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エッセイのようなものついでに短歌「ゴルフ場のかしこいカラス」

私は定年退職後、鶴ヶ島ゴルフ倶楽部で、ポーターのパートをやりました。

ポーターはゴルフバッグ置き場からお客様のゴルフバッグを持ってきて、キャディカートに積むのが最初の仕事で
次にカートが帰って来たときにバッグを下ろし、お客様にお返しする。
最後にカートの清掃で業務終了です。
結構過酷な労働で、時給700円は苦しかったですね。

ある日、お客様のド派手なカートを見つけました。
カートに昇りの旗を立てていました。
旗の名前をみると

「梅沢富美男」

何だか微笑ましくなりました。


話はカラスにかわります。

ゴルフ場のキャディ室の近くに1本の高木があり
そのてっぺんにカラスがとまり、餌を狙っていました。

カモのカートが来ました。
後部座席にサンドイッチが入ったバスケットを積んでいました。
サンドイッチはレジ袋に入っていることはカラスも知っているのですね。

突然カラスはカートに飛び乗り、なんとバスケットの留め金をくちばしで跳ね上げたのですね。

そして、中に入っていたレジ袋をくわえ、高木のてっぺんまで持ち去りました。

あとはのんびりとした、カラスのランチタイム

お客様は憤慨していましたが
カラスのあまりにも見事な腕前に、何だか微笑ましくなりました。


ゴルフ場(ば)の
カラスはえらい
カート上の
バスケをこじ開け
サンドを持ち去る



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