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【印象】新年度における花見の大切さ

日本で(しかも公務員として)働いている以上、年度末-新年度の忙しさは殺人的だ。
昨日も、通勤途中のJR東海道本線で、人と電車の触車事故が、岐阜と安城で、ほぼ同時に起こって、私は大府駅で上下線とも動かず、迂回経路もなく、あえなく詰んだ。
自分の前後で、人身事故が同時発生したのは、人生はじめての経験で、少し身震いした。
そんな昨日の事は、明日は我が身かもしれない。
そして、岡崎城の桜を見ながら、私は「こういう理由もあって、花見って必要で、日本人に愛されてるんだ。」と気付いた。
もちろん、桜花の綺麗さ、人生とも通じる優美なる儚さの魅力もある。
しかし、花より団子。
そこに集い、話し、笑う事で、人々は新年度の憂うつ、環境の変化によるストレスなどを発散させるのだろう。
桜の花びらには、エフェドリンという興奮作用を持つ成分が含まれるそうだ。
我々は、酒の力を借りて、桜の力を借りて、家族や友人の力を借りて、人生の節目となる、いくつかの困難を越えていくのだろう。
明日へと続く、この桜の道を通って。


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