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山百合の咲く小径

前回の山百合の投稿から
「山百合観察日誌」を
つけていますが、
今が見頃です。



これ程多く咲いているわけ
ではなく、
同じ百合をアングルを変えて
撮影しているので
開花本数は5~6輪です。

私が観察日誌を記録するほど
惚れ込んでいるのは
この「山百合」と
8月頃に咲く「キツネノカミソリ」です。



万葉集巻七

道の辺の
草深百合の
花笑みに
笑みしがからに
妻と言えべし

(道端の草の茂みの百合のように微笑んだだけなのにあなたは私のことを妻だというものでしょうか、そうではないですよね)

これは、男の口説きを断る
女性の歌です。
歌でお断りされると
もうどうしようもないのですが何事も浪漫チックな
時代でしたね。

ここでの百合は大輪の山百合のようなものでなく、可愛らしい小さな百合だと解説にありましたが、そのほうがこの歌にふさわしいですね。


小径にて
咲く山百合に
惹かれるも
近寄り難し
高嶺の花に



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