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ゲームは情報戦!

 以前の記事で格ゲーが好きだったと書いた。
 だけど格ゲーは超・例外。

 本来はパズルゲームが好き。
 ポケモンやドラクエのようなベーシックなRPGもよくやる。
 要は一人で黙々と取り組むタイプのゲームを好んでいる。

 その反対の性質を持っている、複数人での対戦ゲームはあんまり得意じゃない。
 やらないことはないし、実際にプレイしているときは楽しいんだけど負けて蹂躙されるのが、ちょっと……。

 特にMOBAは顕著で、チームが嚙み合わず、上手く回らないままボコボコにされるときはスタート地点で時間切れまでリスポーンとデスを繰り返す羽目になる。

 降参できないと最悪で、100秒近くリスポーン→デスを眺めることもある。切断してもいいんだけど、余計なペナルティが付くこともある。
 チーム戦である性質上、一人でどうにかできるわけじゃないのがつらいところ。
 スプラトゥーンのナワバリバトルもそういうところある。スプラは降参のシステム自体がない。
 オーバーウォッチもそこまで一方的な展開になることはほとんどないけど、たまーにある。

 でもいわゆるFPSは蹂躙されたら速攻で試合が終わるものが多いからそこはまだいいかな、とも思う。
 いっそ負けるなら無駄に時間をかけず、潔く散りたいものです。

 そんな対人ゲーム苦手民の私も一時、格ゲーにだけはのめり込んでいた時期がある。
 だけど一般的には「FPSシューティングはできるけど格ゲーは苦手」って人も多いと思う。

 格闘ゲームの難しさにはいろいろな要素がある。
 まず技が出ない。
 アクションゲームに慣れている人からしたら驚くかもしれないけど、ボタン1つ押して出るのは単純なパンチやキックだけ。あとは前進後退ジャンプなどの移動くらい。
 いまはカジュアルにプレイできる方法も一般的になってきたからその限りではないけど、当時はそれが当たり前だった。

 さらにコマンド入力が普通に出来るようになってから、コンスタントに勝てるようになるまで100連敗は当たり前。
 1対1の戦いだから誰が悪いと言い訳もできない。
 格ゲーはたった一人の戦いなのだ。
 私は格ゲーから離れるまで、普通に勝てるようになったわけではなかったけど、それでも楽しかった。

 格ゲーの面白さは勉強に似ている。
 リプレイを見返して自分の弱いところを見定める。
 それを克服するために練習する。
 練習も闇雲にやるんじゃなくて、細かいところを徹底的に調べて、有利不利を考えながら練習する。
 ボタン入力の発生タイミングや硬直、猶予フレームを調べて数字を頭に入れる。
 コンボが途切れないようにコンボレシピを頭と指に覚えさせる。
 練習量やセンスで強い技を押し付ける。
 相手のミスを見逃さない。
 格闘ゲームでエンジョイ出来るならそれでいいけど、勝ちたいならやることはたくさんある。

 格闘ゲームは情報戦。
 まぐれが入る余地はほとんどない。
 その分、まっとうに頑張った結果が出るから楽しい。
 ノートに記録をつけてニマニマできる人は向いているんじゃないかな。(そ)


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