「速く」ではなく「強く」_風が強く吹いている【読書メモ】
箱根駅伝を舞台にした三浦しをんさんの青春小説です。先日、春一番が吹いて、X(ツイッター)のトレンドに『風が強く吹いている』がランキング入りしていましたのでピックアップしてみました。
タイトルの『風が強く吹いている』は登場人物が、速く、強く、走った結果として、風が強く吹いていると感じている描写だと思っています。
ただ単に競技に勝つだけではなく、長距離走の魅力も伝わってきます。
さて、最近、改めて問題になっている実写化についてです。本作品も映画化されていて、アマゾンプライムで見ました。あまり記憶に残っていないのですが、流石にこれは酷いなと思ったシーンがあります。
それは、箱根駅伝の中継中に強い風が吹いて原稿が飛んでしまい、アナウンサーが原稿を抑えながら「強い風が吹いています」と実況するシーンです。
ち が う だ ろーーー!
本当の強風を吹かせて、どうすんだ!
なんでそんなチープな演出をするんだ!
ちゃんと原作を読んだのか!
って、思いました。
サポートして頂いたら有料記事を購入します!