見出し画像

キャリアの棚卸

こんにちはヤマキンです。

さて先週、弊社のでぐみうもNOTEで書いていたのですが

キャリアの棚卸について書いてみようと思います。

キャリアの棚卸って??

これまでの自分の仕事の経歴を振り返って、様々な経験を通して身に着けたスキルや能力などを具体化し、それを価値判定するという事でしょうか?
※でぐみうのNOTEでは転職が成功している方はキャリアの棚卸を年に1回やっていらっしゃることがかかれています。
それをまとめることによってこれまでの自分のやってきたことを振り返るとともに、これからやるべきこと、やりたいことを明確にして仕事に取り組むという形で活用しているようです。

なぜキャリアの棚卸が必要になったのか?

なんでこんなことが必要になってきたかというと、終身雇用が崩壊し、人材流動化が進み、転職するのが当たり前な時代になってきているからだと思います。

ほんの10年位前まではなんだかんだ言っても「大企業は寄らば大樹」ということで入ってしまえば安心だとか、公務員は安定しているから魅力的みたいな価値観が大多数だったような印象があります。

でもこの数年では国家総合職で入ったいわゆるキャリア官僚の若手の退職率が増加傾向だったり、
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUA25CM60V20C22A5000000/

JTC(Japanese Traditional Company)というバズワードが出現(日本の伝統的な働き方を強いる大企業を揶揄するスラング)したりなど、これまで以上に組織に安定を求めるような働き方の信頼性が下がってきているような印象があります。

ヤマキンは自分自身が経営者であり、北陸人材ネットというかなり変な会社をやっているからなおさらこうした変化を感じてしまう立場にいることは否定できません。

さらに転職エージェントという仕事をしていると大企業で働いているから安心とは言い難くなっていることはめっちゃ感じます。というか日本の大企業(いわゆるJTCですね(笑))は90年代以降、ほぼ5年周期で定期的にリストラをしています。
そして大体45歳以上の人を対象にしています。
寄らば大樹的な環境で45歳くらいまで仕事をしているとその環境から放り出されるとヤバいです。餌を与えられてぬくぬく育ったペットがいきなり野生に放り出されるみたいな感じになってしまいます。しかも45歳くらいまで同じ環境しか経験していないと環境変化に対する対応力そのものが養われていないので本当に厳しい状況に陥ってしまいます。

じゃあ中小企業やベンチャーで働くとよいのかというとそんなことはなくて、所属している組織が小さいとやっぱり世間が狭くなってしまい、あまり成長できなかったり、汎用性の高いスキルが身につかない懸念があります。

転職は大きな成長の機会ととらえることができる

転職という経験が自分にとって気付きを多く与えてくれる機会だったと思います。環境が変わる、仕組みが変わる、ルールも変わる、そうした変化に自分自身を適合させるためにトライ&エラーを繰り返す。そして何となくアジャストする。そうした意識と行動が実はとても大きな学びの機会だったように思っています。
そういう意味では転職したほうが成長できるといえる時代になってきているのではないでしょうか?

でも転職ってそんな簡単にできるかというとそうでもありません。それなりに時間も労力もかかります。上手く行く人もそうでない人もいます。転職エージェントをやっていると転職がうまく行きそうな人には共通点がある事がわかってきました。

転職がうまく行きそうな人って

自分の強みを発揮して仕事で結果を出している人、そしてそれが活かせる環境がどんな環境かも自覚できている人ということができるでしょう。優秀さって何?という話にもなるのですけど、何万人に一人くらいはどんな環境でもいつでも何にでも成果を出せる人はいると思います。でも私も含めた普通の人は誰でも得意と不得意があります。仕事で得意な能力がうまく発揮できれば成果は出せますけど、不得意な能力ばかり求められる仕事ではつらいだけです。つまり、その人の能力+環境の組み合わせによって人は仕事で成果を出せるということになると思います。
転職がうまく行きそうな人って、このあたりについても何となくわかっているので転職先の選び方についても自分の得意が活かせるという部分にたいしてのこだわりというか価値観がしっかりしているように感じます。

自分の市場価値(どんな強みがあって、それは誰がそれを求めているのか)について正確に把握できていて、仕事しながらの価値をより高めるような働き方ができている人が転職がうまく行きそうな人には共通しているように感じています。

