マツシタケイイチ

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バッドマン

「人は何故、落ちると思う?這い上がることを学ぶためだ」 映画『バッドマンビギニング』 腐敗した街ゴッサムシティ 親を強盗に殺された恨みから、テロ組織で修行を積んだブルース・ウェインであったが、ゴッサムシティごと滅ぼそうとするテロ組織の考えに乗ることはできなかったブルースはテロ組織を壊滅させ、恨みを力に変えバッドマンとして法を越えた存在となり、街を守ることを誓う。 素晴らしい作品であった。ノーラン監督らしさがじわりじわりだ。思えば当時は『フォロウィング』『メメント』『インソムニ

    • 身の丈

      『AKIRA』 大人と超能力と若者の可能性と手におえない力と不良少年の戦いの話。 核しかり、AIしかり、スマホだって、ネット環境だって。人間は身の丈以上の力を手に入れてしまったのか。扱えるのか。大丈夫なのか。「もう始まってるよ」 若者たちが時代を作る。 良い映画! #AKIRA #映画 #時代 #文明 #AI #若者 #じゃぶりん

      • 人類は人類の手によって、人類を滅ぼす

        映画『オッペンハイマー』 僕の中で本年度ナンバーワンであろう作品。 もはや、映画を越えてしまった映画。 ノーラン監督は超越してしまった。 原爆を製造したひとりであり、原爆の代名詞にされた人物、オッペンハイマーの物語。 この映画は大変難しい。何が難しいかと言えば、 紹介ないまま、登場人物50人以上、そして、 1オッペンハイマーの時間軸 2第2の主役の時間軸 3核融合、分裂の時間軸 4夢の時間軸 5真実の時間軸 5つの時間軸が複雑に絡み合い、しかも時系列がぐちゃぐちゃだ。 手塚治

        • システム

          『猿の惑星ライジング(新世紀)』 アルツハイマーの新薬は、猿の知能を底上げさせるが、人類にとっては死に至らしめるウィルスであった。 そのウィルスは猿インフルエンザと呼ばれるようになる。 爆発的なパンデミックが起き、人類は人類どうしで争うようになり、そして文明はついに崩壊した。 それから10年。人類に絶望し、他の類人猿と反旗をひるがえしたシーザーは、森に国を作る。そして鉄の掟もつくる。「猿(同胞)は猿(同胞)を殺さない」それは、軽蔑した人類とは一線を画す証明のはずであった、、。

          猿の惑星

          『猿の惑星:創世記(ジェネシス)』 アルツハイマーの新薬の実験台になった一匹の雌チンパンジーは、知能が飛躍的に向上。しかし突如凶暴化し殺処分される。実はお腹に子供を宿しており、守ろうとしたがための行動であった。 生まれた雄チンパンジーはシーザーと名付けられる。母親を越える知能を有していた。 やがてシーザーは人類に絶望し、反旗をひるがえす。 ウィルスに対するワクチンを作るため、人間にもっとも近いチンパンジーにウィルスをガンガン打ち、実験中のワクチンを効くまでガンガン打つ。人類の

          かっこいいとはこういうことさ

          『パブリックエネミーズ』 1993年。世界恐慌のアメリカ。 銀行強盗のジョン・デリンジャーは、弱き者からは金を奪わず、大手銀行のみをターゲットに絞った強盗の姿勢は犯罪者でありながら大衆のヒーローであった。 街で出会った女性に一目惚れし、強引に連れ出し「おれの好きなものは、映画、ギャンブル、速い車、そして君だ」で彼女も「とんでもないものを盗みました。あなたの心です」ばりに、デリンジャーの強引さと強い心に惹かれ付き合う。 しかし時代が変わり、デリンジャーの銀行強盗は古臭い金儲けと

          かっこいいとはこういうことさ

          おとぎ話

          『ビッグフィッシュ』 自分が生まれた日に、結婚指輪を餌にしたら超巨大な魚が釣れた。 地元には魔女がいて、眼帯に隠されたその目を見てしまうと、自身の最期が見える。 地元には巨人がいて一緒に旅をした。 お母さんと初めて会った時、時が止まった。 戦時中、体が繋がった双子の美人に会った。 町をまるごと買って町を救った。 天国のような町に住んだことがある。 お父さんのおとぎ話のような話、子供の頃は楽しかったが、大人になるにつれそれがホラ話と気がつき、わずらわしかった。 そんな父親の死期

