田村林檎園・園主

しがない、りんご農家です。 もともと、東京でSEをしてましたが…「生き方」に疑問を持ち…

田村林檎園・園主

しがない、りんご農家です。 もともと、東京でSEをしてましたが…「生き方」に疑問を持ち、青森で昼は農業、夜は海外大学でシステム工学の講義を非常勤でしています。 最近は、仕事で「/」スラッシャーを目指してます。

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  • 痕・約束

    基本的に、原書は出来上がっているので、毎日投稿します。 農家兼業ですので、たまには、サボります。 記事の抜粋や転記は、一言、お願いします。 無断転記は、趣旨が歪められるので、ご遠慮下さい。 誰か~挿絵書いて欲しい…

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今更ですが、聞いてみたい!・お題です

「ぶっちゃけですが…」 「痕・約束」について 物語を書いてはみたモノの、長いし、クソつまんねぇな… まぁ、当然です。「言葉遣いが読みづらい」し、 展開が単調なんですよね。 でも、小学生・中学生ってこんなもんだと思います。 特に、今から四十数年前って、学校は荒れてましたから… 言葉遣いが読みにくいのは、わざとです。 「I'd」つまり「The Catcher in the Rye」の韻を踏んでいます。 更に、続けるならば「子供らしさ」を表現に盛り込んだのです。 そして、判

    • 歯が痛い!

      こんばんわ…ただ今私事ではありますが…とても歯が痛い… (AM1:00) (T_T) あまりのいたさに跳び起きた… で、気付いたのは治療したての歯じゃ無い… 肉に埋まっていたはず(それも横向き)の、親知らずが出始めている… 肉を突き破ってるんだから、こりゃマジに痛いわ… 一度歯磨きし直し、たまたま手元にあった歯肉炎の薬を塗る。 更に止めの「歯痛・頭痛薬」 それから十分…痛みが引いてきた様子… 寝れるか…

      • エッセイスト 黒岩唯

        • 痕・約束(きず・やくそく)28・『 の章』「それからー中編」

          「それからー中編」 <1>  新聞社いや局長の計らいで、僕はトウキョウの某私立大へ無事合格は出来たけれど、最後の最後まで、両親とも僕のやっていることが理解出来なかった。  建前上、僕はトウキョウの私立大を四校受験しているんだ。何故私立大学なのか…当時、センター試験制度は無かった。共通一次試験と呼ばれていた制度だ。国立大学ならば、そこからがスターになるのだが、私立大は共通一次試験は受けても受けなくても、学内の二次試験だけで合否がほぼ決められていた。大きな私立大になればなるほ

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          痕・約束(きず・やくそく)27・『 の章』「それからー前編」新章突入!

          「それからー前編」 <1>  ここから先は、普通ではないけれどありきたり話なので、この物語では短く話そうと思う。  また機会があれば、紹介することもあるだろう。  けれど、このまま話を止めてしまえば、喉に引っかかったトゲを取り出すことも、飲み込めないのも事実だと思う。  だから、出来る限り手短に、話を進めていこうと思う。  僕が入学した高校ミナミは、実のところ大学への進学率は、そうそう高くはなかった。一浪・二浪は当たり前…そういう雰囲気はあった。  けれど部活動、特に

          痕・約束(きず・やくそく)27・『 の章』「それからー前編」新章突入!

          今更ですが、聞いてみたい!

          「ぶっちゃけですが…」 「痕・約束」について 物語を書いてはみたモノの、長いし、クソつまんねぇな… まぁ、当然です。「言葉遣いが読みづらい」し、 展開が単調なんですよね。 でも、小学生・中学生ってこんなもんだと思います。 特に、今から四十数年前って、学校は荒れてましたから… 言葉遣いが読みにくいのは、わざとです。 「I'd」つまり「The Catcher in the Rye」の韻を踏んでいます。 更に、続けるならば「子供らしさ」を表現に盛り込んだのです。 そして、判

          今更ですが、聞いてみたい!

