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迷い、悩み、立ち止まり…それでも今ここにいる。私と仕事と

佐藤ゆきなと申します。

人生のモットーは「ハクナマタタ」、
最近のテーマソングはジェニーハイのグータラ節。
だけど、なんだかんだ仕事が・・すき!

そんな、とあるマーケ会社に勤める漫画好きのサラリーマンです。

育休復帰を機にTwitterやnoteで自分の考えをもっと発信していきたいと思い、これまでの社会人歴(約10年)をまとめてみます。

常に迷い・悩み・立ち止まりながらも進んできた私の歩みを共有することで、誰かの心に「ハクナマタタ(心配ないさ)!」という少しの希望をお届けできれば幸いです。

1.広告制作会社のWEBプランナー(2010年~)

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◆勝手にプランナー
美大のデザイン科を卒業し、新卒で広告制作会社に入社しました。

企業のCMとWEB制作を請け負う会社で、もともとはアシスタントディレクターとして採用されたのですが、「私、やりたいのは企画なんで!」と、勝手にプランナーを名乗るという我の強さ・・。

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「一人前になってから言え!」と怒られそうなものですが、当時の上司は私の意向を尊重してくれ、プランニングチームの打合せに参加させてもらえたんです。

こうして、新卒ながらWEBコンテンツのワイヤーフレーム作成、進行管理、デバックといった一通りのディレクター業務をこなししつつ、
キャンペーンやブランディングコンテンツの企画、プレゼンといったプランナーの経験も積ませてもらえました。

イラストや漫画が得意だったので、プレゼン資料にちょくちょく差し込んでいたのですが、これが意外とウケがよく。おかげで新人ながら「おもしろそうじゃん」と話を聞いてもらえた気がします。

この頃に仕事の基本スキルを身に着けたはもちろん、”アイデア力””言語化力””飛び道具(イラスト)を使った表現力”といった、自分の強みに早めに気づけたことも含めて、あらためて、当時の上司には感謝です。

◆代表作
当時の仕事で最も思い出深いのは、JRAの大型キャンペーンコンテンツの企画を担当したことです。

「自分がウマになって美人厩務員、調教師、騎手に育てられるブラウザゲーム」、その名も『My Sweet ウマドンナ~僕は君のウマ~』というイカれた企画です。(ネーミングも私がつけました)

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 ▼Wikipediaにまとめられています
My Sweet ウマドンナ~僕は君のウマ~

お題はシンプルに「競馬に関心が薄い層にリーチするコンテンツ」だったんですが、「ギャルゲー作りましょう!」と無邪気に提案した23歳の自分・・。(怖いものなし)

最終的にシナリオや映像制作で早々たるクリエイターの方々に参加いただき、記者会見を開いたり、アドトラックを走らせたり、コラボカフェができたり・・と、WEB制作会社のいち社員としては信じられない展開を見せました。(実現させてくれた代理店の方の力ですが)

「これだ!と思える仕事に出会えるまでに平均3年はかかる」みたいなことを当時の先輩に言われたんですが、新卒1.2年目でこんな規模の企画に携われたことは、ものすごい幸運だったのだと、後になって思います。

◆自分の手で作りたい欲求が募る
ところが、3年目に入ってからは今後のキャリアにモヤモヤが募るように。

WEB制作はいろんな職種の人が分業でひとつのコンテンツを仕上げます。私が”直接”作った成果物は、アイデア段階の企画書とワイヤーフレーム、それに進行スケジュールくらい。

もっと自分自身で完結するものが作りたいなと思うようになりました。(この頃は激務だったし、会社外で個人活動という発想はなかったのです)

実は、こどもの頃から夢は漫画家だったんです。
だけどきちんと”漫画家になる”ために行動したことはなくて、それがずっと心にひっかかっていたんです。一度くらい、ちゃんと目指してみたい。後悔したくない。そう思い、4年目に入ったタイミングで退職を決めます。

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2.漫画家を目指してフリーター(2013~)

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◆出版社に持ち込み
退職後、すぐに出版社持ち込み用の漫画制作に取り掛かりました。
32ページの少女漫画です。(恋愛をしないと死んでしまう病にかかった宇宙人の女の子が、地球へ留学してくる話・・)
絵は子どもの頃からずっと書いていたものの、しっかりプロットを組んで
原稿として描き切るのは初めてのトライ。デジタル絵もこの時からはじめました。

手探りでしたが、楽しくて楽しくて。寝食忘れて取り組んでましたね。

そうして完成した原稿をもとに、いくつかの漫画編集部に持ち込みしたいと電話。持ち込みがどんなものかは割愛しますが、ある編集者の方から「ブラッシュアップして、漫画賞に投稿してみた方がいい」とアドバイスをいただきました。

結果はただの努力賞だったのですが、後日、編集部の別の方から「ぜひ担当したい。新作のプロットを見せてほしい」と電話が。これが噂に聞く、担当編集さん!やったー!

