第83回研究会は対面形式で実施し、国土地理院が行っている防災・地理教育支援と地理院地図の概要について講師をお招きして講演していただきました。
　国土地理院では、「国土を測る」「国土を描く」「国土を守る」「国土を伝える」の４つを主な業務とし、国内の地殻変動や災害状況についても正確かつ迅速にわかりやすく情報提供を行っています。また、地域に即した地理教材など、授業で活用できる様々なコンテンツも提供しています。
　その中でも、国土地理院が整備しているウェブ地図である「地理院地図」の概要と活用方法について今回の研究会では詳しくご説明していただきました。
　「地理院地図」では、基本的な地図の上に、昔の空中写真や標高、災害リスク等様々な情報を重ねることで、その土地や地域の特性を視覚的に理解することができます。また、地図や写真を３Dにしてみることができ、３Dプリンターを使えば立体模型を作成することも可能です。探究的な学びにも非常に役立てられるのではないかと思います。