          痕・約束(きず・やくそく)26・『破の章』「MEng顛末・閑話休題」章結

          「MEng顛末・閑話休題」  中学時代、間に新聞社が仲介したことによって、USA私大院のMEngを取得したことは事実なんだ。  それも「主席」と云う形で。  従順に進めば、Doctorと云う形に残ったのかもしれない。  ただ、僕のMEng「主席」は形式上であり、日本の新聞社のバックボーンがあったからなんだ。  だいたいにして、いまだ日本の学歴社会は、工学系においてUSA・UK・EUに属してい。  だから僕は、本文の中でも「日本では価値はない」と云っているんだ。  USA

          痕・約束(きず・やくそく)26・『破の章』「MEng顛末・閑話休題」章結

          痕・約束(きず・やくそく)25・『破の章』「教頭の話」

          「教頭の話」 <1>  私は、チュウオウの合格証と書類を受け取り、職員室から出た刹那、教頭に呼び止められた。 「少しだけ、マツハシ君と話がしたいんだが…時間はあるかな?」  はぁ…特にこれから何か用事があるわけでもない…一体何だろう?  職員室の隣の教頭室に私は通された。警戒する必要も無いけれど、教頭室はいつの間にか整理され、机と面談用のテーブルがあるだけ…  やっっぱり、一年間限定の特例の教頭だったんだと、今更ながら知ってしまった。「タムラ君専任教頭…」噂は本当だったん

          痕・約束(きず・やくそく)25・『破の章』「教頭の話」

          痕・約束(きず・やくそく)24・『破の章』[そして卒業へー後編]

          「そして卒業へー後編」 <1>  結局の所、僕達の距離は、近づくことも遠くなることも無かったんだ。  登校は誰よりも早く校門をくぐっていたし、下校時も僕は敢えて、彼女と一緒に帰ることも無かったんだ。  大概彼女が部活を終わっても、手伝いをして貰っても、僕は図書室にいるけれど、必ず早めに彼女を送り出す。  生徒がいなくなる前には帰すようにしていたんだ。それが僕のエゴだとしても、それだけの距離感が必要だと信じていた。  卒業式も、ただ平凡で、つまらなかった。ただ永延と続く

          痕・約束(きず・やくそく)24・『破の章』[そして卒業へー後編]

          痕・約束(きず・やくそく)23・『破の章』[そして卒業へー前編]

          「そして卒業へー前編」 <1>  僕には、いくつか進路のメニューが提示されたんだ。  あれを見たら誰だってレストランのメニューかな?って思うに決まっているんだ。  一つ目が、卒業後直接MITへの入学。二流とは云えMEngを取得したんだ。推薦状は新聞社とアメリカの大学側が直接書くんだとさ。ただし、それまでに、普通に英会話が出来る程度の語学力が必要なんだ。今じゃ普通だけど当時は駅前留学なんて無いんだ。当時は、アオモリじゃ無理な話なんだ。トウキョウで生活しながら学ぶ必要があっ

          痕・約束(きず・やくそく)23・『破の章』[そして卒業へー前編]

          痕・約束(きず・やくそく)22・『破の章』[進路ー後編]

          [進路ー後編] <1>  僕は進路を見失っていたんだ。  ヒロサキの田舎じゃたかが知れているのは、もう判ったんだ。じゃぁ一体どうすればいいんだ?  飛び級だって、無理があることを知ったんだ。  普通高校へ行って、大学へ行って…それじゃ遅いんだ…もう世界が動き出しているんだ。 「日本は、いつだって遅い」  今の日本は大企業の思惑で、汎用機に傾いている…それじゃダメなんだ。   それだけは確証出来るんだ。効率の高いCPUを皆で奪い合う…  しかし、小型の端末だってCPUはあ

          痕・約束(きず・やくそく)22・『破の章』[進路ー後編]

          痕・約束(きず・やくそく)21・『破の章』[進路ー前編]

