「間・ま」

とてもせわしない患者さんがいる

話していてもものすごく返しが早い
ブツブツ会話が切れる
行動も早くてさっぱりしているが

いわゆる「遊び」がない感じ

悪い人ではないが
なんか、気になる

ふと思った

間(ま)がない
余分がない
空白がないんだ

間(ま)って大事だ

間って何もない場所
何もない空間

本を読んでいて「行間を読む」っていう意味
昔はわからんかったけれど
いまでは
なんとなくわかる気がする

言葉も同じ

古代人は時間と空間、宇宙を
「ま」という一音であらわした
そこに真理や真実があると知っていた
と書いてあった

間を大事にすること
何もない所を意識する

患者さんと話していいて
程よく間がある会話は心地よいと感じる

せかせかしている人は
話の間がほとんどない

話していて、テンポがずれる人もいる

テンポがバラバラぼ人もいる

話す間って
行動にも現れるとかんじる
所作すべてに出てくる
呼吸が浅かったりするのかもしれない

じぶんの間を持っている人
コチラの間に乗ってくる人

逆に私も引きずられる人
そうでない人がいる

昔は何も話さない時間って苦痛だと感じたが

そうでもなくなってきた

間って何もないことない
むしろ
そこには言葉にできない思い
があったりするから

むしろ虚ろな言葉よりも

訴えるものがある

間がないと「間抜け」になる
言葉を大事にすると同時に
言葉と言葉の間にも
意味があると意識して
話すといいなと感じる

自分の間は大丈夫か

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