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方向転換(反対の足で舵を切る)

方向転換(反対の足で舵を切る)

前回は歩き出す時にどちらの足から進むか、または茶室等に入る時もどちらの足から入るかをお話しました
今回は止まっていて歩き出す時に方向を変えるやり方について説明したいと思います
黄檗売茶流では行く方向の反対の足で舵を切ります
例えば立っている所から左の方へ行く時は右足で舵を切ります
右足のつま先を左側に向けて次の一歩は左足で左の方へ出します
この時舵を切る右足は最初揃えて並んでいる左足に触るぐらいの場所で方向を変えます
右足が内股の様になり次は左足で一歩です
右足が左へ向く時身体の回転するイメージです
決して左足を向きを変えた右足に揃えないで左側へ一歩!もう身体は少し左に向いていますので前一歩と言った方が良いかもしれません
こうして方向を変えます
なんだか面倒だな?なんて思った方も居るかと思うのですが野球で盗塁をする際1塁ランナーは少しリードして、しかし前、ダイヤモンドの中心のピッチャーの方を向いています
ここらか右の2塁まで走るのですが、いきなり右足から一歩だしません
先ず2塁の反対側の足、左足のつま先を右、2塁の方をむけて、それから右足が2塁のほうへ一歩走りだします
左足のつま先を2塁の方へ向けて右足を左足に揃えてから走る選手はいません!
これと同じ動きが黄檗売茶流の方向転換なのです!
どんな方向転換よりも無駄がなく効率的な事がわかります
効率的だけではなく美しく動けるのです
仮に後ろへ回る時も同じです
右周りをして後ろへ進むのなら左足で舵を切り身体は少し右へ向いています
次の一歩は右足で一気に後ろ側へ踏み出します
左周りも同じです
勘違いされるのが歩いている時の方向転換です
歩きている時は自然の曲がる事が大事だと思います
あまり角角と角のある曲がり方よりも少し自然な流れで方向を変えられればと思うのです

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