知り合いにはなっていても
そんなに頻繁に会う人ではない。

会いたいなとは思うけど
なかなか会う機会をつくれない。

そんな人がたくさんいるなぁ。

だけど、実は人は出逢うべくして出逢っている。
そして、必要な時にその距離はグッと縮まる。

そんなことを昨日は体感した日だった。

愛さんと知り合ったのは、3年ほど前。
大分県のフリースクールが増えてきたことを受けて、「連合会をつくりましょう！」とみんなに呼びかけてくれた。

3人の子どもを持つお母さん。
仕事でもなく、想い一つで行動していた。

一方私はフリースクールを立ち上げるのに必死な時期。
夜のオンライン会合に自分の予定を合わせる余裕もなく、程なくしてその場から退くことにした。

それから３年間はほとんど愛さんとの接点はなかった。
facebookで少しお見かけする程度でやりとりもない。
連合会はどうなっているのかな…と気になりつつも、自分たちのことで精一杯の日々は過ぎていった。

去年の冬、連合会のイベントに声をかけてもらい、私たちも子どもたちと参加することになった。当日までバタバタで、主催者の愛さんには準備から片付けまで大変お世話になった。

そのとき連合会のメンバーにも入っていない私たちに声をかけてくれただけでなく、準備も片付けも不十分だったのに嫌な顔一つせずに対応してくれた愛さんの姿に密かに感銘を受けていた。

あれから約一年。
フリースクールを退職することになり、facebookにその旨を投稿したところ、すぐに愛さんからメッセージが来た。

「ぜひ一度お会いして話がしたいです」

ありがたいことにたくさんの人からそのようなメッセージをいただいていたけれど、愛さんは「具体的に日程調整をしたい」とすぐに言ってくれた。

簡単に最近の心境をメッセージに載せてやりとりをしながら、何だかとても大事な時間になるような予感があった。

そして迎えた当日。

愛さんと初めて二人っきりで話す日。
木の温もりを感じる素敵なカフェで待ち合わせた。

初めは少しお互いに緊張しながらも、自己紹介がてら最近の色んな話をした。助産師さんを経験した後、心理学を学び、今は大人の人が自分自身を深く見つめ、自分らしく生きるために行うセッションを仕事の中心に添えているという。

「学校をつくろうとした想い」「連合会をつくろうとした想い」

つくったものは違っていても、私たちそれぞれの想いの中には、共通のものがあった。
それは「心を大切にする」ということだった。

産婦人科や小児科で子どもたちの命が次々と失われていく現場の中で愛さんが感じた
「命とは」「生きるとは」「心とは」

従兄弟の自死、妹の不登校、公立の学校現場で私が感じた
「命とは」「生きるとは」「心とは」

この世界には、本当にあるものは一つしかない。
それはこの世界をつくっている大きな一つの愛の世界。

そんな目には見えない、にわかには信じがたい、だけどなぜか確信に満ちている話がすぐにできた。そのことにただただ私たちは感動していた。

「こんなこと、あんまり人には話せないよね。怪しがられるもんね（笑）」

そう笑い合いながら、私たちはこの出逢いに何かを感じていた。

「何か二人でできることないかな？」

愛さんのこの言葉に突き動かされるように、今から私がどんな場所をどんなビジョンで開いていきたいかを一気に話した。

すると、愛さんの眼がどんどんキラキラと輝いていくのがわかった。

「すごくいい。私、そこにいて絵を描きたい」

そういった愛さんは、少女のような笑顔で笑った。

そして最近、絵本をつくりたいという夢ができたという愛さんは、これから私が開いていく学び場で過ごしてみたいと言った。

私は、子どもたちの学び場に「仕事をしている大人」や「好きなことを楽しみながらしている大人」がいることがすごく大事だとずっと思っていた。

愛さんが来てくれたら、どんなに素敵だろう。
子どもたちと一緒に絵を描いたり、歌を歌ったり、絵本を読んだり。
そうやって、優しくて豊かな時間を子どもたちと共に過ごせたら、どんなに幸せだろう。

「ぜひ、来てください。ここから何が始まるかはわからないけれど、愛さんと同じ『心』で何かをできたら、それはとてもやさしい世界になると思います」

夢中で話していた私たちは、時計を見て驚いた。
なんと６時間も続けて話していたのだ。笑

「すべてはなるようにしてなっている」
「出逢うべくして人は出逢っている」

タイミングも合うときは不思議なくらい合う。
逢えるときは、全く無理がなく逢える。

それは、きっと私たちの目には見えないエネルギーの世界がそうしているんだと思う。

だったらもう、感じるままに動くしかない。
五感を通して感じることができない世界のことは、心が一番わかっている。

大きな一つの愛の世界。
そこからすべてを始めていこう。

そうすれば、今目の前にある現実は
私たちが想ったように自然と動いていくから。

愛さんとの新たな出逢いがこれからどんな世界をつくっていくのか。

それを思うだけで、心がポカポカして、今にも踊り出しそうなくらいわくわくしている。

愛さんのnoteとInstagramもぜひ覗いてみてください💖

私とお話しした後、たくさんの絵が生まれたそうです✨☟