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カーノマドワーカーをして分かったこと

こんにちは、ヤマキンです。

4月1日にエイプリルフールネタで下記の投稿をしたところ、

【ご報告】
かねてからノマドワークへのシフトが進んでいた北陸人材ネットは4月1日付で移動式オフィスとしてマイクロバスを改造したキャンピング&ワーク車を購入し、本社登記をそちらに移転したことをご報告申し上げます。
代表の山本は基本そちらでの勤務となりますが、従来通りのワーク&ライフスタイルであり、これまでと何も変わらないことを申し添えておきます。
引き続きどうかよろしくお願いいたします
#4月1日

ヤマキンSNSより

推定50%くらいの人がそのまま信じ込んでしまったらしく、つい先日も知人から「会いたいんだけどどこ行ったら良いの?」という問い合わせをもらいました(笑)

そういうわけで相変わらずカーノマドワーカーとして日常を過ごしておりまして、先月は約3週間、スキーを車に4台積んで東北~北海道をさまよっておりました。

もはやこのワークライフになじんでしまっていて、もはや元の生活には戻れないと思っている今日この頃ですが、せっかくなのでこの生活について感じたことを今回は書いてみたいと思います。

やってよかった点

1.ホテルを予約する&チェックインするストレスから解放された

宿を予約して、そこに泊まるという旅の中での当たり前の行動なんですけど、車中泊しているとこの行動がなくなります。
宿を探すのも旅の楽しみの一つでもあるかもしれないのですが、特に私の大好きな北海道は全体的に値段も上昇しているし、よさげな宿はなかなか抑えられなかったり、あと、当たりはずれもあったりということで、いろいろもやもやしていた宿捜しの必要がなくなりました。
あと、1週間以上の旅になると荷物がそれなりの量になるのですがそれを車から降ろしてチェックインするわけですが、それを部屋で広げて部屋で過ごして、翌朝、再びバックに詰めてまた車に運ぶということを毎日繰り返します。しかし、車中泊だとこの手間がなくなります。

夕方ごろに泊まる場所を決めて、そこに移動して駐車してから最短で10分以内には床に就けるという生活になれると宿を予約してチェックインしてさらにお金を払うという行動に一定のストレスがかかっていたことが自覚できました。

2.いつでもどこでも!!車内でオンラインMTG

今の車がハイブリッド車で、エンジンON時にはAC電源が使えるうえに、ポータブルバッテリーを搭載しています。加えて先月から車についていたオプションのwifiも使えるように設定したので、車を止められる場所であればどこでもオンラインMTGを含むリモートワークができるようになりました。
さすがに真冬時はエンジン付けていたこともありましたが、3月中旬以降であれば日差しがあると車内でもそれほど寒さを感じなくなります。3-4時間車内で仕事していたこともあるのですが、ハイブリッド車だと停車しているとエンジンが15分に1度くらいしかかからなくて、それもかなりストレスレスです。車の電源入っているとバッテリーに充電できるは車のwifi使えるはというのもリモートワーカーにはとてもありがたい。
※ちなみに3月の東北~北海道ノマドワーク時はまだかなり寒くて明け方はマイナス10度くらいまで気温が下がるために就寝時に電気毛布使っていたのですが、一晩使うとバッテリの充電量を半分以上使用します。この充電をする上でも車の電源onでエンジンかからない状態でのリモートワークは有効でした。

ノマドワーカー必需品❗️モバイルバッテリー

3.コワーキングスペース捜しからの解放



宿捜しと似ている部分がありますが、ノマドワーカーの悩みがPC電源確保問題と、オンラインMTG実施可能場所確保問題があります。オンラインMTGやるとPCのバッテリがあっという間になくなってしまうのでオンラインMTGやるときは、電源があってオンラインで話していても周囲の人の迷惑にならない場所ということでこれも結構気を使って探さないといけない問題です。地元であれば、定期的に使う場所が固定化されるのでそれほど悩む必要がないのですが、未知の場所だとこれを確保するのも結構大変です(ちなみに困ったときにはマックかイオンのフードコートです。どちらもコロナ禍の時に電源付きの席を用意してくれている店が多い)。でも車内にポータブル電源があれば車内で実施すればOK!!ということで、これもだいぶ楽になりました。

