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人材不足と人材超過の葛藤

最近、人材不足と耳にすることが多いが、果たしてそれは本当なのだろうか?
あなたの周りの人を考えてみてほしい。
就職できずに何社も受けては落ちを繰り返す若者、再雇用されずに働き場を見つけられない老人、これはただ単に人が少ないという話ではなかろう。
私の職場では仕事をすることなく高い給料をもらっている人と2人分の仕事をして36協定違反にないようにどう誤魔化すかを考えながら仕事をしている人の二極化が今でも当たり前である。
給料は仕事をしていない人の方が高い傾向にあり(バブル入社や経営者一族、社長令嬢や秘書など)、仕事を一生懸命他の人の分までする優しく責任感の強い優秀な人材が退職してしまいがちである。そのため、余計に残された人の負担が増えてしまうのだ。
つまり、社員は余るほどいるのに仕事をしている人の人数が少ない。これが人手不足となっているわけである。

これからは人的資本経営に力を入れ、一人一人のパフォーマンスをあげることが急務であると考える。
そして、優秀な人材が離れないようなシステム作りが必要である。
日本も年功序列ではなく、実力主義の傾向を強め、教育の機会を与え、エンゲージメントを高める取り組みをすべきだと思う。
表面的な数値の話ではなく、中身が伴っていなければ意味はないだろう。

急激な時代の変化に人は追いついているだろうか?
異常気象・ウイルス等の蔓延・あらゆることのシステム化・法律改正の頻度や複雑化・・・
表面上の数値を上げるための人事政策は会社員にとって大きな負担となりかねない。
これから進化するのか退化するのかの舵を切るのは私達なのである。

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