・・と、確かに喜んでいたのですが。ここで、ラクな方に流される、私の悪い癖が出てしまいます。

◆ビジュアル系バンド沼にハマる
はじめての持ち込みがひと段落した頃、当面の生活費を稼ぐためにアルバイトを始めていました。とあるベンチャー企業のマーケティング部でメルマガやチラシの制作です。小さな仕事ですが、自分の手で作る感覚が意外と楽しい。

と同時に、とあるV系バンドにドハマりし、推し活に勤しむようになりました。ライブに行って、Twitterで知り合った人たちと互いの推しへの愛を語り、メディア露出を片っ端からチェックする日々・・。

要するに、まあまあやりがいのある制作のアルバイトをしながら推し事に没頭する毎日が、気持ちよくなってしまったんです。漫画へのモチベーションは次第に薄れていきました。せっかく声をかけてくれた担当さんへ新作の相談をすることもなく・・。

◆誰かのフォロワーで終わりたくない
しかし、次第に消費するだけの日々も辛くなってきました。大好きなバンドのライブ帰り、「あの人たちはあんなにも輝いているのに、私は一生フォロワーでしかないの?」と涙が止まらなくなったんです。

消費するだけじゃなく、私も何かを生み出す人でありたい。

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ああ、働きたいな。

自然にそう思いはじめ、再び就職することにしました。私のような自分に甘い人間は、コミュニティからほどよい監視を受けた方が案外動けるんだと、会社という枠組みのありがたさを痛感した時期でもあります。

3.マーケ会社でWEBメディアのライター(2015~)

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◆年間100本以上のタイアップ記事を執筆
そんなこんなで迷走した私が次に選んだのは、マーケティング支援会社が運営するトレンドメディアのライターという職でした。

なぜライターかというと、バイト先でWEBメディアの立ち上げに少し関わっており、そこでの経験が楽しかったからです。

思っていた通り書く仕事は性に合っていて、会社に所属しながら自分の手で世にアウトプットできるということが嬉しくて仕方がありませんでした。

企業のタイアップ記事がメイン業務でしたが、化粧品、食品、旅行、通信と幅広い業界に関わらせていただき、年間100本以上を担当。いろんな場所・人に取材できて、知りたがりな私には向いていたのだと思います。

◆書いた記事
タイアップ記事を書きながらも、自主的な記名記事もちょこちょこ書いていました。いくつかお気に入りの記事を載せておきます。

▼トレンドメディア「Social Trend News」で執筆

▼マーケター向けメディア「MarkeZine」の寄稿

この他、マーケティング会社所属のライターという少し珍しい立場から、時にはクライアントワークのプランニングも担当し、マーケティングセミナーに登壇したりも。おかげでいろんな脳が鍛えられた気がします。

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4.マネージャー兼事業責任者(2017年~)

転職してから3年ほど経ち、マネージャー兼メディアの事業責任者に就任しました。

これまでのライティング業務に加え、メディア戦略の策定や販促、メニュー改訂なども担当するように。

しかし当時を振り返ると反省ばかりです。マネジメントがなんたるか深く考えずに突っ走ってしまった結果、チームをまとめ切れていませんでした。メンバーに申し訳なかったなあと・・。今でもたまに、あの時こうしていればと、夢に見ます。

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とはいえ、やってよかったとは思います。自分がいかに人間的に未熟か自覚できましたし、メンバーが気持ちよく働ける環境づくりに意識が芽生えたのは、私にとって大変革だったからです。(それまでスーパー自分勝手な人間だったので・・)

◆マンガPRサービスやZ世代のトレンド研究機関を立ち上げ
またこの頃、マンガで商品をPRするサービス「Comitter」や、Z世代のマーケティング研究機関「TT総研」の立ち上げも行っていました。

ここまで読んでいただいた方はお気づきかもしれませんが、常に新しいことをやりたがる性格なんです・・。この頃は会社で漫画ばっかり描いていた気がします。(もちろん、仕事ですよ)

そんなこんなでマネージャーになって2年ほど経った頃、産休に入ります。

5.育休復帰、広報(2020年~)

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◆未経験でチャレンジ中
約10ヶ月の産休・育休を経て、職場復帰。
渡されたポジションは以前のメディア部署ではなく、なんと“広報”でした。もちろん、未経験です。

コロナの影響でこれまで通りの営業活動ができない中、今まで以上にSNSやWEBメディアを活用した企業ブランディングの重要度が増している・・

ということで、ライターやプランナーとして培ったスキルを活かすようミッションを与えられたというわけです。

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うーん・・・・・・できるだろうか笑。

と、正直不安はありますが。でもまあ、我ながら向いてそうな気は微かにしているので、頑張りたいと思います!

ラクな方に流されがちな私ではありますが、その分、変化に強いタイプなんです。だからきっと大丈夫、ハクナマタタ~~

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最後に:今後やっていきたいこと

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今後はマーケ会社の新米広報としてSNSトレンドを分析しながら、Twitterやnoteを活用して発信予定です。SNS、マーケティングといったテーマに興味のある方は、ぜひチェックをお願いします!

▼Twitterアカウントはこちら
https://twitter.com/kinacosato
(育休復帰のタイミングでアカウント新しくしました。試行錯誤中です)

その他、個人ワークとして、いまのママカルチャーについても深堀していきたいなあと思ったり。(私、自分がワーママと括られることに妙な違和感がありまして・・言語化してすっきりさせたいんです)

などなど、発信内容はいろいろな切り口を考えていますが、得意としてきた文章×漫画の手法を使い、多くの人にわかりやすくメッセージを伝えていきたい所存です。

あらためて、どうぞよろしくお願いいたします!

以上、佐藤ゆきなの自己紹介でした。

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