振り返り22:三間飛車に銀冠穴熊


図1

△73桂としたが、ここは△75歩がよかった。▲同歩△72飛に▲66角△65歩▲48角△64銀と進むのを想定していて、▲96歩(参考図1)のように待機されるとどう指すのか分からなかった。

参考図1

参考図1からは△86歩▲同歩△82飛▲59角△62飛▲57飛△66歩(参考図2)
のように細かく動いて後手有利。

参考図2

こうなると飛車角の働きが大差。


図2

△75歩▲61歩成△82飛としたが、いまいち。△65歩▲61歩成△64銀ならまずまずだった。75は銀が進んでいく場所だった。


図3

ここは△86歩を入れるタイミングだった。▲同歩に△65歩で互角。
本譜は単に△65歩としたので、△86歩を入れるタイミングがなかった。
▲35歩を取れないか考えていて、△86歩と△65歩の組み合わせをうっかりしていた。


図4

ここは相当悩んで、勝負手気味に△84飛とした。最善は△34歩▲46角△35銀▲57角△26銀で互角。
△35銀は後が続かないのでまずいかと思ったが、先手からのわかりやすい攻めもないようだ。実戦は以下に先手のミスがあり、押し切った。

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