エレガントな日常/ハートセンサーを信頼する
「大変申し訳ないのですが、次回からあの衛生士さんを私に近づけないでください」
「そうですよね、、、すみません。わかりました」
歯医者さんと私の別れ際の会話です。
私の「推し活」と勝手に呼んでいる歯医者さん。
数ヶ月にも及んだ治療が前回で終わったというのに何の因果か昨日新たな案件(歯の激痛)に見まわれ急遽診てもらうことに。
"推し活ロス"と友人から新たな言葉を仕入れて、私は推し活ロスに浸っていたのも束の間。
また追っかけしちゃったよ、、、。
(私の世代には"追っかけ"という言葉のほうがしっくり)
先生の転勤配属先までわざわざ地下鉄で行くガッツ。
私にとっては、そうまでしてその先生じゃないとダメなのです。
懐かしい推し先生との再会、
(2週間ぶりだけど)
診察、治療、
と事は順調に運び最後にドッカーン!!
久しぶりの大砲弾を受けてしまいました。
一言で言うなら
「ハートがない人」
から粗末な扱いを受け、ボロボロに傷心のままに帰宅。
えぇ。
泣かないで頑張りましたよ。
大人ですから。
最後に勇気を振りしぼって先生を物陰に呼び出し、冒頭の会話をしたというわけでした。
ちなみに物陰に呼び出す際には受付スタッフ、そこに立っていたスタッフ、待合室の人々全員の前で
「センセー、ちょっとちょっと。コソコソ話があります(手でこっちこっち、とジェスチャー)」
と言うハメになり、きっと全員が耳を大きくして医院の出口で(全然物陰じゃない。皆んな横目で見える位置。わはは)コソコソ話していたのを見守っていたかと思います。
(ハズカシーけどおばさんになれば多少の無茶な行動も出来るようになるのよ)
相手の言わんとすることをいち早く察して言葉にするドクターです。
今日も安定の「上の句&下の句」。
コール・アンド・レスポンスです。
私「昨日、こんなのを食べてかじった瞬間に...(上の句)」
Dr.「悶絶した(下の句)」
(ほほー。悶絶ときたか。バッチリの下の句だなぁ)
この先生の前では100%安心しきって心を開いてしまいます。
そして。
心も毛穴もパァーっとおっぴろげ状態の時にその衛生士さんはぬーっと現れ、一言も言わずに先生のサポートをし始めました。
がつん。
(イデデデ!)
ぐいぐい。
(ぎゃーだずげでぇー、、、!)
落ち着いたときにお顔をチラリと見たら氷のような目。
こ、、こわい。
見た目はものすごい美人さんです。
私は歯医者さんで何が1番怖いかってデリカシーのない動作にて治療"以外"(ミスなど)に肉体的苦痛を味わうことと、
その人にハートを感じられない瞬間です。(所作動作以外の態度にも)
もちろんそれは私が個人的にキャッチする感覚であって他の人ならなんとも思わないことかもしれません。
はぁー。
油断してたなぁ。
安心する先生の前では私は完全武装解除をしています。
心を許せる存在が異常なほどに少ない私にとって、この先生は何百人に1人の確率で巡り会える貴重な人です。
地下鉄ではしっかりと自分のオーラを保護して他人のエネルギーを受けないようにしてきました。
地下鉄を降りたとたん、安心しきって必要以上にオーラをゆるゆるにしていたのです。
(どーせ先生としか対面しないだろうし、黄色のオーラにしちゃおうかな〜むふふっ)
その油断オーラの時に衛生士さんから私はボコボコに社会生活の厳しさを思い出させられました。
(社会には色んな人間もいるのよ!医療従事者だって人間よ。完璧じゃないことを知りなさい)
と言わんばかりの洗礼。
粗末に扱われて、あまりにも自分が惨めで悲しくて泣きそうになりましたが、ぐっとこらえました。
こっちもさすがに熟女が診察台で泣く姿をさらしたくない見栄と意地があるもんね。
そこから先は先生の話も頭に入って来ないわ、胸は傷心でザワザワするわで動揺しっぱなし。
相手の言わんとすることを察知する能力が破格のレベルの先生は、最後に私が言おうとしたことも瞬時に
「そうでしたよね(さっき見たときに分かりましたよ)、、、」
と理解してくれたのが救いでした。
ありがたい気持ちを抱えつつ、でも、ずっとザワザワも止まらないままに帰宅。
その後もかなりの時間ハートブレイクな私でした。
(いつの間にこんなに繊細になってしまったのか、、、)
胸はザワザワしながら食事をし、ご飯を炊いてなんとか通常運転を試みました。
オーラの中と外を
『セイント・ジャーメーン』
にお願いして紫色の炎で満たしてもらいます。
がくんと下がってしまった私の周波数を愛の周波数に回復(浄化)してもらいました。
やり方はシンプルです。
「セイント・ジャーメーン、あなたの紫色の炎で私のオーラの外側とオーラの内側を満たしてください。ありがとうございます」
と心で意識するだけ。
しばらくしたら
(私はだいたい1〜3分ぐらい)
「ありがとうございました。紫色の炎を宇宙へお返ししまーす」
と唱えて終了。
とはいえ私はしょっちゅう最後のお返ししまーす、をいい忘れますけどね。
でも効果はそのまま同じですし、お返しし忘れても支障があったことはありません。
100%回復とまでいかなかったものの、かなり楽になりました。
(今日の砲弾はかなり急所にきたらしいな、、、もぉヤダー)
楽になったところでやっとお楽しみタイム!
待っていたお洋服が届きました。
購入したのはこの春〜初夏のアイテムです。
毎日ぴちぴちのカットソーだけだったので肌寒い日に羽織るものと、運動もできるボトムスをゲットしました。
先日ランニングシューズを買った時に走ってみたくなったので、その一瞬の感覚を大切にしました。
万が一どうしようもなく走りたくなったらこれを履いて近所200mぐらい走ってみようと目論んでいるのです。
しかも普段履きにしたほうがオシャレでテンション上がる〜。
ハートがあるとか無いとか何の根拠もありません。
ただただ「自分」がどう感じるのか。
そして不快な思いをしないためにはどのように自分を守るかを学んでいます。
これまでに数え切れないほどに我慢をしてきました。
もう我慢をする人生は卒業しました。
最初は少しだけ勇気がいるけれど、私はその相手が自分に近づかないよう距離を保つこと、関わることのないよう対処していくことにしました。
今、これが精一杯。
相手を許すとか受け入れるなーんてまだまだ二の次だもん。
あー。
それにしても推し活あっけなく復活。
周波数が安心できる存在の人に会えるのは本当に嬉しいけれど、やっぱり治療は治療。
痛いこともあれば体が硬直する瞬間もある。
帰り道。
舌でザラザラと違和感。
(うへぇっ。さっきシミないためにコーティングしてもらったものがベロベロに剥がれてるー)
新人ドクターだからなのかな?
はたまた私が衛生士さんに動揺しまくっていたから先生も焦って治療してしまったのだろうか??
コーティングが剥がれた歯。
家でうがいをしたら思いっきりシミました。
(いーの。いーのよ。私は先生のスキルアップのために実験台になってあげるわよ。イテテ、、、)
私は今日もエレガント。
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