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テンホウのチャーメンについて自分が知るすべてを記す

テンホウ、大人気ですね!
テンホウヘヴィリピータだった私としてはうれしい限りです。

その中でも、特に思い入れのあるメニューの一つ。
チャーメンについて、様々な誤解があるようなので
中の人ではないのですが、食べ、観察し、コピー研究した成果を
皆様に共有したいと思います。


チャーメンについて

さて、チャーメンとはどんなものであるのか。
本家ホームページから引用しよう。

創業当時の「つるの湯 餃子菜館」の頃には、まだラーメンはなく、この「チャーメン」と「タンメン」「餃子」が主力商品でした。

「チャーメン」は「炒麺」と書きます。イタメメンですね。(チャーハンとよく間違われます・・・。)

このチャーメンは、野菜炒めに麺をからめた汁なしラーメンです。これがまた美味しいんですよ!
根強いファンが多い商品でもあります。オリエンタルラジオの藤森慎吾さんもそのおひとり!高校時代はこれだったそうですよ~。

野菜炒めもテンホウの自慢の商品の一つ。家族でご来店の際も確実に召し上がっていただきたい逸品、おかずの王様です。

さらに、卓上の豆板醤やニンニク、酢をお好みで入れお召し上がり頂くのが通の食べ方。私もオススメです。特に豆板醤はかかせませんね。

実はこの豆板醤は、工場で作っている、テンホウオリジナル豆板醤です。テンホウのラーメンやギョウザに合うように作ってあります。
なんにでも合うので万能調味料でもあります。辛いのがお好きな方はぜひお試しください!

テンホウHPメニュー『チャーメン』より
典型的チャーメン

ここでポイント。チャーメンは麺を”炒め”ていない。
多くの誤解はこのあたりから生じているのかもしれない。
確かに、説明するときには塩焼きそばみたいなもの、と言われることが多いと思う。
しかし、『野菜炒めに麺をからめた汁なしラーメンです。』とハッキリ明言されている。
これは作っている工程でも間違いないことを確認済み。

使われる麺は蒸し麵ではない

麺はテンホウ標準の太麺(タンメンとかに使ってる、アレ)を普通に都度茹でています。
そして、肝心なのは野菜炒めと同時に作られることが多い点。
これが焼きそば的だと、なかなかそうはいかないのではないか。

チャーメンの本質は野菜炒め

個人的にこの野菜炒めと同時に作っているのを”チャーサイロット”と名付けているが、
実はチャーメンのみ作っているときよりもやや汁気が多くなる傾向がある。
テンホウの野菜炒め自体、仕上げにお店ごとに寸胴で取ったガラスープを加えて
コクと旨味をブーストさせているのだが、
2人前・3人前・・・と増えていくとスープの量も増える傾向にあるし、
野菜炒めを盛り付けてから麺は絡められるので野菜が若干クタ気味になることもあったりする。
このときに、比較的ブレが出やすいので味変が効果的なのである。

チャーサイロットの例

チャーメンを最大限に楽しむ方法

ピーク過ぎ、14時台を狙う

これは理由が明白。チャーメンは1人前ごとに作られた時の方が
作り手の個性も出るし、味が安定する傾向があるから。
この時のチャーメン、特に諏訪地域のテンホウでは味変はしなくても
大きな満足感がある。
ただし、麺は大盛りまでがよく、ダブル・トリプルとなっていくにしたがって
あまりバランスが取れなくなる印象。
温泉卵トッピングや、野菜追加などをすることでこれを解決する手法がありそうだが、
今後の研究課題として残っている。

チャーサイロットは味変のためのもの!

お昼のピーク時、サービスデーかテンホウデーとか重なると
厨房の方もなかなか大変そうな雰囲気が伝わってきます。
(余談ですが、もはや厨房を見ることのできるお店って丸山橋店だけ?
松本方面は疎いので情報求む)

実際、ややボヤケ気味な味わいで来ることもあります。
こういうことになりそうだ、と思ったら
”とりあえず肉揚げトッピング”、これで間違いない。
肉揚げのタレもかかってるのでおいしく頂ける。

チャーメン味変の可能性

もちろん、味変をするのもこういう時はとてもいい。
ワタシ個人の一押しは「豆板醤+ふつうのお酢」
しっかりとした味わいの強さとサッパリ感が出るのでライスにも合わせやすい。
「おろしにんにく+餃子酢」というのもガッツリ派にはありだと思います。
残念ながら生のおろしにんにくでお腹をやられてしまうのであんまりやっていません。
大穴は温泉卵。あの定食についてくるあれです。
こいつをトッピングした時、世界観が大きく拡張したような気持になりました。
デイリーポータルZ江ノ島茂道さんがテンホウを取り上げた記事を見て、
彼の未知に対する探究心に惚れてしまい、今でも一ファンとして見続けています。

さいごに

テンホウは誰でも気軽に立ち寄れるファミリー中華です。
だからこそ、チャーメンを食べてみてほしいのです。
きっとそこには、新たな世界が広がる・・・はず。


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