞いて頭が上がらなかった。

うつの期間、僕は友達となかなか会うことができなかった。
でも涼太郎には会えた。

そして死んだ顔をしながら一緒にご飯を食べ、温泉に入った。

それがどれだけ僕を救ってくれたか。


この温泉会はもう5年も続いている。

今でも毎月の僕の楽しみだ。

またこれからも助けてもらうことがあるだろう。

でも僕も彼の助けになりたい。

もし彼がもやしを上げ下げし始めたら、今度は僕が笑って話を聞いてあげたい。笑

どんなに沈んでいても味方でいてくれたように。

本当にありがとう。そして、

誕生日おめでとう!涼太郎!


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