胃がん闘病体験記②(〜胃がん告知まで)

こんにちは。KINと申します。


前回自己紹介を投稿させていただいた通り、現在20代で胃がんの手術治療を経験して抗がん剤治療を行っています。

20代で胃がんを経験するなんて思ってもいませんでしたが、少しでも自分の体験談が他の人のお役に立てれば幸いです。

〜体験記①はこちら👇👇👇👇👇👇〜

今回は胃がん告知までについて、書いていこうと思います。
まずは自分自身について簡単に記載しますが、、、下記の様な感じです。


  • 運動(筋トレorランニング)を継続して週2階回実施。

  • 性格は外交的で、休日は友達と過ごしたり活動的に過ごすことが好き。

  • 飲酒は週3回程。塩分多めの食事が好き。


今思うと食生活は少し乱れてたかもしれませんが、、、💦
至って普通の生活を過ごしてました。


そんな中で「あれ、今日はご飯が入らないな」と言った、いわゆる満腹感のある日が3日ほど続いたのです。

そのほかの症状は特にありませんでした。腹痛があるわけでは無く、食べ物を戻すことも無かったですが、この満腹感が気になり病院に行きました。


通院初日では薬を処方されただけですが、後日胃カメラを行い精密な検査をしました。
そして胃カメラを行ったさらに後日、私にとっては一生忘れることがないであろう、瞬間が訪れます。


医者「KINさん、落ち着いて聞いてください。胃カメラの結果、残念ながら悪性の腫瘍が見つかりました。」



KIN「悪性の腫瘍って、、、?何ですか?」


医者「ガンです。」




全く予想もしていなかった医者からの言葉でした。この言葉が発された瞬間の様子は今でも忘れません。
頭が真っ白になる、という経験を初めてしました。



KIN「ガンって、、、病気のあのガンですか、、?それ前の患者さんの結果じゃないですか?本当に自分の診断結果ですか?」


医者「はい。ただ、残念ながらこの病院では手術を行なっていません。大きな病院を紹介しましょうか?それとも、自分で病院を選ばれますか?」



ガンと言う病気について何も知らない、全く無知な自分に対して医者の先生はこう尋ねます。


たった数十秒前にガンの告知をされた自分。
今この瞬間を現実だと思えず、不思議なことにこの時は悲観することはありませんでした。


「頑張って治します!」



その時の状況を理解できなかった自分は、勢いよく先生に答えます。
そして大きな病院の紹介所をもらい、会計を済まして病院をあとにしました。




病院を出てから家に帰ろうとした瞬間


突然溢れんばかりの涙が出てきました。



「ガンって何?自分は死ぬのか?」
「ガンって高齢の人がなる病気じゃないのか?」
「今後仕事はどうすればいい?家族は??親は??」



頭の中がぐるぐる回り、何も考えられないまま、ただただ涙だけを流していました。



すれ違う人たちが全員違う世界にいるような、自分だけが孤独の世界にいるような、不思議な感覚を持ちながら帰路を通過しました。



告知の翌々日。紹介先の病院を訪ね、そこから本格的な治療が始まります。


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