          虐待

          トム・クルーズが悪役に挑戦! 『コラテラル』 出会って気さくに話していた感じの良さそうな人が実は殺し屋だったら!? 届かない夢を思い描きながら12年間地道にタクシーの運転手。そこに乗り合わせた不動産業を生業とすると言う気さくな感じの良い男は5人のお客に会わないといけないので、1日タクシーを貸切りたいと頼んでくる。 運転手は貸切りは規定違反だとして断るが、男から報酬に600ドル渡すという条件に乗ってしまう。 しかし男の正体は不動産業者ではなく、殺し屋であり5人の人間を殺しにいこ

          哀れなるものたち

          『哀れなるものたち』 エマ・ストーンの代表作!すごく良かった! 教養ない者は幸せもない。 男は女性に幼女性を求めるが女性は 教養を身に付け大人になる。 #映画 #哀れなるものたち #人生 #教養

          哀れなるものたち

          恋愛

          恋愛映画なんてほとんど「くだらねー」と思う僕である。恋愛は難しいのだろう。『ハナミズキ』という作品などはご都合主義よろしく脚本というデスノートである人物がうまいぐあいに亡くなって、主人公との恋愛が発展とかね、、、。 そんな中、数少ない僕の好きな恋愛映画は、『(500)日のサマー』である。 草食系男子が、マッチョ系が好きな女の子サマーに恋をしてからの500日の物語だ。 恋愛だけでなく、人生自体が自分の頭でしか認識できず、確かなものなんて分からない。恋愛感情がある時の熱に浮かされ

          気持ち

          7人の人間が殺し合いをする。殺された人間の魂は「聖杯」という黄金の器に吸収される。6人の魂が聖杯に集中した時、聖杯は凄まじいエネルギーを持ち「願望器」という願いが叶う器になるとされている。これを「聖杯戦争」と言う。 その中でも、どんな状況に陥ろうが、冷静かつ強気なギルガメッシュが好きであった。 ある段階でギルガメッシュは街中で全裸になってしまう。仲間から「何があった!?」という当然の質問に対しても満面の笑みで「案ずるな!」である。 素晴らしき、ギルガメッシュ! 『フェイトゼロ

          イケオジ

          『ポーラー狙われた暗殺者』 何もかもB級!!軽く『メタルギア(スパイアクションゲーム)』をパクっている!でも良い!何故ならばマッツ・ミケルセンだから!! 凄腕殺し屋ブラックカイザーは定年を2週間後に控えていた!殺し屋専門の保険会社があり、殺し屋は引退を期に積み立てていたお金をもらえる。しかし、引退前に亡くなった場合、積み立てていたお金は保険会社が回収をする。 この保険会社が悪どく、引退寸前の殺し屋を暗殺し、金を巻き上げていたのだ。 ブラックカイザーは引退を目前に雪が止まない田

          ゴーストワールド

          『ゴーストワールド』 世の中の人間全員クズでダセー!と考えている高卒ホヤホヤの2人のダサい女の子たちは大人になれるかな?という映画。 コメディと見せかけて大分エグい映画。 スティーヴブシェミはやはり名演技。え!?この子スカーレットヨハンソンなの!? 主人公のイーニドには煮えきらずイライラする。しかしそれは過去の自分と気持ちが分かるからこそイライラする今の自分す。 友よ、とんでもない映画を知っているな!なんて素晴らしい! しかし、エグい!エグ良(い)い! #青春 #残酷 #人

          ゴーストワールド

          コスモ物語

          第35話『帰郷』 #漫画 #じゃぶりん #コスモ

          新時代

          『プロミシング・ヤング・ウーマン』 将来有望な若い女性。 誰もがその将来を期待されていた才能に溢れ、人柄も良い医大生のキャシーであったが、ある事をきっかけに医大を辞め、30歳になっても実家に住みカフェでアルバイトをし、その日暮らしをする自堕落な日々。 しかしその実態はバットマンよろしく、夜な夜な女性軽視をする男性たちに制裁を加え続ける日々を送っていた。 キャシーは何故そのようなことをするのか!? 時代がこの映画をついに呼んだ! 時代がついに変わりつつある。 #女性軽視 #女性

          男女の価値観

          『デス・プルーフ』 2部構成 前半はバーでの女性たちの恋バナなどの会話。これが楽しい。 そこに映画のカースタントを仕事にしているという中年男が現れる。女性たちはこの男の車に乗ることになるがカーアクションによる無惨な殺されかたをする。なんでか知らんがこの男は女性を恨んでいる。 後半、スタントウーマンの女性筆頭の4人の女性を同じ手口で狙う中年男。しかし、今度の女性たちはやられっぱなしではいられない!と中年男を半殺しにしようと追いかける!! B級映画である。めちゃくちゃ面白い。女性