見出し画像

自分らしい働き方を創るSNS発信とは~『誰も教えてくれない編集力の鍛え方』著者まむしさんインタビュー~

【この記事の文末にはPRが含まれます。】
誰もが気軽に情報発信する時代、SNSアカウントを仕事に繋げたいと考えているライターも多いのではないでしょうか。

編集者・まむしさんは、編集に関する知見をSNSで発信したことをきっかけに、2023年12月に著書『誰も教えてくれない編集力の鍛え方』を出版。

発信を通じて自分らしい仕事をするために、意識すべきSNSの活用方法について伺いました。

SNSを通じた人脈構築がカギ

――まむしさんがSNS発信を始めたきっかけや意識していることを教えてください。

『誰も教えてくれない編集力の鍛え方』を出版するきっかけとなった現在のX(旧Twitter)のアカウントは、気軽にやり取りできる人間関係が欲しいと思って1年ほど前に始めました。

身の回りに3人くらい気の合う仲間がいれば十分という考えを持っているので、フォロワー数はあまり気にせず、自然体でつぶやいています。そのことが、結果的にSNS上でやりとりをする人たちが増えていく感じになったように思います。

SNSを通じて人と繋がることは以前から意識していました。「30代のうちに友達1,000人作ろう」とFacebookで積極的に活動していたことも。

元々、医薬品業界の記者として専門性の高い記事を執筆していました。しかし、SNSで発信活動をするにあたっては、医薬品の専門家より現場で働く医師や医療従事者の知り合いを増やしていきたいと考えていました。
Facebookで繋がると、自分の記事をどんな人が読んでくれているのかといった読者理解を深めることもできたのは良かったと思います。

個人的に重要だと思うのは、SNS上で”顔が見える数人”を確実に作ること。さらに、同じテーマを扱っている別のアプローチをしている人と繋がるのがポイントかなと思います。

例えば自分がライターである場合、研究職や営業職の人と繋がると、そこで新しい知見が生まれたりお互いの持つアプローチ方法のコラボレーションをしたりと輪が広がっていくのではないでしょうか。

SNSで繋がった人たちと一緒に何かを発信したり、自分の発信に確実に反応してくれる人がいたりする状態を目指す。これがSNSでの発信活動の大事なファーストフェイズだと思います。

そして発信を続けていくと、今度はお互いのフォロワーさんが興味を持ってくれることも起きます。自分一人では繋がれなかったような人たちとも交流を持てるんです。

”人と繋がること”が専門性を深める


――「SNSで発信したくても、自分には専門性がない」という悩みを持つ人もいるかと思います。専門性の身に付け方についてどのように考えますか?

初心者の方からは、専門性の身に付け方についての悩みもよく耳にします。アドバイスを求められたら、「5年前に自分が悩んだテーマを取り上げる」ということを伝えています。
当時の悩みを軸にして、昔の自分に発信するくらいの気持ちでやってみるのです。そうすると読者像も明確になりますし、実体験に基づいた発信ができるので、専門性の見つけ方と伝え方の両方がクリアーできます。

ただし、過去の経験1つだけだとすぐに手札がなくなってしまいます。そうならないためには、同時に自分にない視点をもたらしてくれる人と繋がっていくようにしていくといいのではないでしょうか。
複合的な視点を持てるようになると専門性の強化になりますし、新たな展開に繋がる可能性もあります。

視点を増やす目的で繋がりを作っていこうとするときには、最初に「自分の持つ専門性を受け入れてくれる相手は誰か」ということを考えておくといいかもしれません。

例えば、医療系ライターをしていた時の自分は、20年後にできる薬について詳しく発信したいと思っていたけれど、その情報を求めている相手はそう多くないということもある。当時はそのことに考えが及んでいませんでした。
高度に専門的な情報を求める層というのはもちろん存在すると思いますが、本当に自分が繋がりたい人たちはもっと身近にいる意識の高い人なので、発信と受け取り手が食い違っていたのだと思います。

また、私は、一人で考えるより人に話を聞いて解決できるならその方がスムーズだと考えます。そのため、「気軽にダイレクトメッセージを送ることのできる関係性をどれだけ作ることができるか」という気持ちでSNS発信をしています。

ライター同士など同じ立場の人と繋がって、日常の悩みを解決し合うというのもSNS発信の目的の一つとしてあると思います。一方で、SNSの発信を仕事に繋げたり、専門領域の知見を深堀したりするには、同じテーマでも違う切り口で見ている人たちと繋がってみるのも効果的なのではないでしょうか。

やりたいことを実現するためのSNS発信

――発信をきっかけに著書を出版されたまむしさんから見て、ライターの仕事に繋がるSNS発信とはどのようなものですか?

編集者から見て、SNS上で「この人が気になる」というパターンは大きく3つあると思います。

1つ目は単純に目立っていること。フォロワー数の多さやTwitter関係なく有名人であるなどですね。企画会議などで「どんなふうにすごい人なのか」を説明しやすいんです。

2つ目は発信内容に目をひくものがあること。特定のバズツイートを生み出しているといった、SNS上で実績を生み出していることがこれに当たると思います。

3つ目はSNSを通じてその人のキャラクターを理解できること。例えばコミュニケーションから、「この人とは仕事がしやすいだろうな」と伝わってくるのです。自分から見て受け手のことを考えてツイートをしている印象があれば、臨機応変な対応ができる人なんだろうなと思います。

SNS発信の際にできることとしては、自分が今後やりたいことをピックアップし、その領域で活動している人と繋がることをおすすめします。

私の場合、Xで気になる人の投稿へは必ず感想をつぶやくようにしています。
編集者は自分の書いた記事の感想が気になるという人が少なくないと感じます。なので、記事を読んで自分の琴線に触れたものや思うことは包み隠さずつぶやくと、編集者の目にとまりやすくなるように思います。

それから、相手の求めているアクションをすることも繋がりを生むきっかけになるのではと考えています。
例えば、著書が出るという発信に対して「読書会をしてみたい」とつぶやく、ダイレクトメッセージで感想を送るなどです。

冒険的な取り組みだなと思ったら、真っ先に支持することもいいかもしれません。
「あなたの発信に基づいて、自分はこういうチャレンジをしてみました」という報告も印象に残りやすいと感じます。

こうした行動をしていくと、「こちらが何か発信すると反応を返してくれる人」として認識してもらえるようになっていくように思います。

SNS発信で人と繋がり、さらに仕事に繋げていくには、自分の興味関心に基づいて素直に行動することを何より大切にするといいのではないでしょうか。

【PR】ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
この記事は、『なつみと式Webライティング講座』内の企画により作成されたものです。

なつみと式Webライティング講座とは、Zoomを使ったマンツーマンレッスン。

全12回のレッスンで、Webライティングや仕事の受注の仕方など、Webライターに必要なノウハウが学べます。

また受講生用のコミュニティでは、受講生同士の交流や、オンライン交流会、勉強会なども開催されています(今回のインタビューもコミュニティ内の企画なので、なつみ先生のサポートを得ながら進めてきました!)。

この記事を見てお申込をされた方には、5,000円分のAmazonギフトカードがもらえる特典があります。

申込みフォームの紹介者欄に「まむしさとみ縁」と記入してください。
ぜひ特典を受け取ってくださいね!

https://natsumi1984.com/web-writer-lesson-2023/


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?