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【人のあたたかみ、温泉のあたたかみ、料理のあたたかみ。カラダとココロに効く癒しのお宿】山形県かみのやま温泉はたや旅館宿泊記【おひとり様女子旅記録】

前回の記事

下大湯共同浴場を出て
身も心もアツいまま
宿泊するお宿へ向かいます。

共同浴場の目の前の碑
雰囲気良いなぁ

汗を拭いながら寂れた町並みをゆっくり歩きます。

すぐ近くに上山城が。
昭和レトロ。


わぁ、ボロボロ。
廃屋です。


一応温泉街なはず。


10分ほど歩いて
新湯という足湯に着きました。

手を入れたけど
だいぶぬるかった

新湯の前が今日泊まるお宿
「はたや旅館」です。

歴史ある温泉街の中の
家族経営の小さな温泉宿です。

到着ー。

前の道路で
元気な男の子2人とママがバトミントンしてました。
私が建物の写真を撮っていたら
「あー、あれお客さんかもー。来ちゃったかもー」
で、私が玄関に手をかけたら
「入った!やっぱそうだ!」とボーイズたち。

お客さんが来るまで、という約束で
ママと遊んでいたんでしょう。
なんともかわいい。そして、なんかゴメン。

玄関。帳場はありません。

すぐに「いらっしゃいませー」と
お勝手口から入って来たさっきのママが
出迎えてくれました。

山形訛りの笑顔がとってもかわいい。
そのままお部屋に案内されました。

木造2階建ての建物は
大正〜昭和にかけて建てられたそうです。
懐かしく感じる木の温もりあふれる
柔らかな雰囲気です。

館内は エレベーターはなく階段のみ。
昔ながらの階段なので少し急です。

全5室、おまかせの客室は
六畳の明るくて清潔なお部屋でした。

宿帳持ってきますねー、と
若女将さん去っていきました。

間もなく若女将さんが宿帳とお茶を持って再登場。

お花見シーズンだから、お団子ですって。

さっきの共同浴場での汗がひいてないけど
お風呂へー。

そこかしこに手づくりのひょうたん行燈が。
お風呂は半地下にあるので
手すりのある階段を下りていきます。

半地下にふたつある源泉掛け流しのお風呂は
24時間貸切で使えます。

夫婦円満の湯、ということで
「夫湯」「婦湯」

この日は宿泊者が他にいなかったので
両方好きなだけ入れました。

まずは「夫湯」へ

洞窟風呂のような湯船を満たす温泉は、
天然温泉・源泉掛け流しの湯です。

ピリッと熱い鮮度抜群のお湯は
これまた身体が芯からあたたまります。

夫湯にば"女石"という自然石があります。

なかなか子どもが出来なかった夫婦が
このお風呂に入ってから
妊娠されたという話もあるとか。

立ちのぼる甘い芒硝臭。
無色透明のサッパリしたお湯。

この狭い湯船に肩までどっぷり浸かっていると
なんともいえない恍惚とした気分になれます。

続いて「婦湯」

婦湯には"男石"の自然石があります。
ボカシ必要か?

これホントに自然に?

キリっと熱めの温泉は
湯冷めしにくいだけではなく、保湿効果も高く
お肌はしっとりさらさら。

夕食は18時にお願いしました。
内線電話で呼ばれて一階の個室に行きます。

こんな感じで用意されてました。


全品手づくりの家庭郷土料理!

地元の野菜を存分使っているので
野菜の美味しさをたっぷり味わえます。


山形を代表する郷土料理の一つ「芋汁」

牛肉とタケノコ入りの芋汁です。

採れた食材を使い芋煮会をするのが山形の風物詩。
各地域によって味付けや材料が変わるとか。
甘めのお汁でした。
大きなお椀にたっぷり、体がほっこりと温まりました。

塩分控えめのお漬け物、お代わりしたいほど美味しかった!
ワラビの煮浸し、オカヒジキのお浸し
タケノコの炊き合わせ
ふっくら煮魚
お刺身のツマも手切りで
残らず頂きました。

天ぷらは、タラの芽とフキノトウ!
季節の恵み、幸せー。

裏メニューとも言われている
はたやオリジナルのラーメンプランも気になりましたが
なにより白いご飯を愛する私。

「山形産はえぬき」は
一粒一粒がしっかりとしていてとても美味しかったです。

艶々ピカピカご飯。
お櫃を空にしました。

お部屋に戻るとお布団が敷かれていました。


手作りひょうたんの行燈が灯ると
タイムスリップしたかのような
不思議な時間の流れに癒されます。

そのあとは
お風呂に入ったり、部屋飲みしたり。

山形のお酒って
美味しいよねー

夜通しお風呂に入れるのって本当に嬉しい。
身体が冷えたらすぐ温泉。
温まりの良いお湯なので、
暖房をつけることなく過ごせました。


朝起きて窓を開けた


朝入ったお風呂は昨夜よりもピリッと熱い。
鮮度抜群のお湯は 身体が芯からあたたまります。

朝食は7時半にお願いしました。
夕食と同じように内線電話で呼ばれて
一階の食事部屋に向かいます。


これぞ正しい旅館の朝ごはん!


美味しいお米と相性抜群のおかずがたくさん。

大女将さんこだわりの手づくり梅干し。
酸っぱさに身体中の細胞が目覚めます。


旬の野菜を使った日替わりの小鉢がどれもこれも美味しくて
またまたお櫃は空っぽに。


廊下にいっぱい
ひょうたん行燈。

懐かしい昭和ど真ん中の雰囲気は
まるで田舎の親戚のおうちにお泊まりしたかのようで
気取らない癒しの旅を満喫できました。

大女将さんとご主人と若女将さんと
元気で可愛いお子様と。
心温まるおもてなしをいただきました。


お会計は玄関で立ったまま行った、笑


敷地内の桜が満開でした。


かみのやま温泉駅から徒歩15分

名残惜しいけど。
新幹線であっという間に帰って来ました。

また明日から頑張れそうです。


山形県 かみのやま温泉 はたや旅館
泉質:ナトリウム・カルシウム・塩化物・硫酸塩温泉
入浴可能時間:24時間
源泉温度:63度
2024年4月11日(木)宿泊
一泊2食11,000円+入湯税150円

今夜の夕食は
買ってきたこれ食べます!

おしどりミルクケーキのさくらんぼ味も買ったよ

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