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人生はかけっこではなくリレーだった

そうか!

人生はかけっこではなく
リレーだったんだ!

友だちと電話をしているときに
ふっと天から降りてきたように

その言葉が
私を歓喜でいっぱいにした

人生を考えたときに
始まりが生まれたときで
終わりが死ぬとき

その中で
この身体の自分一人で
なんとか成功しよう
なんとか満足したい

ゴールしたくて走っていた

ゴールテープは
死ぬというときにあって
そのゴールを目指して走っていた


だけど
本当はゴールテープなんてない

あるのは
バトンと
バトンを渡す仲間だけ

仲間は
人類生きとし生きるものすべて

どんなふうにゴールするために
どんなふうに走るのか

そればかりを考えていたんだな

大事なのは
私がどんなバトンを持っているかにきづくこと

そして
そのバトンをどんなふうに持って
どんなふうに次の人にパスをするのか
それを決めて走るということ

それが大事なんだとわかった


そうなったときに
私は
この身体の自分という境界線が
少し溶けたような気がした

境界線が溶けて
全体と一つになって
そして
その全体の一つのポジションに私がいる

そのポジションは
身体があるわずかな時間で
どんなふうにパスをまわしていくのか

それだけがシンプルにあった

それがわかったとき
私はこのポジションを大事にしたいと思った

誰かが懸命に生きたから
今の私がある

限りある命のバトンを
次は私が持って走る番なんだ


そう思ったら
そこにはもう感謝しかない
感謝と涙で
ぐしゃぐしゃな顔で走ってる

それは歓喜のリレーだ

ありがとう
ありがとう

こんな平和な日本にしてくれて

毎日あったかい布団で寝て
大好きな家族と一緒に
あったいご飯を食べることができる

安心して外に出ることができる

それはたくさんの人が
バトンを必死になって渡してくれたからなんだね


そんな当たり前のことに
気づかずに
ずっと自分だけのかけっこだと思ってたよ


次の次の
またその次の未来に向けて

今私は
私のポジションを楽しもうと思う

全力で
笑いながら
感動しながら
歓喜の涙で満たされながら
このポジションを全うしよう


そんな気持ちが
腹のそこにストンと気持ちよく落ちた

そんな土曜日の朝


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