          [進路ー前編]二年の終わり <1>  唐突に、教室内に校内放送が入った。チャイムも鳴らさない。 「タムラ・ジュンヤ、今日は、学校に来ているな!すぐ職員室に来い!逃げるなよ!繰り返す…」おいおい、こういう放送を教員がやっていいのか?僕はそう思った。  逃げても無駄だ。そういう事だろう。  だいたい何で、「今日は学校にいる」って決めつけて放送するんだよ…これじゃぁ、僕は犯罪者みたいじゃないか。 「今度は、何やらかしたの?」  そういうマツハシには、実際、問題児に見えるの

          痕・約束(きず・やくそく)21・『破の章』[進路ー前編]

          痕・約束(きず・やくそく)20・『破の章』[林間学校・閑話休題ー後編]

          [林間学校・閑話休題ー後編] <1>  炊事は、大雨の中、決行されたんだ…バカだ。  僕は、例のポケットラジオでノイズを拾う。「カリッ」「ピリッ」「ガッガ」…目視は出来ないけれど、確実に雷雲が立ち始めているんだ。  仮にもここは、公共のキャンプ場なんだ。避雷針位はあるだろう…それでも木立があるんだ。危険な事に変わりは無いんだ…  先生達は炭を熾して、暖まれっていうけれど、全身ずぶ濡れで、どうやって火を熾すんだよ…  そう想う。機転の早いヤツは僕を含め着替えを済ませてい

          痕・約束(きず・やくそく)20・『破の章』[林間学校・閑話休題ー後編]

          痕・約束(きず・やくそく)19・『破の章』[林間学校・閑話休題ー前編]

          [林間学校・閑話休題ー前編]   <1>  本当に、この学校の悪い決まり事だよな。僕はそう思う。  僕にとっては、せっかくの夏休みななんだ…時間が勿体ない。  けれど、中学二年なんだ。異性と仲良くなれるチャンスなんてそうそうないんだ。はしゃぐのは判るけれど、去年の事を考えれば、僕は鬱々としてしまうんだ。  ヨン中最大の、悪しき伝統…一年、二年は、トワダ湖・ネノクチでのキャンプ施設を利用した林間学校があるんだ。 「自然を体感しよう!」なんて、スローガンが或る事自体、僕に

          痕・約束(きず・やくそく)19・『破の章』[林間学校・閑話休題ー前編]

          痕・約束(きず・やくそく)18・『破の章』[ジンとオバラ]

          [ジンとオバラ] <1>  実のところ、僕の中学の記憶はここまでなんだ。  断片的だけどマツハシとの思い出はこの後は少ししか無いんだ。彼女から嫌われようとした…僕の外見もそうだし、考え方って云うのかな?彼女には相応しくない、そう思い込んでいたし、彼女の人気を考えれば逃げ出したくもなるんだ。  できるだけ目立たないように、僕は、自分の道を進もう、そう考えていたんだ。  日本人適思考「出る杭は打たれる」んだから、僕のような変わり者に、彼女を近づけさせたくもなかったんだ。  

          痕・約束(きず・やくそく)18・『破の章』[ジンとオバラ]

          痕・約束(きず・やくそく)17・『破の章』[分かれ道]

          [分かれ道] <1> ここが彼女の自宅の前なのであろうか?僕の自宅とそんなには離れてはいないんだ。  それでも小学校の学区は違うんだ。    ぽつり、彼女は切り出したんだ。 「ジュンヤ君、今でも、やっぱりタテヤマさんのこと好き?」  彼女は何度もその言葉を繰り返してきたんだ。  難しいな…一言で言うなら答えは簡単なんだ。「好きだ」と云えばいいんだから。  でも、マツハシにだけは、正面から答えたいんだ。  一週間に一度しか会えない、タテヤマに好意を持たれたのは事実なんだ。

          痕・約束(きず・やくそく)17・『破の章』[分かれ道]