私はたくさん服を着ていた

ああなりたいの服（憧れ）
これはダメだの服（自己否定）
こうするべきだの服（判断基準）
これで仕方ないのだの服（諦め）

いろんな服を来て
着ぐるみ状態

だから
動きも鈍くなるし
私が着たい服もよくわかんなくなって

モゴモゴもごもご動いてた

自分の気持ちや
自分の言葉まで
着ぐるみ状態になっちゃって

伝わらない
繋がらない

離れていく

仕方ない

そんな繰り返しが続いていた

一枚一枚
服を脱いでいる

寒くなるかな？
大丈夫かな？

少しだけ不安だけど

私はわたしになりたくて
一枚一枚脱いでいく

そうしたら
本当はその服着るの大変だったんだって

脱いだ服を見ながらやっと気づくんだ

身体が少しずつ軽くなって
動きが軽くなってきた

自分の気持ちや言葉が
感じられるままに
内側から溢れるようになってきた

それでも少しずつ少しずつ

その少しずつができたときに
涙が出るほど嬉しくて

あぁ幸せだなぁって思う

私がわたしになってゆく

そしたら自然と
まわりもまぁるく繋がってきて

過去も
今ここと手を繋いで

これで良かったんだって
笑っている

わたしが嬉しくなったら
みんなも嬉しそうで
それを見ているのが本当に幸せ

ありがとう
ありがとう

世界は優しかった🌎

怖がっていた私
服を脱いで大丈夫

世界はこんなに温かいのだから