そしてこういう人は転職活動に対しても余裕を持った考え方ができている人が多いように思います。無理に今すぐ転職する必要はないけど、良い話(自分にとってより良い環境)があれば前向きに考えるみたいな感じです。

言い換えるとこういうタイプの人は「いつでも転職できる人」なんですよね。で、今の会社においても自分が気に行っている部分があるのでこの会社で働いているという自覚があるので仕事に対しても前向きになれていて、そうするとやはり結果も出しやすいので急いで転職する必要なありません。
なので今よりもより良い環境をじっくり見極める余裕もありますし、企業選びも慎重でできます。そうすると転職自体もより環境を求めるという方向にずれが少ないので結果的にうまく行く可能性が高まっているのだと思います。

「いつでも転職できる人」は幸福度も高い

最近注目されているwell-beingの考え方には相対的な価値でなく自分の中の満足度に視点がむき、さらにそれを高めるための様々な選択肢を自律的に選択できるという環境であればあるほど幸福感が高まるという仮説があります。

つまり「いつでも転職できる」という状況は自分のキャリアや働く環境を自律的に選べる状況にあるのでそもそも幸福度が高いわけですよね。「自分はこの会社とこの仕事が好きだからここで働いているんだ!」といえる状況って素敵だと思いませんか?

いつでも転職を自律的に選択できる自分であり続けるために


今の自分の市場価値(これまでの仕事を通して培ってきたどんなスキルや能力がどんな業界や会社に対して価値があるのか?そうした業界で働くことが自分のやりたい方向に一致するのか?)をはかる場としてキャリアの棚卸って実はとても有効なのではと思っています。いきなり「いつでも転職できる人」にはなれないかもしれません。でもそういう自分を目指し、必要があれば転職して様々な経験を積み重ねることによって成長し、さらに転職の可能性とチャンスを広がるような働き方ってこれからの時代にはとっても求められるのではと思っています。

キャリアの棚卸とキャリアコーチング

キャリアの棚卸を行うためには支援者がいたほうが有効だと思います。そしてその手法はコーチングが最も適しているのではと思っています。コンサルティングって最適解を求める手法だと思っているのですが、キャリアに関しては例えば今すぐにこのスキルで転職するならどこが一番良いという課題に対してはコンサルが有効でしょう。でも今すぐでなく、今から未来に向かっての可能性を探り、広げるということを目的としているのがキャリアの棚卸なので、コーチングによって自分の中のwillの言語化がとても大事になってくるのではと思っています。
仕事と働くと転職市場に対する知見を有し、コーチングスキルを有した人がキャリアの棚卸の支援には最も有効だといえると思います。

って考えてみたら北陸人材ネットって自分も含めてコーチングスキル有したメンバーがたくさんいるんですよね~

これは自社の新しいサービスにできるかも!!

ということでトライアルを実施したいと思います。

「キャリアの棚卸」トライアルサービスについて

何をするのか?(今のところの流れですので、多少変わるかもしれません)
しばらくはトライアルということで有料の価格(モニター価格)で実施してみようと思います。
やってみたい方は有料購読して、最後に書いてある申し込みでご連絡ください。

1.以下についてお話をお伺いします


①これまでに経験した仕事内容についてご用意いただいた職務経歴書に基づいてご説明ください
②その経験を通して感じた事や考えたことをについてお話しください
③さらに将来に向けてのご自分の思っていること(不安や希望)についてお話ください

2.これらを踏まえて以下のフィードバックをさせていただきます


①現時点でのあなたのキャリアの価値(強みは何か、何に有効か、どんな環境が適しているのか?)
②自分の望む働き方の実現に向けてどんなことに取り組めばよいのか?

時間はおおよそ60分~90分

事前準備が必要なもの


①職務経歴書
②これまでの仕事を通して思っていること(わくわくしたこと、つらかったこと、うまく行ったこと、大変だった事など)
③これからの働き方に向けての想い(こうしたい、こうなりたい、将来への不安、心配事などなど)
※①は書面で、②③はお伺いしますので考えをまとめておいてください。
申し込みされた方には直接メッセージを送るので日程調整しましょう。

ここから先は

85字

¥ 1,500

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?