一推しのコワーキングスペース ワークテラス佐久

4.運転⇒リモートワークの繰り返しは頭脳労働に◎

弊社は原則リモートワークなので普段も自宅か私しかいない会社で仕事していることが多いのですけど、同じ場所にずっといると私のような飽き性は思考が分散してしまうようです。研修の資料を作ったり、講演の構成を考えるような頭脳労働はノマドワーク中やリフトの上(そこか(笑))、あるいはサウナで整っている時の方が良いアイディアが生まれやすくなっているような気がしています。
たぶん運転中にいろいろな情報が入ってきていてそれがマンネリ化しがちな60代の脳みそに適度な刺激を与えてくれているような気がしますね~

羊蹄山をみながらドライブ


次は良くない点


1.やはり外気温の影響は受ける


車って鉄の塊なので、外気温の影響をかなり受けます。
今回の北海道~東北の旅でマイナス10度くらいまで経験しました。シュラフ(安物)&電気毛布の組み合わせで乗り切れましたがそれ以下は結構大変かも(シュラフを来冬までに極寒仕様への買い替えを検討)しれません。
車窓が実はかなり外気温を伝えてしまうので、車窓へのアルミシート貼りを寝る前に行う必要があるのですが、猛吹雪とか土砂降りだとこの作業がちょっと辛いかもしれませんね。あと、車内の気温もかなり下がりますので寝ながらスマホは無理です。
夏場も30度超えるようなところではたぶん寝れませんので標高の高いところで寝ることになるでしょう。
まあこれは車なので移動すれば良いだけの話ですけど・・

2.泊まる場所問題


今のところ道の駅と高速のSA&PAを使っていてトラブルはありません。24時間使用できるきれいなトイレがあるというのは車中泊にはとってもありがたい施設だと思います。でも、いろいろ問題も起きているようで、今後はこれまでのように自由に使えなくなる可能性があります。これについては車中泊専用の施設(RVパーク)が増えていて、これでカバーできる部分もあるのですが、予約が必要だったりするので行き当たりばったりの今の旅の進め方ができなくなるかもしれません。

お世話になってます。道の駅

3.ゴミ問題


食事後のごみを社内に置いていくとにおいが車内についてしましますし、生ごみはできるだけ発生させないような配慮が必要です。しかし最近の道の駅はごみ箱がないのが当り前(家庭のごみをそこに捨てる輩が多くて廃止になった)、北海道だとコンビニすらごみ箱おいていない店もかなりあります。なので食事は外食か、もしくはゴミ箱のあるコンビニの駐車場で買って食べてそこのごみ箱へという方式でやっています。これは問題というより、そういうもんだという認識で動けばよいという話だと思いますが、、

こういうのはゴミ🗑️の後始末がかなり面倒くさい

4.お風呂問題


これは解決しました。全国の温泉が網羅されているアプリをDLして近くの温泉を検索して利用しています。地方の公共の湯やひなびた温泉を捜していくという別の楽しみもできました。ついでにその温泉の受付の人に周辺の美味しいお店を紹介してもらうという方式も最近覚えました。

全国各地の温泉めぐりはノマドワーカーの楽しみです
豊別町ご当地グルメホタテフライカレー🍛

5.洗濯問題


コインランドリーって全国どこにでもあるんですよね~
たぶんこの10年くらいでめっちゃ増えたような気がします。なのでこれもほぼ問題なしです。洗濯の時間にリモートワークもできるのでありがたいなあと感じています。
ただ街中のコインランドリーだと地元の常連さんからめっちゃ奇異の目を向けられることがあります(笑)

コインランドリーでノマドワーク

6.そもそも車内で熟睡できるのか問題


私は完全になれちゃったので宿に泊まるより熟睡できているかもしれません。遮温対策で車窓に内側からアルミシート掛けて車内を暗くすることでより快適性が増したような印象があります。さらに車内wifi伝えるようになったので、寝る前にスマホで動画見たりという時間も過ごせるようになり、より旅の快適度が増しました。

まとめ


10年位前まで、私自身もこのような生活にハマるとは思っていなかったです。ぶっちゃけ、リタイアした方が格安で旅をするのが車中泊では??みたいなとらえ方をしていました。
でも実際に始めてみると、断捨離に近い感覚があって、いらないものというか、やりたくないものをどんどん手放しているような感覚と、手放していくことによって時間の価値が上がっているような印象があります。
自分にとって必要なことだけに時間を費やす・・
みたいな感覚でしょうか??

これってもしかしたら老荘思想に近いのかも・・
と思いながら次はどこに行こうかをわくわく考えている今日この頃です。



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