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男性をあてにするフェミニスト

フェミニズムには、女性の権利向上のほか男性依存からの自立も含まれている。そのため、女性の社会進出が何十年もの間叫ばれてきた。しかし、今回の能登半島地震において、普段男性を皆犯罪者予備軍だなどとレッテル張りしているにもかかわらず、男性は性犯罪者から女性を守れなどと言い出しているフェミニストが多数現れた。当然、これを聞いた人々は呆れてものも言えない状態となっている。

彼女達の思いというのは結局、自分に都合の良い男性しか認めないのである。気に入らない男性の排除を主張する際に、フェミニズムを持ち出してきて性犯罪の危険ガーと叫びそれを正当化する。このような個人的な感情を押し通すためにフェミニストを名乗るなど全く馬鹿にしている。
だが、そもそも彼女達がなぜ男性に執着するのかと言えば、従来の男性依存の価値観から脱却できていないことが要因の一つだろう。そして、その価値観を持ち続けているのは彼女たちの過ごしてきた時代が関係している。

数年前、X(旧Twitter)上でサイゼリヤで喜ぶ彼女というイラストが投稿された。これに対し、あるフェミニストたちはサイゼのような安い店で女性が喜ぶなど男の願望だなどと批判していた。この批判から読み取れるのは彼女達がサイゼリヤを安い店と認識する世代であることだ。現在、若い世代の間ではサイゼリヤは決して安い店などではない。

彼女達の過ごしてきた時代は、男尊女卑の風潮がまだ強い時代でデート代は必ず男性が払うべきという価値観であった。そのため、男性に依存する思想を無意識のうちに持ったのだろうと推察される。しかし、すべての女性が男性に依存できるわけではなく、自立を余儀なくされた女性も多い。そういった女性たちは当然、男性を嫌うようになる。そして、彼女達からフェミニストが現れネット上で男性排除を主張しているのである。

近年、フェミニスト界隈は思想の多様化がかなり進み、女性の権利向上のみを目指すグループもいれば、今回取り上げた男性依存願望のあるグループもいる。個人的に危惧しているのは、特定の属性を持つ人々を迫害する風潮をフェミニストが作ってしまわないかという点である。それが社会的な正当性を持ってしまうと第二のナチス誕生になりかねない。

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